女性解放・天皇制打倒を掲げ 反戦女性集会・デモin高円寺の発言

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週刊『前進』04頁(3455号02面01)(2026/07/13)


女性解放・天皇制打倒を掲げ
 反戦女性集会・デモin高円寺の発言

(写真 女性労働者を先頭に中国侵略戦争阻止を訴えた【7月4日 東京都杉並区】)

基調報告(全文) 
中国侵略戦争絶対阻止を
 杉並区議会議員 改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人 洞口朋子さん

(写真 基調報告に立つ洞口朋子杉並区議【JR高円寺駅前】)

 本日私たちは、トランプ・高市の中国侵略戦争に真っ向から反対し、戦争と女性差別の根源である帝国主義を倒すために行動を呼びかけました。東西女性反戦行動として、7月25日には大阪で行動が呼びかけられています。午後5時半から高円寺中央公園を出発して反戦デモに出ます。ぜひ参加して下さい!

戦争と差別の元凶=天皇制を倒そう

 私たちは今、歴史の分岐点に立っています。戦後世界を支配してきたアメリカ帝国主義が大没落し、第2位の中国をたたき潰す侵略戦争に全世界を引きずり込む世界戦争を開始しています。この中国侵略戦争―世界戦争の「最前線」がこの日本です。高市の「台湾有事は日本の存立危機事態」発言も、安保3文書改定や来年春の改憲発議も、中国侵略戦争を決断し、すでに開始している証明です。
 先日、沖縄「慰霊の日」式典で、高市に対し、沖縄の怒りがたたきつけられました。戦後一貫して巨大な米軍基地が押し付けられ、米兵による女性暴行・性暴力事件が後を絶たず、そして再び沖縄戦が繰り返されようとしていることへの根底的な怒りです。「第1列島線上」の沖縄・南西諸島の島々には次々とミサイルが配備され、中国・台湾の目と鼻の先で米軍と自衛隊による軍事演習が繰り広げられています。第3次世界大戦はすでに火を噴いています。8・6ヒロシマに大結集し、平和式典粉砕・高市打倒の反戦反核闘争に立ち上がりましょう!
 4人に1人の沖縄県民が命を奪われた沖縄戦、そして広島・長崎への原爆投下は、日本帝国主義のアジア侵略こそが原因です。その最大の責任者が昭和天皇ヒロヒトです。以後、現在に至るまで、天皇が戦争責任を認めたことはありません。アジア人民に謝罪したこともありません。高市政権は、国旗損壊罪や皇室典範改定などを強行し、再び三たび天皇制を押し立て、「日の丸」を打ちふって中国侵略戦争に突入しようとしています。2千万人のアジア人民を虐殺し、女性たちを軍隊慰安婦として蹂躙(じゅうりん)した歴史を二度と繰り返さないために、私たちはすべてを投げうってこの戦争を止めるために立ち上がりましょう! 女性差別をはじめあらゆる差別の元凶である帝国主義と天皇制を打倒しよう!
 日本共産党は、天皇制と日米安保そして自衛隊に賛成しています。女性天皇がいいとか、天皇制に屈服・賛成しておきながら、何が反戦・反差別だ? 憲法9条が戦争を止めてきたのか? 違うでしょう! 日本帝国主義に対するアジア人民の命がけの闘い、沖縄の闘い、被爆者の闘い、青年・学生・女性たちの実力の闘いがあったからです。「対話が大事」と言いながら、目の前の戦争に反対せず、国策に加担し、自衛隊に若者の名簿を差し出し、自衛隊入隊者の激励会まで行っている岸本杉並区長こそ、最悪の加担者です。

