労組交流センター 結成の原点に立ち闘う 自己変革かけ白熱的な総会
労組交流センター
結成の原点に立ち闘う
自己変革かけ白熱的な総会

全国労働組合交流センターは2月7~8日、第33回定期全国総会を開いた。組織内での深刻な女性差別・性暴力事件が発覚して以来、交流センターは組織の生まれ変わりをかけて格闘に次ぐ格闘を重ねてきた。そのさなかでの総会は、これまでにない白熱的な討議の場になった。
飯田英貴事務局長が運動方針を提案し、許しがたい女性差別・性暴力事件が組織内で起きたことをまず謝罪した。交流センターの指導部が女性差別にあまりに無自覚であり、女性差別との闘いが運動の中に位置づけられず、会員と労働者階級への大変な裏切りを行ったと厳しく総括し、根底的な自己批判を通して組織を根本から生まれ変わらせる決意を述べた。
そして、事態は指導部が情勢の厳しさに負け、帝国主義の戦争攻撃に屈服してきたことと一体であり、この1年、当該の女性たちを先頭に切り開かれた革命的女性解放闘争は、交流センターの原点の「帝国主義を打倒する労働運動」を甦らせたと提起した。さらに、命がけで告発に決起した当該女性と共に闘う立場に立つためには、とりわけ男性会員が女性たちの苦しみと怒りに肉薄し、女性差別に怒り、日常不断に差別と意識的に闘うことが必要だと訴えた。
飯田事務局長はまた、交流センターの再出発のためには、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部、全国金属機械労組港合同、動労千葉の3労組共同代表体制の崩壊の総括は避けて通れないと述べた。3労組は新自由主義の攻撃に負けず闘ってきたが、それぞれが困難に直面する中、労働運動全体の前進にその突破を求めて3労組共闘を生み出した。この3労組の奮闘に応えて11月労働者集会の可能性を発展させ、多数の労働者を組織する責任はまず交流センターにあったが、その任務を全力で担っていたかどうかの主体的総括から、今こそその実践が求められていると提起した。
そして、改めて交流センターを「階級的労働運動をつくりあげるために闘う意識的活動家集団」と位置づけ、組織変革の格闘を階級全体の獲得につなげる新たな闘いを呼びかけた。2026~27年、中国侵略戦争―世界戦争に突き進む帝国主義を打倒する立場から時代認識を鮮明にさせ、労働者階級全体の立場で方針を形成し、労働者に信頼される献身的な活動家集団を形成することが必要だ。
こうした課題を明らかにした上で、昨年の11・2労働者集会で動労千葉が掲げた四つのスローガン(①中国侵略戦争阻止、差別・排外主義と闘う労働運動をつくり出そう②戦時下における労働運動の歴史的転換に抗する労働運動をつくり出そう③国鉄分割・民営化反対闘争の地平を水路に、連合路線と対決する労働運動をつくり出そう④反動高市政権打倒、闘う労働者の新しい党をつくり出そう)の中身を具体的に構想し、実践しようと訴えた。
討論は、この1年の闘いの先頭に立った女性会員が牽引(けんいん)した。
女性差別との闘い
主体的総括と決意
各地区の会員が、女性差別に加担していた自己を切開し、差別を生み出した路線的誤りを突き出して、何としても変革を実現する決意を語った。同時に、各発言は真に主体的な総括に基づくものか、事態を他人事としてとらえ問題をすり抜けていないか、とりわけ男性の無自覚の言動に女性差別が表れていないかが女性会員から厳しく検証された。相互批判―自己批判のやり取りが続く緊迫した討論は、自らを帝国主義を打倒する存在として立たせるために行われた。
総括答弁で田中康宏代表はまず、共同代表の一人が性暴力事件を起こし、それを隠蔽(いんぺい)する組織に交流センターが転落していた責任は代表の自分にあると謝罪した。その上で、階級的労働運動を甦らせる力は交流センターにしかない以上、もう一度この存在を位置づけ直し、必ず再出発をかちとらなければならないと述べ、総選挙で情勢が一変する中、立ち止まっていることは許されないと強調した。そして、結成の原点に立ち返り、階級的労働運動を再生させる困難だが歴史的な任務を担おうと訴えた。
運動方針を採択し、「大坂正明さん奪還・星野国賠闘争勝利」と「革命的女性解放闘争を前進させ高市打倒・中国侵略戦争阻止を」の2本の決議を上げた。
2日間の白熱的な討議で交流センターはさらなる自己変革を貫徹し、中国侵略戦争阻止・日帝打倒へ全力で闘う方針を打ち立てた。