米「普天間返還せず」 辺野古建設即時中止せよ!

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週刊『前進』04頁(3435号02面03)(2026/02/23)


米「普天間返還せず」
 辺野古建設即時中止せよ!


 米国防総省が米軍普天間飛行場の返還をめぐり、名護市辺野古の新基地とは別に「長い滑走路が選定されるまで同飛行場を返還しない」と2025年9月の公文書に明記していたことがわかった。米日帝国主義は「普天間返還」「辺野古移設が唯一の解決策」として新基地建設を強行してきたにもかかわらず、米軍は普天間を維持すると公言したのだ。絶対に許せない!
 国防総省が米政府監査院に提出したこの文書は、辺野古新基地の滑走路は普天間のものより短く、普天間の任務の一部は受け入れられないと説明。その任務のために代替の滑走路を確保する必要があり、日本政府の責任で選定するまで普天間は返還されないと明記する。
 米帝が要求する「長い滑走路」とは、民間施設のそれだ。米日帝は13年の沖縄における在日米軍施設・区域に関する統合計画で、普天間返還の「八つの条件」を提示した。そこには辺野古で確保できない長い滑走路による活動に備え、緊急時=戦時に民間施設を使用できるようにすることが含まれている。沖縄県内にある3千㍍級の民間滑走路は那覇・下地島の2空港だ。
 一方、米海兵隊は最新の航空計画に、普天間飛行場の滑走路の補修工事を27会計年度に実施する方針を盛り込んだ。返還予定の基地の補修としては異例の扱いだ。同文書は、「インド太平洋地域の飛行場舗装の維持・補修」を、米議会の承認を必要とし、計画的に予算を確保して実施する大型の軍事建設の優先案件に位置付ける。米帝が中国侵略戦争遂行のために普天間の滑走路を使い続けようとしていることは明らかだ。
 防衛相・小泉進次郎はこのかん繰り返し沖縄を訪問し、「基地負担軽減と南西地域の防衛力強化の『両輪』を進める」と公言してきたが、中国侵略戦争突入下で「負担軽減」などあり得ず、あくまで米日帝はその最前線として沖縄全土を軍事要塞化する以外にないのである。
 普天間基地を返還せず強行される辺野古新基地建設は、軟弱地盤へのくい打ち着手から1月29日で1年。打ち込まれたくいは約4700本で、本数ベースの進捗(しんちょく)率は6・6%にとどまる。破綻は誰の目にも明らかだ。だが工事は人民にあきらめを強制し反戦反基地闘争をつぶすためだけに強行されているのだ。不屈に辺野古新基地建設阻止を闘う沖縄人民と連帯し、中国侵略戦争阻止の安保・沖縄闘争を爆発させよう。
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