帝国主義打倒する革命に女性解放が

 中国侵略戦争突入によって、私たち女性への差別、抑圧はがまんならないほど強められています。この社会で生きる私たち女性が日々直面している「生きづらさ」は、資本主義・帝国主義が生み出している現実です。私有財産制と家父長制がその根源です。資本主義・帝国主義が、女性差別の元凶であり、帝国主義打倒なくして女性解放はありません。女性こそが積年の怒りを解き放ち、立ち上がりましょう!
 首相・高市、連合会長・芳野など、日本の支配階級は女性をトップに押し立て、「女性活躍社会」などと言っていますが、冗談ではありません! 圧倒的多くの女性たち、女性労働者の現実はどうですか? 超低賃金で、ボロボロになるまで働いて、二つも三つも仕事をかけもちしなければ生きられない。子どもの貧困、虐待にも直結しています。家事も介護も育児も女性に集中し、政治が奪われています。何が「女性活躍社会」でしょうか!
 圧倒的多くの女性が、一生非正規雇用でしか食べていけない、生きていけないような社会を変えずに、女性管理職の割合を増やせと女性労働者を競争させ、能力主義で分断する「ジェンダー平等」も欺瞞(ぎまん)です。
 通勤・通学の満員電車では痴漢が日常茶飯事。女性の体を商品にして、値段をつけて消費する。こんな社会、おかしいじゃないか! 職場などでもセクハラ・パワハラが横行し、性暴力にあっても多くが泣き寝入りさせられ、「同意があった」と黙らされ、闇に葬られています。女性たちが自分の体を売らなければ生きられない、そして殺される現実をつくりだしているのは一体誰だ!
 今始まっている戦争は、このような腐り切った社会を延命させ、継続するための戦争です。それをやろうとしているのが高市・自民党です。しかし、実際に戦場に行くのは青年・学生であり、未来を担う子どもたちです。私たちは絶対に侵略の銃を握らせてはなりません!
 女性のみなさん! 女性の解放は、資本主義・帝国主義を打倒する革命の中にこそあります。資本主義の枠内に私たちの怒りを閉じ込めるあらゆる鎖を引きちぎり、ともに立ち上がりましょう!

全学連の訴え 内乱で戦争とめる

 自民党の中曽根弘文が〝愛子が天皇になったら結婚できない〟と言った。天皇制とは「血」のイデオロギーそのものです。天皇制は人民への最大の差別です。打倒しかありません。
 口では「戦争反対」という人たちが女性天皇の話になると天皇バンザイという勢いで天皇制を擁護する。そのような人たちに反戦運動を任せてよいのでしょうか。女性天皇を認めることが人権擁護だという方々に言いたい。立派な邸宅に暮らす皇族の人権よりも、かつて天皇の名の下に虐殺された中国―アジアの人民、戦争で虐殺し虐殺されなければならなかった貧しい労働者階級の人民に思いをはせるべきです。日帝の侵略はいつも天皇の名の下に行われます。戦争準備が進む今、自民党が皇族数確保のために皇室典範改定を行う理由を考えるべきです。
 戦争と差別は一体です。日本の人民を中国・朝鮮―アジアへの侵略戦争に動員できたのは、日帝が天皇制を軸に差別と排外主義をあおったからです。今、「台湾有事」といった言葉で中国脅威論があおられています。大日本帝国の時代には「暴支膺懲(ぼうしようちょう)」という言葉でした。米帝は没落し、同盟国を動員して中国への侵略に踏み切るしかなくなったのです。断じて許せません。
 反戦運動は平和擁護運動ではありません。平和という言葉は日帝・高市の側も使います。高市は「平和を守るために日本の防衛を強化せよ」と言って人民を戦争で殺し合わせようとします。だから真に戦争反対を貫くなら、戦争を必然とする帝国主義の打倒しかありません。今こそ下からの内乱で戦争を止めなければなりません。本日、中国―アジア、イラン―中東人民への血債と連帯にかけて、右翼と警察の弾圧をぶち破って闘い抜きましょう。

