3・20渋谷デモ 米帝の侵略絶対許さぬ イラン人民と連帯し決起

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週刊『前進』04頁(3440号02面01)(2026/03/30)


3・20渋谷デモ
 米帝の侵略絶対許さぬ
 イラン人民と連帯し決起

(写真 青年・学生・女性が先頭に立ちイラン侵略と日米戦争会談粉砕の意志をたたきつけた【3月20日 東京都渋谷区】)

(写真 雨天をついて540人が結集。怒りをみなぎらせてシュプレヒコールを上げる【港区】)

 「アメリカ帝国主義のイラン侵略戦争を許すな!」「高市訪米・日米戦争会談粉砕!」「中国侵略戦争阻止」を掲げて3月20日午後、改憲・戦争阻止!大行進の反戦集会・デモが日米戦争会談の直後にかちとられた。朝からの雨をついて全国から540人の労働者・学生・農民・市民が港区青山公園に結集。学生・青年・女性を先頭にしたスクラムデモがトランプ・高市への怒りと交歓しながら貫徹された。
 全学連の学生が司会を行い、怒りのシュプレヒコールで集会を開会。最初に、大行進呼びかけ人の高山俊吉弁護士が主催者あいさつに立った。「強盗国家の首脳会談」を弾劾した上で、「ひとり高市の問題ではなく、帝国主義が最後の生き残り策として戦争に活路を見出していることが問題」と指摘し、「戦争を内乱へ」の闘いを訴えた。
 続いて大行進の本山隆介事務局長が基調報告に立った(要旨別掲)。イラン侵略戦争、中国侵略戦争の現下の情勢を全面的に暴露した。帝国主義打倒の巨万の反戦闘争を訴える基調報告を全参加者がしっかり受けとめ、確信を深めた。
 これに応え、動労千葉の中村仁副委員長が3月14日ダイヤ改定に対する春闘ストに決起したことを報告、そこで発した「26春闘反戦声明」(本紙前号に掲載)を紹介した。三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さんが「市東孝雄さんの農地取り上げは人民に命を差し出せという攻撃だ」と喝破、3・29芝山現地闘争への参加を呼び掛けた。
 アメリカ大使館に対する抗議のスタンディングを闘っている在日イラン人10人がイランの旗を林立させて並び、満場の拍手に迎えられた。発言した女性は戦争反対の心の底からの意志を示した。そして会場にコールへの唱和を促し、公園中に連帯が広がった。
 続いて、各地の大行進から発言。大行進九州は、長射程ミサイル搬入阻止の3・8健軍闘争を報告、さらに3・31健軍闘争を呼び掛けた。大行進神奈川は、横須賀がすでにイラン侵略戦争の出撃拠点になっていること、街の雰囲気が一変していることを伝え、4・4横須賀闘争を呼び掛けた。大行進東京は「1967年の10・8羽田闘争のような闘いが今こそ必要」と内乱的決起を説いた。
 闘いのアピールがさらに続いた。3・11反原発福島行動実行委員会の椎名千恵子さんが、3・11福島闘争の大成功を喜び、原発再稼働の攻撃を弾劾して4・6天皇福島訪問弾劾闘争を訴えた。大行進関西は「帝国主義本国に生きる者として、血債にかけてイラン侵略戦争を阻止しよう」と強調した。婦人民主クラブ全国協議会の川添望事務局長は3・8国際婦人デー集会・デモを報告、今こそ戦争と差別の帝国主義を終わらせようと力強く訴えた。
 最後に全学連の学生が、「新しい世界は上から与えられるものではない。暴力によって帝国主義を打倒し、この世の仕組みを変えよう」と宣言した。
 怒りを全身にみなぎらせて渋谷の街へ向かってデモに出発。学生・青年・女性を先頭にしたスクラムデモが、機動隊の弾圧、十数台の右翼街宣車の妨害をはね飛ばして進撃した。在日イラン人のグループも終始行動を共にした。沿道では高市・トランプに怒りを募らせる多くの人々がこぶしを突き上げ、呼応した。

