第10回大会政治局報告(冒頭部分) ★アメリカ帝国主義の中国侵略戦争―世界戦争を反帝・反スターリン主義世界革命へ! ★闘う中国人民・アジア人民と連帯し、日帝の中国侵略戦争突入を内乱に転化せよ!

週刊『前進』04頁(3439号02面02)(2026/03/23)


第10回大会政治局報告(冒頭部分)
 ★アメリカ帝国主義の中国侵略戦争―世界戦争を反帝・反スターリン主義世界革命へ!
 ★闘う中国人民・アジア人民と連帯し、日帝の中国侵略戦争突入を内乱に転化せよ!

【Ⅰ】はじめに 党の根本的変革の地平と本大会の歴史的任務

(1)2024年11月関西蜂起から昨25年の34全総―秋月書記長自己批判―IS同志提起―35全総(石田一派の打倒・一掃)―36全総の1年を通して革共同は、革命的女性解放闘争への敵対にまで行き着いていた組織と運動の現実、革命情勢を前に中央から引き起こしてしまった党の危機を徹底的に見すえ、それを生みだした「7回大会路線の根本思想」からの自己批判的決別をやりぬいてきた。そうして「闘う中国人民・アジア人民と連帯し、日帝の中国侵略戦争を内乱へ」を真に貫徹する党への変革を闘いとって、全党が生まれ変わって、この歴史的な第10回全国大会に結集することができた。
 本10回大会の冒頭において、三つのことを確認したい。
 一つめは、革共同をこの革命情勢において真の革命党に生まれ変わらせるために、不退転の決意で自ら血を流して蜂起し、党を救い、「連帯し、侵略を内乱へ」の総路線の貫徹として戦時下の革命的女性解放闘争の荒々しい発展の扉を押し開いたIS同志、YK同志をはじめとする決起したすべての女性同志に感謝の意を表するということです。それと共に、二つめに、革共同政治局は、秋月書記長自己批判をどこまでも実践的に貫徹し、帝国主義打倒の闘いと不可分一体の革命的女性解放闘争の全面的発展のために先頭に立って闘いぬかなければならないということです。
 そして三つめに、昨年の党の根本的変革の地平にしっかりと立って、本10回大会を中国侵略戦争―世界戦争突入下における革共同の「新たな創成」「第二の結党」とも言うべきものとして闘いとろうということです。
 あらゆる試練、逡巡(しゅんじゅん)、反動、弾圧をぶち破って、革命情勢を革命そのものに転じることができる党----蜂起すべき時に「蜂起せよ!」と言える党----の建設は、党の基本的構成要素である中央―細胞(労働者階級人民大衆と深く結びついた細胞)を真に「一個の生命体」として、細胞的同質性をもったものとして建設しうるか否かにかかっている。革命情勢が成熟すればするほど、党のさらなる「革命的組織への移行」・断絶的飛躍が問われ、そこから「党の危機」が生じる。それは中央において最も集中的に鋭くあらわれる。だからこそ19年26全総以来の課題である革共同の中央指導部の確固たる建設=再建こそ、10回大会でかちとるべき組織上の戦略的課題である。それは秋月書記長自己批判にまで至る党のマルクス主義・レーニン主義の路線での徹底的な純化、「連帯し、侵略を内乱へ」の総路線と7・7自己批判―「血債の思想」の現代的再確立、革命的女性解放闘争と共産主義原理の全組織・運動における貫徹という地平に立って成し遂げられなければならない。10回大会において革命と労働者階級全体に責任をとる新たな闘う全国委員会、政治局の確立をかちとろう。
 以上のことをすべての同志と共に確認し、共同の決意として、10回大会の政治局報告を行います。

