改憲粉砕!中国侵略戦争阻止へ 青年・女性の怒りと結び 反戦闘争の大衆的発展を

週刊『前進』04頁(3453号01面01)(2026/06/29)


改憲粉砕!中国侵略戦争阻止へ
 青年・女性の怒りと結び
 反戦闘争の大衆的発展を


 アメリカ大使館・首相官邸へ実力デモを闘った6・14闘争は、中国侵略戦争―世界戦争阻止の反戦闘争の巨大な爆発の突破口を開いた。アメリカ帝国主義と中国スターリン主義の相互の延命をかけた激突が、中国侵略戦争―世界核戦争として爆発しようとしている。日本帝国主義・高市政権は、安保3文書改定、改憲、天皇制=国家主義、排外主義攻撃を仕掛け、全力でこの戦争に突進している。中国侵略戦争―世界戦争=核戦争を阻止するために総力を挙げて立ち上がる時が来た。戦争と差別の元凶=天皇制打倒・日帝打倒を掲げ、7・4高円寺―7・25関西の女性反戦行動に立とう! 7~8月反戦反核闘争の大高揚をかちとろう。

不可逆的に激化する戦争

 米帝は中国侵略戦争―世界戦争に激しく突進している。このことが全世界の情勢を規定している。
 米帝とイランの「戦闘終結に向けた覚書」が署名され、6月21日から60日間の協議が始まっている。3000人以上のイラン人民、レバノン人民を含め中東人民を1万人近く虐殺し、インフラを破壊し暴虐の限りを尽くした挙げ句の「14項目の覚書」である。米帝トランプはなおも「海峡を封鎖すれば国がなくなる」(21日)と攻撃再開で恫喝している。結局は何も決着するはずがないのだ。
 米帝・トランプが開戦時に叫んだ「体制転換」「ウラン濃縮活動停止」「弾道ミサイル開発放棄」「親イラン民兵組織支援停止」などの目的はどれ一つ達成されなかった。米帝はイラン人民の反撃に遭い、ガソリン価格の高騰・世界経済の危機にも見舞われ、事実上「敗北」したに等しい。なぜこのようなイラン侵略戦争を米帝・トランプは開始したのか。それは歴史的に没落する米帝が、中国スターリン主義打倒を見据えた侵略戦争に踏み出す以外にないほど、体制的危機に陥っているからである。だからこそ米帝は、「戦闘終結」を策し「局地戦」であるイラン侵略戦争に「区切り」をつけ、本格的に中国侵略戦争―世界戦争を構えなおしているのだ。
 帝国主義の基本矛盾の爆発とスターリン主義の根本矛盾の爆発が相互に絡み合う中で、米帝と中国スターリン主義の全面激突が、後戻りのない中国侵略戦争―世界戦争=第3次世界大戦へと入っている。それは人類を破滅させる核戦争の危機として爆発している。革共同第10回大会で確立した二つのスローガン「アメリカ帝国主義の中国侵略戦争―世界戦争を反帝・反スターリン主義世界革命へ!」「闘う中国人民・アジア人民と連帯し、日帝の中国侵略戦争突入を内乱に転化せよ!」の闘いに今、全人民が立ち上がる時が来ているのだ。

