革命の時代開く3・8闘争を 杉並で女性解放学習会 戦争と革命巡り活発な討論
革命の時代開く3・8闘争を
杉並で女性解放学習会
戦争と革命巡り活発な討論

改憲・戦争阻止!大行進杉並主催の「女性解放学習会」が2月11日、杉並区内で開かれた。昼の高円寺デモに飛び入り参加した青年たちをはじめ110人が集まり、戦争と革命を巡る熱気ある討論集会となった。
大行進呼びかけ人で杉並区議の洞口朋子さんが「戦争と女性解放」と題する基調報告(要旨別掲)を行った。洞口さんは、「高市・自民党の『歴史的大勝』に絶望する必要はない。戦時下の高市独裁政権の正体がいよいよ明らかになる」と断言。東京第8区・杉並では自民党の女性候補が、「戦争させない。平和のため、子どもたちの未来を守るために」と改憲と大軍拡をあおったが、「これが高市の『日本列島を、強く豊かに』の中身だ」と暴き、「戦争に革命を対置して闘うことが高市への回答だ」と訴えた。
洞口さんは、運動内部・組織内での性暴力・女性差別を「絶対に繰り返さないための変革を進めよう」と訴え、3・8国際婦人デー闘争を呼びかけた。
質疑討論では、初参加の青年から「戦争か革命かの分水嶺の中で、実際に暴力革命をいつ、どうやってやるのか」と問われ、洞口さんが「戦争を革命に転化する闘いを1、2年で本当にやろう。そのためにまず数万規模の反戦デモをつくり出そう」と返すと、「運動の規模が縮小している現状で、精鋭部隊で国家中枢を攻撃して革命を成功させる考えはないのか」と青年。これに高山俊吉弁護士が、「われわれの存在は弱くも小さくもない。第2インター崩壊後、わずか2~3年でロシア革命。これが歴史の真実だ」と応えた。
また、「暴力革命以外の選択肢もあるのでは」との意見に、学生が「原理的に言えば、国家は一つの階級が他の階級を支配・抑圧するための高度な暴力であり、革命は絶対に暴力革命になる」と応答。まさに青年たちの関心は「革命の現実性」についてなのだ。
最後に洞口さんが、「2、3月、反戦デモを大爆発させ、日本で政治と暴力を奪還する闘いをつくり出そう」と呼びかけた。
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洞口朋子杉並区議(大行進呼びかけ人)の講演
今こそ女性は反戦デモへ
総選挙―高市戦時独裁に私たちの回答は「革命」だ
本日のテーマは「戦争と女性解放」です。この東アジアを最大の焦点とした中国侵略戦争―世界戦争が始まっている中で、この戦争をどう阻止し、終わらせるか。第1次世界大戦時のロシアの女性たちの闘いから学びたいと思います。
初めに2・8総選挙の自民党の「歴史的大勝」への私たちの回答を提起したい。選挙結果は自民単独で国会の3分の2を占める戦後初の事態、大政翼賛会に次いで高い議席占有率となりました。高市政権は、この大勝でもって全権委任を受けたとばかりに、改憲と大軍拡を柱に「国の根幹を大転換させる」攻撃を一気に進めようとしています。
しかし私たちは決して絶望する必要はありません。戦時下の高市独裁政権の反人民的な正体、中国侵略戦争の恐るべき内実、高市の化けの皮がはがれ落ちるのは、これからです。「消費減税」や「生活の底上げ」とか言っていますが、大うそじゃないですか! 大軍拡のための増税が待ち受けていることは明らかであり、高市・自民党の虚構を引きはがせば、労働者人民の根底的な怒りは必ず爆発する----私はこのことを強く訴えたいと思います。
自民党大勝はもう一方から見ると、野党の総崩壊です。中道改革連合は集団的自衛権、安保法制、原発再稼働を認め、さらに辺野古基地建設を容認しました。立憲民主党の中のリベラル的なものを全部屈服させ転向させて結成したのが中道改革連合です。東京8区(杉並区)で出馬していた立憲民主の現役(当時)の議員は、中道改革連合に入るために「原発ゼロ」を下ろしました。日本共産党も議席が半減しました。
東京8区では自民党の女性候補が勝ちましたが、最終盤で「子どもたちの未来を戦争に持っていかれていいのか」と言っていました。子どもたちの未来を守るために大軍拡をやる、敵は中国だとあおって、中国侵略戦争に労働者人民を動員していく、こういう扇動を自民党はやったんです。