(2)10回大会の歴史的任務は、帝国主義とスターリン主義の戦後体制が崩壊し、その巨大な矛盾がアメリカ帝国主義の中国侵略戦争―世界戦争への突入として、恐るべき規模とスピードで爆発している情勢を真正面からみすえ、この革命情勢を反帝・反スターリン主義世界革命そのものに転化するために、革共同のさらなる転換的飛躍・変革(これまでとは「レベルが違う」変革)と革命的実践を推進していくことにある。
 革共同が「戦後世界体制の根底的動揺の開始」ということを提起し、反帝・反スターリン主義世界革命戦略を本格的に確立した1966年第3回大会から60年。当時の革共同は「現代世界にかんして、⑴スターリン主義の裏切りによって帝国主義は基本的に延命した、⑵帝国主義の基本矛盾の爆発は避けられない、⑶すでに帝国主義の戦後体制の根底的動揺は始まっている、⑷また一国社会主義論と世界革命の放棄・歪曲(わいきょく)のもとでスターリン主義の歴史的破産は不可避であり、その過程はすでに始まっている----と把握し規定した」(第6回大会第2報告より)。2001年、21世紀冒頭に開催した6回大会では「この革共同の綱領的な世界把握は、その後の世界史の激動過程をとおして、その基本的正しさを圧倒的に実証した」(同)と確認している。だが、われわれは今や一瞬たりとも、その「正しさ」を確認しているところに立ち止まることはできない。帝国主義打倒!スターリン主義打倒!の世界革命そのものを「いつか」ではなく、まさに今やらなければならないところに立っているのだ。
 21世紀も四半世紀を過ぎ、今や帝国主義とスターリン主義の戦後世界体制は完全に崩壊し去った。だがそれは帝国主義の基本矛盾(帝国主義戦争を不可避とする矛盾)と、ソ連崩壊後も「中国スターリン主義」として生き残り(ソ連もスターリン主義としては打倒されず「プーチン体制」的存在に)、「巨大化」したスターリン主義の歴史的破産、一国社会主義の根本矛盾が、とことんまで爆発する時代の始まりである。この帝国主義の基本矛盾とスターリン主義の根本矛盾は、それぞれ別個に爆発するというのではない。それは相互に規定しあい、絡みあい、帝国主義とスターリン主義の戦争、アメリカ帝国主義(と日本帝国主義をはじめとする全帝国主義)の中国スターリン主義に対する侵略戦争・世界戦争として「第3次世界大戦」の爆発過程に全地球を投げこんでいる。
 年頭からのベネズエラ軍事侵攻・大統領夫妻の拉致、グリーンランド領有の表明、キューバへの石油遮断、米帝・イスラエルによるガザ完全制圧と植民地化の計画(「平和評議会」)、明日にでも始まろうとしているイランへの軍事侵略・体制転覆(破壊)策動、これらすべてが中国侵略戦争―世界戦争の遂行として展開されている。
 2月20日、米連邦最高裁は国際緊急経済権限法(IEEPA)を根拠とするトランプ関税を「違憲」とする判決を下した。だが、これに対してトランプは即座に通商法122条(1974年制定以降使われたことがなかった)を「活用」して全世界に10%の関税を課す大統領令に署名し、さらに15%に引き上げると表明した。かつて日米争闘戦の武器として威力を発揮した「通商法301条」(通商慣行不正を正す)や、通商拡大法232条(国家安全保障を理由)などを持ち出して次なる関税策を検討し、無効となったトランプ関税の還付請求に対しても「5年は法廷で争う」として事実上拒否した。トランプは憲法も最高裁判決も踏みしだき、「これまで以上に強固な関税措置をとる」とぶちあげている。「アメリカは三権分立が生きている」とか「トランプは決定的打撃を受けた」などという論評は瞬時に吹き飛ばされた。すでに世界戦争を開始している米帝・トランプに絶対に「後戻り」はない。後戻りは単にトランプ個人の政治生命が終わるというのではなく、米帝の体制自身がもたないのである。開始した中国侵略戦争―世界戦争をどこまでも拡大し激化させ、世界を大混乱・大戦争に叩(たた)き込み、国内を暴力的に制圧し、そうした上で米帝の「力」の下に世界を来世紀まで、未来永劫(えいごう)ひれ伏させていくこと。これがトランプ=米帝の唯一の延命の道なのだ。

(3)アメリカ帝国主義の中国侵略戦争―世界戦争は開始され決定的に進行している。だが同時に、世界革命の主体としてのプロレタリアートとその党として、次のことを強力に確認する。すなわち、帝国主義とスターリン主義の戦後世界体制が崩壊し去ったということは、1917年ロシア革命から始まった帝国主義から共産主義への世界史的過渡の時代を約100年(世界史的スパンでは「短い」)にわたって暴力的に押しとどめてきた巨大な反動がついに崩れ落ちたということであり、国際階級闘争が、反帝・反スターリン主義世界プロレタリア革命の完遂か世界戦争かの最後の決着をつけるまで、とことんまで闘いぬかれる時代に突入したということである。
 帝国主義とスターリン主義の未曽有の世界史的反動の下にあっても、自らの解放を求めて闘い続けてきた国際プロレタリアートと被抑圧民族人民の存在と闘いこそが、帝国主義とスターリン主義の世界体制を揺るがし続け、ついに崩壊に至らしめた根源的力である。帝国主義もスターリン主義もこの力におびえ、この力を圧殺しようとあがきまわり、その矛盾を爆発させ、破産と崩壊を深めてきたのである。
 この世界プロレタリアートと被抑圧民族人民の究極の解放は、反帝・反スターリン主義世界革命を完遂すること、帝国主義から共産主義への世界史的過渡期を押し渡り、階級的搾取とあらゆる差別・抑圧をプロレタリア独裁権力をもって滅ぼし、より高次の社会、共産主義への移行を成し遂げる以外にない。このことは今、いついかなる時よりも明白である。