基調報告(要旨)
米日帝国主義うち倒せ
 改憲・戦争阻止!大行進事務局長 本山隆介さん

 米帝・トランプ政権のイラン侵略戦争に怒りを爆発させよう。イランを一方的に非難し、参戦をも狙う日帝・高市政権を猛然たる怒りと闘いで打倒しよう。日米首脳会談に対する日本労働者階級の回答として、首都・東京を揺るがす大デモを戦闘的に闘い抜こう。

100%不正義の帝国主義侵略戦争

 米帝・トランプ政権がイランでやっているのは、100%不正義の帝国主義侵略戦争だ。トランプは全土に爆弾の雨を降らせながら、イラン国民に恥知らずにも「政権を掌握せよ」などと呼びかけ、ホワイトハウスはゲームやスポーツのように爆撃の映像を流し軍事作戦を宣伝している。絶対に許すことはできない。
 米帝のイラン侵略戦争は、中東―世界の民族解放闘争に巨大な影響を与えてきた1979年イラン革命とその体制を転覆し、中南米に続き中東から中国をたたき出すための戦争だ。
 だが、米帝がイラン人民の不屈の民族解放闘争を圧殺することなどできない。米帝・イスラエルの侵略・虐殺に対し、イランがありとあらゆる手段で帝国主義の侵略に抵抗するのは、まったく正当であり当然だ。帝国主義にこれを非難する資格など1ミリもない。
 在日米軍基地がイラン人民虐殺の出撃拠点になっている。中東・ホルムズ海峡への自衛隊艦船の派遣も検討されている。文字通り、日本は当事国である。日本において帝国主義打倒の反戦闘争を爆発させることが決定的になっている。
 昨年12月に公表された米国家安全保障戦略(NSS)は、西半球から中国をたたき出し、軍事力でたたき潰すことを中国に突きつけた。年頭からのベネズエラ侵攻やキューバへの石油遮断、グリーンランドの領有表明、ガザ大虐殺と「平和評議会」設置、そしてイラン侵略戦争、すべてが中国侵略戦争―世界戦争の遂行として展開されている。
 この現実を前に、中国スターリン主義・習近平体制は米帝との「良好な関係」の維持にこだわり、労働者階級人民の決起の圧殺者としての役割を担っている。帝国主義の打倒は、スターリン主義を打倒することなしには貫徹できない。

日帝のイラン参戦・中国侵略戦争阻め

 今回の日米首脳会談は、歴史を画する戦争会談である。イラン侵略戦争の現実を前にして高市は、「平和と繁栄をもたらすことができるのは、トランプだけだ」と言った。まさにここに日米首脳会談の本質がある。高市はホルムズ海峡への艦船派遣要求に応えて、イラン侵略戦争に参戦しようとしている。2015年の安保戦争法の成立過程の国会答弁(ホルムズ海峡危機での「存立危機事態」発動を例示)を現実のものとすることを狙っているのだ。こうして日帝は、「敗戦帝国主義」としての制約を一気に突き破ろうとしている。首脳会談の柱は何より、中国侵略戦争の具体的戦争態勢を強力に確認したことだ。絶望的危機を深める日帝は、どんなに破綻的であろうともイラン侵略戦争に深々とかみこみ、中国侵略戦争―世界戦争の放火者として登場していく以外に延命の道はないのだ。
 三里塚闘争、安保・沖縄闘争、横須賀をはじめ全国の反基地闘争、広島・長崎・福島の怒りと闘いは、中国侵略戦争阻止の最大の決戦場だ。動労千葉は「反戦声明」を発して春闘決戦に立ち上がっている。3・8国際婦人デー闘争が切り開いた革命的女性解放闘争を突破口に、青年・学生・女性を先頭にした戦闘的隊列を拡大し、4・29「昭和100年式典」粉砕闘争、5月沖縄闘争、6・14全国闘争へ攻め上ろう。