だから私たちは、この戦争が何のために、誰がやろうとしているのかを、はっきりさせなければいけないと思います。それは一握りの資本家階級とその国家のための帝国主義戦争です。高市自民党は「自衛」の名で、悪いのは中国だとマスコミを挙げて大宣伝していますが、この戦争を引き起こそうとしているのは歴史的に大没落しているアメリカ帝国主義であり、日本もこの戦争に勝利しなければ帝国主義として延命できないところまで追い込まれている中で、中国侵略戦争が狙われているのです。
かつてアジア2千万人を虐殺した侵略の上に、アジア唯一の帝国主義として成りあがってきたのが日本帝国主義ではないですか! その日本帝国主義が差別・排外主義を激化させ、「国を守れ」の大合唱で再び労働者人民を侵略戦争に動員することを絶対に許してはならないと思います。
戦争を止める力はどこにあるのか。私たちが選挙で一票を投じることによって社会を変えることができるという幻想が崩れ落ちています。それは、すごくいいことだと思います。やはり私たちは、女性や青年や学生を先頭とする労働者階級の反戦闘争への実力決起こそが、戦争を阻む唯一の道だと思います。
本日の闘いを皮切りに2・22新宿反戦デモ、3・8国際婦人デー闘争に集まり、日本からトランプ・高市打倒の巨大なデモを巻き起こそうではありませんか。今こそ「平和」ではなく「革命」を対置して闘っていきましょう。これが総選挙への私たちの回答だと思います。
高市首相は、「初の女性首相」ということを掲げて女性を排外主義と愛国主義にからめとろうとしています。高市の「女性活躍」ということこそ、帝国主義がふりまき、戦時下で激化する女性差別イデオロギーそのものです。中国侵略戦争を阻止することなしには、日本軍軍隊慰安婦問題や戦後補償の貫徹、相次ぐ米兵の女性暴行事件の根絶もありえません。
私たちは一昨年以来、女性差別・性暴力を絶対に許さない組織と運動への変革を必死にかちとってきました。この闘いの上に今年の3・8国際婦人デー闘争を戦時下の革命的女性解放闘争の創成として闘い取りたいと思います。
女性労働者の実力決起がロシア革命を切り開いた
1917年のロシア革命は人類史上初めて労働者階級が革命を起こし、勝利したという決定的な意義を持っています。そのロシア革命の先頭に労働者が立ったわけですが、とりわけ女性労働者の実力決起が革命を切り開いたことを訴えたいと思います。
1914年に勃発した第1次世界大戦は、英・仏・露・米・独・日などの列強と呼ばれた先進資本主義諸国の支配階級が、人民を動員して市場や植民地の再分割戦に乗り出した帝国主義戦争でした。ロシア革命は、第1次大戦の真っただ中で「パンをよこせ」をスローガンにデモが爆発したことを契機に、労働者が兵士や農民と団結して立ち上がり、戦争を継続する政府を転覆し、労働者国家を樹立した史上初めてのプロレタリア革命です。17年冒頭から首都ペトログラートの労働者はストライキに決起しました。2月23日(新暦では3月8日)が国際婦人デーですが、ペトログラート・ビボルグ地区の女性労働者もストライキに入り、「パンをよこせ」とデモに立ち上がりました。この闘いはゼネストに発展し、2月25日にはスローガンも「専制打倒!」に絞り上げられ、24~30万人のデモとなって爆発しました。兵士も反乱を開始し、労働者と合流してツァーリ専制を打倒しました。女性労働者の怒りのデモの爆発、さらに女性労働者が先頭に立って兵士と対峙し獲得するなど、女性の実力決起がロシア2月革命を切り開き、10月革命の勝利と第1次大戦の終結を実現しました。
もう一つロシア革命で重要なことは、自国政府が「自衛」を掲げて戦争に突入した時、この戦争に反対を貫いて闘ったことです。祖国敗北主義を貫き、自国の敗北を促進して戦争を終わらせたことです。
今、日本では「中国が攻めてきたらどうする。防衛力の強化が必要だ」と高市が言うことに対して、野党は太刀打ちできない。「侵略戦争をやります」と言って始める国はないわけで、帝国主義は「自衛」を掲げ国益を叫び、戦争の反動的本質を覆い隠して、侵略戦争に人民を動員します。だから私たちは、資本主義・帝国主義こそが戦争の元凶であり、帝国主義を倒すことなしに戦争をなくすことは不可能であることをはっきりと訴えなければなりません。