(4)帝国主義とスターリン主義の戦後世界体制の崩壊が、アメリカ帝国主義の中国侵略戦争―世界戦争の開始―第3次世界大戦による人類破滅の危機を引き起こし、他方で全世界プロレタリアートと被抑圧民族人民の根源的な革命的決起が開始され、ますます不可避となっている。
 このとき、日米同盟への依存(対米依存)と日米矛盾(日米争闘戦)のはざまであえぎ続けてきた帝国主義の最弱の環=日本帝国主義は、米帝・トランプとの同盟による中国侵略戦争の遂行に自らの延命をかけきって高市政権を登場させた。そして、1月のクーデター的解散とその結果としての2・8「高市自民圧勝」による戦時体制形成へ突き進んでいる。
 米帝が中国侵略戦争の最前線として位置づけ、中国軍に対する「強力な拒否防衛体制を構築する」という「第1列島線」=沖縄・九州―本土全域における中国侵略戦争阻止の反戦闘争を「闘う中国・アジア人民と連帯し、侵略を内乱へ」の総路線の下に爆発させ、日米安保同盟を根底から粉砕すること、そしてこのことをもって中国プロレタリアート人民のスターリン主義政権打倒の革命を決定的に促進し、日本革命と中国革命の結合をかちとること。ここに反帝・反スターリン主義世界革命の突破口を開く圧倒的な展望がある。
 われわれは10回大会において、この反帝・反スターリン主義世界革命を「実践的に、直接に、ただちに」実現すべきものとして断固確認し、レーニンが「第2インタナショナルの崩壊」で提起した革命的情勢における「すべての社会主義者のもっとも議論の余地のない、もっとも基本的な義務」を全面的に果たしていくための革命的方針を決定し、その具体的革命的実践を3月決戦からただちに全面的に推し進めることを宣言する。

【Ⅱ】〈総括〉第9回大会以来2年の激闘 革命的女性解放闘争を推進力に「連帯し、侵略を内乱へ」を実践する党変革
(一)革命的女性解放闘争と7・7路線での党の根底的再組織化
(二)9回大会の地平と限界、その突破をかけた革命的女性解放闘争創成の闘い
(三)中央労働者組織委員会の変革的再建で巨万労働者の「連帯し、侵略を内乱へ」の総決起を
【Ⅲ】〈情勢・革命路線〉帝国主義とスターリン主義の戦後世界体制の崩壊とアメリカ帝国主義の中国侵略戦争―世界戦争
(一)米帝の中国侵略戦争―世界戦争の開始と階級的任務
(二)帝国主義とスターリン主義との関係の中で中国侵略戦争をとらえる
(三)日帝・高市打倒、「闘う中国・アジア人民と連帯し、日帝の中国侵略戦争を内乱へ」の闘争を反帝・反スターリン主義世界革命の突破口に!
【Ⅳ】26年前半決戦方針について
(一)大行進、労組交流センター、学生運動の力で、〈中国侵略戦争を革命的内乱へ転化する〉巨万の大衆運動の爆発を切り開こう
(二)高市訪米粉砕!3・20総決起闘争から6・14全国闘争へ
(三)改憲阻止決戦、国会闘争
(四)安保・沖縄闘争、反基地闘争
(五)三里塚闘争
(六)3・8国際婦人デー闘争
(七)3・11反原発福島闘争
(八)労働運動をめぐる攻防
(九)学生運動の大爆発を
(十)大坂奪還闘争、反弾圧闘争
(十一)差別・排外主義との闘い
(十二)27年杉並区議選決戦勝利へ
【Ⅴ】党建設・組織課題
(一)党勢拡大・機関紙拡大闘争
(二)全国委員会・政治局・中央執行委員会をはじめとした中央指導部建設
(三)機関紙活動
(四)中央労働者組織委員会―産別委員会の再建を
(五)中央学生組織委員会再建の闘い
(六)マルクス主義青年労働者同盟建設
(七)諸戦線の組織体制の確立
(八)全国単一党建設の課題----レーニン主義的党組織論に基づく党組織の原則的確立
(九)国際部
(十)中央党学校を軸にした理論闘争
(十一)綱領検討委員会

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