3・29芝山現地闘争へ 成田軍事空港粉砕・農地死守を

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週刊『前進』04頁(3438号03面01)(2026/03/16)


3・29芝山現地闘争へ
 成田軍事空港粉砕・農地死守を


 三里塚芝山連合空港反対同盟が呼びかける3・29芝山現地闘争に大結集しよう。米日帝国主義の中国侵略戦争―世界戦争を許すな! 成田機能強化=軍事空港建設を粉砕し労働者、農民、学生の実力で市東孝雄さんの農地を守り抜こう!

中国侵略戦争を阻む三里塚闘争

 米帝トランプとイスラエルのイラン侵略戦争を絶対に許さない! 1千人以上を一挙に虐殺したこの残酷極まりない攻撃こそ、帝国主義の本性を表す戦争だ。この殺りくに、「自国の防衛」「安全保障」などという弁明は一切通用しない。
 日帝・高市政権はこのトランプの戦争に追随し、日本全土を中国侵略戦争の最前線に位置づけ、中国本土を狙う長射程ミサイルを配備し、空港・港湾の「自由な」軍事使用をもくろんでいる。成田空港は4000㍍滑走路を持つ兵站(へいたん)基地として「機能強化」されようとしている。
 この攻撃を根底から粉砕するのが、60周年を迎えた三里塚闘争の正面課題だ。
 トランプ政権は昨年12月5日、2025年版国家安全保障戦略(NSS)を公表した。その核心は「(中国が)台湾を奪い取る試みを阻止するために米国と同盟国の能力を強化する」ことにある。そして「アメリカの外交努力は、(南西諸島からフィリピンを結ぶ)第1列島線の同盟国およびパートナーに対し、米軍が港湾やその他の施設をより自由に利用できるようにすること」と日本政府に突きつけた。
 さらに米国防総省は1月23日、国家防衛戦略(NDS)を発表し、「中国は19世紀以降、米国に対する最大のライバル」と位置づけ、最優先事項に「インド太平洋における中国抑止」を掲げた。中国が「核心的利益の核心」とする台湾との統一を「失敗に終わることを明確に示す」と「第1列島線に沿って強力な拒否防衛体制を構築する」と宣言。中国を力でねじ伏せるため「同盟国」=日帝に防衛費の国内総生産(GDP)比5%への引き上げを求めている。
 具体的内訳は軍事費3・5%に加え、残りの1・5%を関連費として、航空・宇宙関連や空港・港湾の強化などが挙げられている。政府は全国40の「特定利用空港・港湾」を指定し、滑走路の延伸や港湾の護岸工事を進めている。

機能強化の核心は兵站基地化だ

 成田空港の機能強化こそがこの攻撃の本丸である。B滑走路延伸とC滑走路新設、夜間飛行制限緩和(午前5時~深夜1時まで発着可)による年間飛行回数の50万回化が目指されている。それに加え、「第2の開港」プロジェクトと称して、新貨物地区の増設、新旅客ターミナル建設、ジェット機用大型エンジンの整備・修理施設建設、航空宇宙・精密機器など各種産業企業の誘致、首都圏と成田を結ぶ幹線道路整備、鉄道アクセス強化などを一体的に進めるとしている。成田とその周囲を一大先端産業都市のようなものにする、エアポートシティ構想(SORATO NRT=ソラトナリタに改称)が打ち出されている。
 この国家的プロジェクトの核心的な狙いは、成田を航空・宇宙関連などの先端産業育成と国際的物流の拠点機能を備えた軍事空港、巨大兵站基地へと造り上げるものに他ならない。
 成田軍事空港建設粉砕の現下最大の決戦場は拡張予定地の大部分を占める芝山町だ。反対同盟は毎月、空港周辺情宣一斉行動で地域を回り、フィールドワークで菱田の工事現場を弾劾するなど、第3滑走路建設阻止に全力を挙げている。
 金子恭之国交相は昨年12月に現地を訪れ、「機能強化は必要不可欠。年度内に用地確保のめどを」と成田空港会社(NAA)に指示した。また、NAAは国・県・地元3市町とともに地権者に用地提供の協力を求める「共同声明」を初めて出した。だが2月20日時点で確保できたのは、拡張予定用地1099㌶(現在は1198㌶)のうちNAA所有地と公用地を除く民有地743㌶の82・9%にあたる616㌶にとどまる。
 どれだけ「説明会」を重ねようが、地域を大々的に破壊し農業をつぶし、殺人的騒音を一層激化させる空港拡張に、住民の「理解」などもはや得られない。反対同盟は「空港絶対反対」の実力闘争を貫き、土地収用法に基づく強制収用は二度とできない画期的な地平を切り開いた。この勝利の地平が、現在の空港拡張攻撃に屈しない住民の闘いを根底で支え励ましている。
 われわれの闘い次第で、機能強化を挫折に追い込むことは十分可能なのだ。

市東さんの南台農地守りぬこう

 日帝が、この機能強化=成田軍事空港化の国家的プロジェクトに帝国主義としての飛躍をかけて臨んできている以上、成田市天神峰の市東さんの南台農地をめぐる攻防は一層激化せざるをえない。60年の歴史を経て三里塚は、革命的祖国敗北主義の立場で国家・資本と非和解で「農地死守・実力闘争」の原則を貫き、「反戦のとりで」として日本の階級闘争をけん引してきた。動労千葉との革命的労農連帯を強固にうち固め、沖縄、福島との共闘を発展させてきた。
 市東さんは1月11日の旗開きでこうあいさつした。「国、空港会社が何と言おうと正義はわれわれの側にあります。60年、国家権力をもってしても三里塚をつぶせなかった。これからも声を上げて一人でも多くの人を仲間にして、空港反対に突き進んでいきます。勝利する最後まで闘います」
 この鮮烈な決意表明になんとしても応えよう。東京高裁での耕作権裁判控訴審勝利を、中国侵略戦争阻止決戦の大衆的爆発と一体で勝ちとろう。
 2・15三里塚東京集会の成功に続き、全国で三里塚を闘う陣形を拡大し、3・29芝山現地闘争に大結集しよう。反対同盟との血盟にかけて市東さんの南台農地を守りぬこう。全学連と青年労働者は実力闘争の先頭に立とう。周辺住民の決起と結びつき、成田「第2の開港」を粉砕しよう。三里塚から日米安保を撃ち、高市政権を打倒しよう。
「第2の開港」粉砕! 成田拡張=軍事空港粉砕!市東さんの農地を守ろう!

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戦争・大軍拡の高市政権打倒!
3・29芝山現地闘争
 3月29日(日)午後1時開場(集会後デモ)
 芝山文化センターホール(芝山町小池973)
 主催 三里塚芝山連合空港反対同盟

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