集会発言から(要旨)
帝国主義と対決し戦争を内乱へ
 改憲・戦争阻止!大行進 呼びかけ人 高山俊吉さん

 日米首脳会談は、二つの強盗国家の首脳会談だ。「国論を二分する政策に果敢に挑戦する」と言って改憲の旗を振っている高市が、「やれないことがある」と本当に言ったとすれば、それは高市の大敗北だ。反戦を強く求める世界の民衆の勝利だ。
 だが、問題はトランプや高市の個人や個性の問題ではない。3月18日の朝日新聞は「米の迷走 連携で止めよ」という見出しの社説を出した。違う。アメリカ帝国主義は、迷走も二転三転もしていない。零落したアメリカが、生き延びる最後の手段として中国侵略戦争に一直線に走っている。日本の支配層が高市をして中国侵略戦争に走らせている。強盗や殺人や破壊の限りを尽くした帝国主義が最後の生き残り策として戦争に走る。帝国主義こそ戦争を起こす悪の根源なのだ。
 われわれは「反戦から内乱へ」の旗を高々と掲げて戦争勢力と正面から対決する。95年前、この国の政府は「平和を志向する」と大うそをまき散らしながら、他国の国土と人民の命を奪う一大戦争に突入した。この歴史的犯罪の暴挙を再び犯させてはならない。
 世界戦争が始まっているという大衆的な実感が現に存在する。高市やトランプへの怒りを批判の行動に変えなければならないと考える人が急速に増えている。このような人々が地域に、労働の現場に、学園に、そして街頭にたくさんいる。力強く、心から連帯の言葉を交わし合って、今日の行動を完遂しよう!

反戦春闘勝利!団結して闘おう
 国鉄千葉動力車労働組合副委員長 中村仁さん

 動労千葉は3月14日、アメリカ、イスラエルの残忍なイラン侵略戦争に断固反対し、26反戦春闘勝利、ダイヤ改定阻止に向けたストライキに立ち、26春闘反戦声明を発しました。要約を読み上げます。(略)
 こういう声明を発しました。これに応えて、全国の労働者が、イラン侵略戦争弾劾、中国侵略戦争阻止、トランプ・高市打倒に共に立ち上がることを呼び掛けます。
 動労千葉は、14日にストライキを闘い、16日には久留里線の廃線に反対して、JRの廃線政策に同調する君津市の石井市長弾劾の大デモを地域の住民と共に貫徹しました。4月1日には怒りの第3波闘争を闘います。朝8時から京葉車両センター門前行動と、10時よりCTS本社前抗議行動を行います。団結して、共に闘いましょう!

戦争と農地強奪絶対に許さない
 三里塚芝山連合空港反対同盟 伊藤信晴さん

 高市とトランプは日米首脳会談で、人民を徹底的に弾圧し、戦争で人民の生活を破壊する攻撃を相談しているのです。
 米帝はベネズエラ、さらにイランと、中国の影響力の強い国を攻撃し、中国侵略戦争をしかけています。日帝・自衛隊は中国本土を射程に入れる長射程ミサイルを熊本に配備し、まさに中国に対する攻撃の戦闘態勢をつくっています。
 三里塚闘争では、市東孝雄さんに対する農地強奪の攻撃が権力犯罪として行われようとしています。それは、第2次世界大戦に見られるように、最後は人民に命を差し出せという攻撃に入っていきます。こうした攻撃を絶対に許さないために、3・29芝山現地闘争に大結集をお願いします。

女性の怒りは革命に行き着く
 婦人民主クラブ全国協議会事務局長 川添望さん

 今日は在日イラン人のみなさんと共にこの反戦闘争を闘えることが本当にうれしいです。イラン、パレスチナ―中東人民の決起に応え、アメリカ帝国主義を打倒する反戦闘争に断固立ち上がりましょう。
 私たちは、全国5カ所で3・8国際婦人デー闘争をかちとりました。この闘いは、ロシアの女性たちが1917年にパンと平和を求めるデモから帝国主義打倒まで行き着いたロシア革命を現代によみがえらせる闘いです。私たちは、「女性の怒りは革命だ、革命だ、革命だ、革命だ」という声を響かせて、多くの新しい仲間の決起をかちとっています。
 私たちは、すべての反戦・反基地闘争の場に3色旗をはためかせて革命的女性解放闘争を貫徹し、共に闘うことを誓います。