中国狙う中距離ミサイル

 中国侵略戦争は無人機や弾道ミサイルの撃ち合いを「年単位」で行い、核戦争を必然化していくものだ。
 6月22日から開始された米主催の多国間共同実動訓練「バリアント・シールド」では、鹿児島県の海自・鹿屋航空基地に米軍の中距離ミサイル発射装置「タイフォン」が展開されている。「タイフォン」は射程1600㌔以上の巡航ミサイル「トマホーク」などを搭載でき、九州から中国の首都・北京を直接攻撃できる兵器だ。昨年9月の訓練で岩国基地に展開され撤去されたが、今回の訓練後も在日米軍基地に「保管」すると言われており、恒久配備が狙われている。自衛隊幹部は「強烈なアセット(装備)だ。中国側はのど元にあいくち(短刀)を突きつけられているように感じるだろう」(22日付朝日新聞)とその狙いをあけすけに語っている。
 さらに米軍が新型の地対艦ミサイルシステム「ネメシス」と、その防護などを目的とする統合防空システム「マディス」を正式配備したことが22日に判明した。ネメシスとマディスは沖縄のキャンプ・ハンセンを拠点とする第12海兵沿岸連隊(12MLR)が運用し、南西諸島の島々を次々に制圧して軍事拠点にしながら戦闘を展開する「遠征前進基地作戦(EABO)」の中核を担う装備である。第1列島線上で激しく中国侵略戦争の実戦配備が進められているのだ。
 自民党と日本維新の会は24日に軍事費大増額、非核三原則解体=核戦争などを推し進める安保3文書改定の提言を高市政権に提出した。これを受け高市政権は3文書改定と一体で、7月に経済財政運営の指針「骨太の方針」を策定しようとしている。AIを駆使し大量の無人機、ミサイルを組み合わせ侵略戦争を遂行する「新しい戦い方」を「新しい守り方」などとペテンを弄(ろう)し、弾薬やミサイルなどの増産能力強化策として「国営工廠(こうしょう=工場)」の設置や武器輸出の窓口となる「日本版FMS(対外有償軍事援助)」の導入を盛り込むという。まさに「年単位の継戦能力」を確保し、中国侵略戦争の総動員体制をつくろうとしているのだ。
 参院では、防衛省設置法等を改定し、那覇駐屯地の陸上自衛隊第15旅団の師団化や航空自衛隊の航空宇宙自衛隊への改編、宇宙作戦団の新編が狙われている。
 こうした中で、6月23日の沖縄「慰霊の日」式典に出席した高市が、第1列島線を地獄の戦場にたたき込もうとしているにもかかわらず、「平和を重んじる国家として歩みを進めてきた」などと平然と演壇に立ったことに対し、10人超の人々が「ヤジではない。ウチナーンチュの怒りだ!」と徹底弾劾した。改憲・戦争阻止!大行進沖縄も警察権力の弾圧を打ち破り会場外から式典粉砕の闘いをたたきつけた。沖縄の怒りが高市を直撃したのだ。この闘いに続き、今夏8・6広島―8・9長崎で被爆者の怒りと共に中国侵略戦争・核戦争阻止、式典粉砕・高市打倒の実力闘争をたたきつけよう!

戦争の元凶=天皇制打倒

 7月17日会期末の国会終盤情勢は重大局面に突入している。国民投票法改定案が衆院を通過し、6月24日に参院憲法審査会で審議入りした。緊急事態条項創設の議論も進められ、18日の衆院憲法審では9条改憲の集中討議が行われた。高市は来春までの改憲発議を宣言している。帝国主義としての延命をかけ中国侵略戦争に参戦する日帝は、9条を柱とする戦後憲法体制を解体し、労働者階級人民の反戦意識と闘いを根絶し、戦時型統治形態に大転換しようとしている。だが改憲攻撃は、日帝が戦後民主主義的支配の延長では成り立たなくなったことを示しており、内乱的激突に全社会をたたき込む。
 だからこそ日帝・高市は天皇制・天皇制イデオロギーを前面に押し出し皇室典範改定、国旗損壊罪創設を今国会で成立させようとしている。「女性天皇制の国民的議論を」と天皇制に屈服し、その擁護者として現れているのが日本共産党だ。全勢力が天皇制維持で一致するおぞましい状況がつくられている。中国侵略戦争に労働者階級人民を総動員していくためには、帝国主義的民族排外主義、差別主義、国家主義のイデオロギーが必要だが、日帝にとってそれは天皇制しかない。かつて中国―アジア人民2千万人を虐殺したのが天皇である。日帝支配の支柱である天皇制こそ女性差別を始めとする差別・抑圧、侵略・虐殺の元凶だ。天皇制攻撃の核心はプロレタリア革命への恐怖であり、革命党の転向・根絶にある。だがそのイデオロギーは非科学的で脆弱(ぜいじゃく)だ。「連帯し、侵略を内乱へ」の闘いに決起すれば必ず粉砕できる。
 日本の労働者階級人民が天皇制を打倒しえず中国・アジア人民の虐殺に加担してしまった歴史を絶対に繰り返してはならない。今こそ中国・アジア人民への血債にかけて中国侵略戦争阻止・天皇制打倒・日帝打倒へ総決起しよう! 天皇を掲げる憲法のもとでは女性解放も全人間解放もない。戦争と差別の元凶・天皇制打倒を掲げ7・4―25東西女性反戦行動を闘おう! 国鉄闘争の歴史的勝利へ、7・11国鉄集会―7・16控訴審裁判へ大結集しよう! 今夏、反戦反核闘争の大高揚をかちとろう!

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