農楽まつり 権力に勝ち抜いた三里塚60年 新たな決戦突入宣言
週刊『前進』04頁(3453号01面02)(2026/06/29)
農楽まつり
権力に勝ち抜いた三里塚60年
新たな決戦突入宣言

(写真 反対同盟を先頭に「農地死守」「改憲・戦争の高市政権打倒」を掲げデモ【6月21日 成田市】)
三里塚芝山連合空港反対同盟が主催する農楽まつりが6月21日、三里塚現地で盛大に開かれた。日帝・高市が中国侵略戦争に突進する中、60年にわたって反戦の砦(とりで)として闘っている三里塚が大決戦に突入した。全国から集まった210人は決意も新たに、中国侵略戦争を許さず軍事空港建設を実力阻止し、市東孝雄さんの南台農地を守り抜くことを誓い合った。
まず市東さんが耕す天神峰の南台農地に集合。太郎良陽一さんが、「1966年の閣議決定から反対運動60年、今NAA(成田空港会社)は空港機能強化で強制収用をやろうとしているが、反対同盟は住民と結んでこれを実力で粉砕する」と宣言、デモに出発した。
宣伝カーから婦人行動隊の宮本麻子さんが、「農地死守、強制収用粉砕、戦争阻止」を訴えた。全学連を先頭にした白ヘルのデモ隊列が実力闘争で闘う気概をみなぎらせて進む。東峰地区に入り、まつりの会場である萩原さんの清水の畑に到着。旅客機が数分おきに騒音をまき散らしていく。
正午から農楽まつりが始まり、司会の婦人行動隊・木内敦子さんが「60年前に戸村一作氏が反対同盟委員長に就任、以来原則を守り闘い続けてきた。頑張っていこう」と呼びかけた。
続いて白桝の伊藤信晴さんが主催者あいさつに立った。「今NAAは機能強化策で農地取得が破産し、来月にも事業認定の手続きを申請すると言っている。この攻撃は、成田空港建設が、中国侵略戦争に向けた戦争体制構築の一環だからだ。巨大な反戦闘争、実力闘争が求められている。原則を守り、市東さんの南台農地を守り抜こう」
歌と演奏を楽しんだ後、連帯のあいさつの始めに動労千葉の中村仁副委員長が、国鉄1047名解雇撤回署名への協力にお礼を述べ、「戦争絶対反対を広げよう!」と訴えた。
リレートークでは、全国農民会議共同代表の小川浩さん、3・11反原発福島行動実行委員会の椎名千恵子さん、星野・大坂全国救援会、婦人民主クラブ全国協議会の荒井素子代表などが発言に立ち、三里塚と連帯して闘う決意を述べた。
白ヘルメットの全学連の4人が登壇し、首都圏の学生が、米大使館と首相官邸を直撃した6・14反戦デモを高らかに報告し、「反戦は非暴力ではなく、帝国主義打倒の内乱でなくてはならない。イラン―中東・中国―アジア人民への血債にかけて、農地死守、三里塚闘争を貫徹する」と鮮烈な闘志を表した。新入生も元気よく決意を語った。
大きな拍手に迎えられて市東さんが発言に立った。農地をめぐり新たに「明け渡し請求権時効裁判」が始まることを告げ、気迫を込めて「60年、権力と対峙して勝利的に進んできた。この地であきらめずに闘い続けていきます」と語った。
反対同盟が前面に並び、東峰の萩原富夫さんが「三里塚闘争60周年アピール」(2面に全文掲載)を読み上げた。60年の壮絶な闘争史を勝利的に振り返り、市東さんの南台農地を守り抜き、高市政権打倒へ総決起することをアピールし、10・11三里塚全国集会の大結集を呼びかけた。
「反対同盟の歌」を斉唱し、萩原さんのリードで団結ガンバローを三唱して奮闘を誓い合った。