長射程ミサイル健軍配備とめる
 改憲・戦争阻止!大行進九州 山本進さん

 日米首脳会談で高市は、「トランプが世界に平和と繁栄をもたらすことができる」と言い切りました。パレスチナやイラン人民の虐殺の上に成り立つ「平和」をたたき潰す内乱、革命こそわれわれの回答です。
 日米首脳会談で、ミサイルの共同生産を4倍に増やすことが確約されました。そのミサイルが向かう先は中国です。何千万人ものアジア民衆を虐殺した日本帝国主義の復活など、断じて許すことはできません。
 大行進九州は3月8日真夜中、熊本の健軍駐屯地にだまし討ちで持ち込まれた長射程ミサイルを、断じて搬入させない実力阻止闘争に立ちました。搬入は強行されましたが、高市や小泉防衛相はどんなうそもつくやつらであることが暴かれました。3月31日、長射程ミサイルの配備が完了する日に抗議闘争を行います。共に闘いましょう。

実力闘争で社会の根底的変革を
 全学連 首都圏A

 1月には米国によるベネズエラ侵略、2月にはイラン侵略があり、数カ月で情勢は急速に加速しています。日帝は米帝と一体となって侵略に加担している。彼らにとっては戦争でさえ技術革新や利潤を生み出す黄金の泉であり、彼らが戦争でもうけている間にわれわれは海を隔てた同じ労働者階級と殺し合いをさせられているのです。
 議会にはストップをかけられる勢力はいません。ならば進むべき道は一つです。実力闘争で体制を打倒し、労働者階級の権力を打ち立てることです。新しい世界は上から与えられるものではありません。世の中を根底から変革するには、暴力によって直接、支配階級に手を下さなければなりません。全人間の解放は共産主義の中にあります。
 米帝を先頭とする帝国主義を打倒しよう。そして、帝国主義との平和共存を望み、労働者階級を抑圧するスターリン主義国家・中国の体制も打倒しなければならない。世界革命を、日本革命とアジア諸国の革命の合流をもって始めよう。本日のデモを、イラン・中東人民への血債にかけて戦闘的に貫徹しましょう

イラン出撃阻む横須賀基地闘争
 改憲・戦争阻止!大行進神奈川 教育労働者

 米海軍横須賀基地から2隻のイージス艦「ミリアス」、「ジョン・フィン」がイランに出撃しています。先制攻撃に参加し、巡航ミサイル「トマホーク」をイラン人民に撃ちこんでいます。絶対に許せません。自衛隊の中東派兵を何としても阻止しましょう。
 先日私たちは、横須賀基地前でアメリカ・イスラエルのイラン侵略戦争に対して、弾劾と抗議、申し入れ行動を行ってきました。ビラの受け取りは、格段と良くなっています。米兵家族の女性は、侵略戦争反対の訴えにグータッチで応えてくれました。街の雰囲気は一変しています。中国侵略戦争―世界戦争を阻止しましょう。4月4日、横須賀基地に進撃する巨大な反戦デモをかちとりましょう。

在日イラン人から(全文)
平和は行動から生まれる

(写真 闘うイラン人民の登壇に満場の拍手で連帯)

 本日はお招きいただき、ありがとうございます。世界のどこであっても、罪のない人々が戦争で命を失うべきではありません。子どもたちや女性、そして普通の市民が「恐怖の中で」生きなければならない世界は、決して正しい世界ではありません。それは悲しみのためではなく、人間の尊厳と正義を守るためです。
 戦争は多くの命を奪い、多くの家族を悲しみの中に残します。しかし同時に、世界中の人々の心の中に、平和を求める強い願いも生まれています。
 私は、日本という平和な国から、はっきりとメッセージを送ります。世界の子どもたちは、爆弾の音ではなく、学校の鐘の音を聞いて成長するべきです。恐怖ではなく、希望の中で未来を考えるべきです。
 今日ここに集まった私たちの声は小さい声かもしれません。しかし多くの人々が声を上げ続ければ、その声は必ず世界に届きます。
 平和は沈黙から生まれるものではありません。平和は勇気ある声と行動から生まれます。だからこそ、私たちはこれからも声を上げ続けます。すべての命の尊さを守るために。そして、子どもたちの未来を守るために。

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