さらにロシア革命では、革命勝利の後にあらゆる帝国主義からのものすごい重圧を受けながら、その成果をドイツや世界に波及していくのではなく、スターリンによって「ソ連防衛」の名で世界革命を圧殺する一国社会主義にねじ曲げられ、全世界でソ連に続こうと立ち上がった人々の闘いを革命の名で押しつぶすということが起きました。
なぜ革命は裏切られたのか。私たちは現在、資本主義・帝国主義の歴史的命脈が尽き果て、アメリカ帝国主義・トランプ自らが戦後世界体制、帝国主義とスターリン主義の平和共存体制を破壊し中国侵略戦争―世界戦争に突き進んでいる中で、ソ連崩壊後のロシアの問題、中国・北朝鮮のスターリン主義体制の反人民性、反革命性をあいまいにすることはできない。その体制のもとにいる労働者人民とともにこの社会を変えていくことが絶対に求められていると思います。
中国侵略戦争を引き起こしているのは圧倒的に米日帝国主義の側ですが、しかしその一方で「共産主義」を掲げる中国は、帝国主義打倒の反戦闘争、革命を今こそ全世界の人民に呼びかけるべきでありながらそれを放棄し、国内の労働者人民の闘いも圧殺し、帝国主義との共存体制の維持のために軍事的対抗に終始し、戦争にさお差しているのが現実です。
それゆえ労働者階級は、戦争と差別・抑圧の根源である帝国主義を打倒するとともに、「共産主義」「革命」の名で革命を裏切るスターリン主義をもろともに打倒し、共産主義革命を実現する闘いを断固、やりましょう。ロシア革命の先頭に立った女性労働者の闘いを引き継いで、女性解放、全人類解放、革命に向かって突き進みましょう。
日本共産党は「アメリカの戦争に巻き込まれる」とか、日中関係が悪化することは「国益を損ねる」と言っています。こういう立場は絶対に間違いだと思います。これは労働者階級の怒りを国益主義にねじ曲げるものであり、侵略と虐殺の歴史を再び繰り返そうとしている日本帝国主義・高市政権を「左」から免罪するものでしかありません。
私たち日本の労働者階級は、過去も現在もアジア唯一の帝国主義である日帝の足下で、幾多の侵略・抑圧に加担してきた自らの階級の歴史をとらえ返し、私たち自身の日帝打倒の闘いをもって、アジア人民との血の通った団結・連帯をつくり出していくことが今こそ重要です。それを否定しているのが日本共産党なのです。日本の労働者階級は帝国主義のふりまく「平和」を断固拒否して、命をかけて中国侵略戦争を止める行動に立ち上がる責任があると思います。
女性解放=全人間解放をかけて共産主義革命へ!
最後に、女性の解放、全人間の解放は共産主義の実現の中にこそあることを訴えます。女性に対する差別と抑圧と支配、そして社会のあらゆる差別・抑圧をなくすためには、この資本主義体制を打倒することが必要だと思います。
私たちは一昨年来、関西における女性差別・性暴力とその隠蔽(いんぺい)を告発した当該の女性同志たちの闘いを先頭に、運動内部・組織内での性暴力・女性差別を絶対に繰り返さない組織と運動への変革を一歩一歩実現してきました。
革命的女性解放闘争は、単に女性差別と闘う運動ではありません。帝国主義打倒の反戦闘争と完全に一体の闘いです。戦争を不可避とするアメリカや日本の帝国主義体制や戦争突入に反対せずに、女性の権利や男女平等をうたうことは欺瞞(ぎまん)です。女性の解放、全人間の解放は、この階級社会そのものをなくすこと、私有財産制をなくすことにあることをはっきりさせなければなりません。
高市は「男系男子」が引き継ぐことを明確にした天皇制強化策、選択的夫婦別姓さえも否定する通称使用の法制化、労働時間規制の緩和など、女性たちの差別・抑圧への怒りも踏みにじりながら、体制の側に取り込んで、戦時体制を構築しようとしています。これと対決して私たちは、差別と排外主義、侵略と戦争の象徴である天皇制もろとも高市を打倒する闘いを、大きく爆発させましょう。
今こそ革命をやる立場で3・8国際婦人デーをよみがえらせたいと思います。2・8総選挙情勢に絶望する必要など、まったくない。胸躍る時代が来た! この戦争を私たちの行動で止められるかどうかという、世界史の大きな分岐点に立っています。私たちは歴史的な使命を負っています。ここにすべてをかけて立ち上がりましょう。すべての女性、青年、学生は3・8闘争に結集し、ともに革命の時代を切り開きましょう!