イラン侵略阻止の反戦闘争を
イラン侵略阻止の反戦闘争を

アメリカ帝国主義―イスラエルによるイラン人民に対する虐殺が今この瞬間も強行されている。この帝国主義の暴虐を黙って見過ごすことなどどうしてできようか! イラン攻撃は、米帝の世界支配の再確立をかけた中国侵略戦争―世界戦争の一環であり、徹頭徹尾、不正義の侵略戦争だ。中東から中国をたたき出しエネルギー供給を止め中国を弱体化すること、そして中東―世界の民族解放闘争に巨大な影響を与えてきたイラン革命とその体制を潰すことが狙いだ。帝国主義にイランの反撃を非難する資格など一切ない! 「法的評価は差し控える」と米帝の侵略・虐殺を擁護する日本帝国主義・高市を断じて許すな。闘うイラン人民への血債にかけて日本労働者階級人民はイラン侵略戦争を断固阻止しよう。3・20渋谷デモに総決起しよう!
小学校を爆撃し大虐殺
この帝国主義の暴虐を許せるか!
「アメリカは完全な破壊と確実な死をもたらす」(3月7日)----米帝・トランプは虐殺のための虐殺を公言している。
米軍は2月28日、イラン南部ミナブの女子小学校を攻撃した。貧しい家庭の7~12歳の児童168人を含む175人以上が虐殺されたのだ。トランプは「イランの仕業」と強弁したが、米軍調査官が誤爆の可能性を認め、その責任を問われるやいなや「知らない」と居直った。平然と大虐殺をやってのけるのが帝国主義なのだ。誤爆などという言い逃れも許されない。これは巡航ミサイル「トマホーク」による意図的攻撃である。しかも、「ダブルタップ」という悪辣(あくらつ)な手法を使った。これは、1度目の攻撃の現場に救援に駆け付けたところを、時間差を設けて2度目のミサイルを撃ち込むという残虐無比な攻撃だ。ミナブの小学校では、1度目の爆弾の後で教員と校長が児童たちを守るために講堂に連れて行き、保護者に迎えに来るよう連絡した。その迎えが来る前に2度目の爆弾が爆発した。多くの児童は身に着けていた物やDNA鑑定でしか個人特定ができないほどバラバラにされたのだ。
ダブルタップの手法はイランの他地域への攻撃でも広範に使われている。民間人虐殺を最大化することを計画しているのである。これまで65カ所の学校、32カ所の病院・薬局、約8千戸の住宅を含む約1万の民間施設が爆撃され、1300人以上が虐殺された。
しかも米帝―イスラエルの攻撃は、ガザでのジェノサイドと同じやり方だ。住民を爆撃などで虐殺するとともに、インフラを破壊して間接的に殺害している。米帝の容認のもとイスラエル軍による首都テヘランの30基の燃料保管施設に対する爆撃で大気や水が汚染され、1千万人の市民の頭上に油を含む黒い雨が降り注ぎ、深刻な健康被害がもたらされている。また、テヘラン最古の建造物の一つで世界遺産になっているゴレスターン宮殿ほか重要な建造物も狙い撃ちにされた。ガザで、最古のキリスト教会やモスク、博物館、図書館、大学をイスラエルが破壊したのと同様、イランでも歴史・記録・記憶を破壊し、民族丸ごと抹消したいということなのだ。
さらに米軍は3月4日、インド洋の島国スリランカ南方でイラン海軍の軍艦を魚雷で攻撃し撃沈、乗組員87人の遺体が収容された。イラン艦はインドで行われた国際観艦式に参加した帰りだった。観艦式には米軍も参加しており、米軍潜水艦がイラン艦の帰路を狙って攻撃した。米国防長官ヘグセスは「国際海域で安全と判断していたようだが、静かな死を与えた」と卑劣な大量虐殺を平然と居直ったのだ。
米帝―イスラエルの攻撃はレバノンにも拡大している。イスラエル軍は70万人を避難生活に追いやり、500人弱を殺害した。居住区に非人道兵器として禁止されている白リン弾まで使用している。
米帝支配うち破る革命へ
闘うイラン人民と連帯し世界革命へ
イラン人民への抑圧・虐殺をよそに、〝原油価格高騰の生活直撃が問題だ〟とマスコミなどで平然と語られていることは度し難い議論だ。闘うイラン人民と連帯し、イラン人民の犠牲の上に石油を強奪して成り立つ帝国主義体制を今こそ打倒しなければならない。
イラン人民の決起は、米帝の中東支配体制―世界支配体制の一角を切り崩す闘いだ。
1979年のイラン革命は、反共軍事基地国家イスラエルと並び、米帝の中東支配の支柱をなしていた「中東の憲兵」=イラン・パーレビ王制を打倒し、米帝に大打撃を与えた。それはまさに反帝国主義の民族解放闘争の偉大な勝利であり、中東諸国人民の闘いに波及するものであった。
イラン革命の特質は、労働者階級の決起にけん引された全人民的蜂起でパーレビ王制を打倒したことにある。パーレビ王制は、石油国有化と農地改革法で人民の支持を受けていたモサデク首相を米帝が53年にクーデターで覆し、成立した体制だった。それは米帝とイラン支配階級に暴利をむさぼらせ、労働者人民を窮乏化させた。秘密警察サバクが人民の闘いを大量逮捕、拷問、虐殺で圧殺し、78年には1年間で5万人が殺された。だが、労働者、バザールの商人、農民、女性、少数民族、学生、宗教指導者などはデモとストライキを展開し、78年12月には全人口3700万人のうち1100万人がデモに決起。兵士も合流し、79年2月、武装蜂起によって旧体制を打倒する、文字通りの革命を実現したのである。
スターリン主義であるイラン共産党=ツデー党への批判の中から出てきたフェダイン・ハルクや、ムスリム青年のマルクス主義への接近から生まれたムジャヒディン・ハルクなどの政治党派が先頭に立ち、長年闘ってきた成果だった。
イスラム復興主義的主張を掲げるホメイニはイラン革命の中心人物であったが、権力につくと、小ブルジョアと資本家階級を基盤とするイスラム保守派が革命のヘゲモニーを簒奪(さんだつ)し、ホメイニ体制(後継はハメネイ)が確立した。ホメイニはイラン革命の発展に制動をかけ、革命的諸党派や闘う人民を弾圧・虐殺する側に回ったのである。
80年9月~88年8月のイラン・イラク戦争―米帝に支援されたイラクによるイラン革命圧殺の反革命戦争によって50万人が殺害され、また米帝による厳しい経済制裁を受け続けるなど、帝国主義の重圧とスターリン主義の裏切りの中であっても、イラン人民はイラン革命の火を燃やし続け不屈に闘い抜いている。
昨年12月から今年1月にかけても、数百万の街頭デモと市街戦が全土で闘われた。パーレビ王朝の旗とイスラエルの旗を掲げた勢力も入り乱れ、この労働者人民の革命的闘いに対する破壊工作も米帝によって仕組まれた。この最中に、テヘラン・郊外バス労働組合は、労組が非合法化されている中で次の声明を出している。「イランの抑圧された人々は、支配的な政治経済秩序や搾取と不平等の構図を認めないことを、繰り返し街頭に出て示してきた」「米国やイスラエルなどによる軍事介入のいかなるプロパガンダ、正当化、支援も強く非難する」
帝国主義とスターリン主義の戦後世界体制は完全に崩壊した。国際プロレタリアートと被抑圧民族人民の解放をかけ、今こそ闘うイラン人民と連帯し、米帝のイラン侵略戦争=中国侵略戦争―世界戦争を反帝・反スターリン主義世界革命に転化しよう!