強制収用やめろ! 反対同盟、軍事空港粉砕訴える

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週刊『前進』04頁(3447号01面02)(2026/05/18)


強制収用やめろ!
 反対同盟、軍事空港粉砕訴える


 三里塚芝山連合空港反対同盟は5月12日の千葉県庁デモと千葉地裁での成田空港拡張差し止め裁判(記事4面)、翌13日の菱田現地(芝山町)デモを闘った。中国侵略戦争のための軍事空港建設、土地収用法による強制収用手続き(事業認定申請)が進められようとしている中で、怒りの反撃に立つ連続闘争となった。

空港拡張阻止へ菱田デモ

(写真 三里塚反対同盟を先頭に「強制収用粉砕!」を訴え菱田地区をデモ【5月13日 千葉県芝山町】)

 反対同盟の呼びかけで5月13日、「強制収用粉砕!菱田デモ」が現地で闘われた。反対同盟と首都圏の労働者・学生・市民など100人が参加し、前日の千葉県庁デモからの連続闘争として打ちぬいた。
 成田市天神峰の反対同盟会議室前に集合。事務局の伊藤信晴さんが「菱田地区では地主が買収を拒んで工事が行き詰まり、成田空港会社(NAA)はあせりに駆られている」と状況を説明した。東峰の萩原富夫さんが「土地収用法の適用は絶対に認められない。千葉県では収用委員会解体以降、三里塚以外でも土地の強制収用はほとんどされていない。しかしそれを『やってしまえ』という一声で簡単にハードルを越えることなど許していいのか。今は戦争情勢でもあり、戦時徴発につながっていく。住民との連帯を込めて闘いの声を上げよう」と訴えた。さらに天神峰の市東孝雄さんが「国策としての空港だから国が言えば何でも動くというのか。そんなことを許してはいけない」と語った。
 天神峰を出発し、B滑走路北延伸のための東関道トンネル化に怒りをたたきつけた上、デモ出発点の菱田地区に到着した。「空港拡張工事粉砕」「強制収用攻撃粉砕」「国家暴力の発動を許すな」「菱田をコンクリートの下敷きにするな」「軍事空港はいらない」「騒音下住民とともに闘うぞ」。シュプレヒコールを上げ、工事現場を横目に見ながらデモは南下。一帯は田んぼを潰され、滑走路や横断トンネル、調整池などの工事が進められている。怒りをたぎらせ中郷墓地前までのデモ行進を貫徹した。成田の軍事空港化と強制収用攻撃を絶対に粉砕することを誓い合った。

怒りの千葉県庁デモ
 空港拡張差し止め裁判

(写真 「強制収用やめろ!」と千葉県庁に怒りをたたきつけデモ【12日 千葉市】)

 12日午前9時、千葉地裁での裁判を前に反対同盟と支援者ら75人が千葉県庁と県警本部前の羽衣公園で総決起集会を開いた。
 反対同盟を代表し萩原富夫さんが激しい怒りをたたきつけた。「NAA=空港公団は30年前に二度と強制的手段を用いないと確約したが、滑走路3本を造ってアジアで戦うと言い出した。地元住民は買収を拒否している。事業認定、強制収用を狙っている千葉県に対し土地収用法粉砕、強制収用絶対反対のデモを行い拡張阻止裁判に臨もう!」
 動労千葉の中村仁副委員長は「国のために戦争に動員された歴史を繰り返さない。強制収用絶対反対の声を上げ、連帯・団結の暴力で国・県・空港に立ち向かおう」と訴えた。最後に事務局の伊藤信晴さんが「強制収用を絶対に粉砕する」と語り、デモに出発。宣伝カーから婦人行動隊の宮本麻子さんが「第3滑走路建設阻止」「成田を侵略の出撃拠点にさせない」と声を響かせた。この日の裁判は弁論更新手続きとして反対同盟顧問弁護団が圧巻の意見陳述を行った。

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