侵略に加担しない
 関西女性反戦行動実行委員会 谷口恭子さん

 皇室典範改定で「女系が、養子が、静謐(せいひつ)な環境が」という話の全てが許せません。天皇はそもそも必要ありません。天皇の戦争責任をはっきりさせるべきです。天皇は沖縄を売り渡して生き延びた。戦争の被害を受けたくないと、反戦に立ち上がる人も多いと思います。でも戦争反対なら、日本が行った侵略戦争に思いをはせましょう。2千万人ものアジアの人々を虐殺し、女性を軍隊慰安婦とし、今なお彼女たちの尊厳を踏みにじり続けているのが日本です。今、再び中国への侵略戦争に突き進むために天皇を担ぎ出している。日本に住む私たちが加害者の側であることを忘れてはいけない。二度と侵略戦争に加担しない、実力で闘う反戦闘争を大きくしたいと思います。
 中国侵略戦争―世界戦争に突入した戦時下の今、「護憲」で闘えるのか。全く不十分、否、害悪であると言い切るべきです。「平和憲法」の下の「日本の平和」なるものは何か。アジア人民への虐殺を居直り、ひも付き援助でアジア人民の犠牲の上に日本は肥え太り、私たちはその上にあぐらをかいてきた。戦後、婦人参政権が付与された裏で、(在日)朝鮮・台湾の人々の選挙権が奪われ、平和憲法の名の下で沖縄が米軍政下に置かれてきた。その日本国憲法は「御名御璽(ぎょめいぎょじ)」という天皇のどす黒いハンコが押されて初めて憲法たり得ている。戦後の帝国主義と人民の妥協の産物である憲法体制そのものをひっくり返そうではありませんか。戦後完遂できなかった日本革命を今こそ、闘うアジア人民と連帯し完遂し、世界革命をかちとりましょう。

青年労働者の訴え
 日本は帝国主義国

 高市政権は米帝とともに日帝の延命・存亡をかけて中国侵略戦争、第3次世界戦争へ突進しています。改憲・大軍拡の攻撃と一体で差別・排外主義をあおり、再び侵略国家へと変貌(へんぼう)しています。絶対に許してはいけません!
 女性・青年・学生が反戦運動に決起しているからこそ呼びかけます。日帝・高市はイラン侵略戦争に加担し、武器輸出、自衛隊派兵を狙っています。すでに戦争の中に私たちは生きているのです。私たちが住む日本は、アジア唯一の帝国主義国です。帝国主義の下での平和、差別・抑圧からの解放、女性解放なんてありえません。天皇制こそが日帝支配の根幹であり、侵略・虐殺の元凶であり、女性差別の極みです。第2次世界大戦は天皇の名で行った侵略戦争、すさまじい虐殺でした。その中で女性を軍隊慰安婦として性暴力で蹂躙しました。高市政権は天皇制を強化し、第2次大戦を美化している。日帝の侵略戦争を美化することなど許されません。
 日帝は戦前・戦後一貫して女性が平和と自立を求める決起を押さえつけ、あるいはねじ曲げ、帝国主義の下でも「平和」とか「平等」が実現可能であるかのような幻想をばらまいています。しかし、日本は平和国家ではありません。あらゆる抑圧・差別、貧困、戦争の元凶は腐りきった日本帝国主義です。
 女性解放闘争をあいまいにせず、政治と暴力を取り戻して、怒りの闘いに決起しましょう。今こそ私たちは、血を流してでも、実力をもって、日帝を打倒する闘いに立ち上がる時です。アジア人民への血債の思想をもって、人間が人間らしく生きられるために、闘うアジア人民と連帯し、自国政府を打倒し、侵略戦争ではなく、世界革命へ立ち上がりましょう。
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〈投稿〉
 国会行動から多数合流

 7・4高円寺反戦集会とデモは、中国侵略戦争阻止を掲げた反戦行動として、女性・青年・学生を先頭に320人の参加で打ち抜かれました。「国会行動の時にビラをもらった」「国会前の行動では物足りない」という女性が何人も署名に応じ、120筆近い署名が集まりました。多くの中国人・アジア人留学生や青年もデモに飛び入り参加し、初めてデモに参加した人は50人を超え、その圧倒的多数が女性です。「前進」も14部が売れました。
 手作りのボードを持って参加した夫婦はデモへの襲撃に来た右翼に猛然と抗議、元気いっぱいにデモ行進しました。デモ隊がやってくるのを待っていて、バスの中や喫茶店から手を振りながら応援する人の姿もありました。
 「中国侵略戦争とめよう」「帝国主義を倒そう」の訴えは、トランプや高市に怒り、戦争への危機感をもって決起を始めた女性・青年と確実に結びつくことができます。右翼による襲撃や警察権力の弾圧にひるむことなく進むデモ隊の登場は、高円寺駅一帯を解放区にしました。
 直前に杉並区長選が行われ、岸本区長が保守候補を破って10万票を集めて圧勝。この10万人の中に「中国侵略戦争阻止」を訴えきって分岐をつくり出し、革命的行動へと組織しなければなりません。来年の杉並区議選決戦の勝利の展望もその中にあります。今回の高円寺集会とデモはその突破口を切り開くことができました。
(東京 石川真志)

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