婦民全国協が全国総会開催 革命的女性解放闘う婦民へ 飛躍・変革かけ熱烈な討論
婦民全国協が全国総会開催
革命的女性解放闘う婦民へ
飛躍・変革かけ熱烈な討論

婦人民主クラブ全国協議会第43回全国総会が8月22~23日、相模原市で開催された。全国から80人を超える仲間が結集し、熱烈な討論で婦民全国協結成以来の飛躍・変革を成し遂げた。革命的女性解放闘争を闘う婦民への変革だ。(議案と主な発言の要旨別掲)
改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人の洞口朋子杉並区議、三里塚芝山連合空港反対同盟婦人行動隊の宮本麻子さん、全国労組交流センター女性部の岩崎ゆかり副部長から共闘あいさつを受け、動労千葉と全国水平同盟からのメッセージが読み上げられた。
開会あいさつで荒井素子代表は「女性差別を擁護する団体から革命的女性解放闘争を闘う団体への変革を、自己批判を通してやりぬく」と決意を語り、「闘うアジア人民と連帯して、中国侵略戦争を内乱に転化する闘いに怒りをもって決起していくことを、関西の女性たちの告発・決起で学んだ。熱い討議を行おう」と呼びかけた。
議案を川添望事務局長(「婦人民主クラブ」編集長)が提起した。始めに「今総会は歴史的総会。帝国主義の基本矛盾とスターリン主義の根本矛盾が絡み合い、中国侵略戦争―世界戦争として爆発している」と明確にし、「戦争か革命かを全人民に問う時代に対応した婦民へ、根底からの変革を」と訴えた。その上で、今夏8・6ヒロシマ闘争は革命的女性解放闘争を貫き昨年とはうって変わった戦争式典粉砕の闘争になったと総括。「革命的女性解放闘争とは帝国主義打倒の闘いだ。『血債の思想』を貫いて帝国主義への怒りを取り戻し、侵略戦争を阻止することだ。これを婦民は徹底した自己批判を通して闘い取ってきた。このことを討論を通してしっかりつかみとりたい」と提起した。そして「三つある婦民の最左派」「本来の婦民のあり方を守ってきた」というような立場を打倒する路線的変革に踏み出し、11・22反戦闘争へ女性たちの内乱的決起をつくり出そうと呼びかけた。
提起に真っ向から向き合う討論が2日間にわたって行われた。「革命的女性解放闘争によって、差別・糾弾・告発を抑え込んできたあり方を打倒し、帝国主義への怒りを取り戻して今年の8・6ヒロシマの闘いに至る変革をかちとることができた。『祈り』に抑え込まれてきた被爆者の怒りも解き放たれた」「2008年に『職場に労働組合を』となった時、血債の思想を置いてきてしまったことを自己批判する」「天皇制を打倒してやまない怒りを取り戻したことは重要」と真剣な発言が続いた。
最後に川添事務局長が討論のまとめを行い、「革命的女性解放闘争はプロレタリア革命の思想であり、大衆から自然発生的に起こるものではない。そしてただの論ではない。11・22反戦闘争へ膨大な女性たちを合流させる実践の中でかちとられる。ただちに組織化へ!」と檄(げき)を飛ばし全体が固く団結した。
(婦人民主クラブ全国協議会・鴇田清子)
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議案提起(要旨)
婦人民主クラブ全国協議会事務局長 川添望さん
女性解放・帝国主義打倒を貫き中国侵略戦争阻止の反戦闘争へ
【はじめに】
今総会は歴史的な総会です。アメリカ帝国主義―帝国主義の基本矛盾の中国侵略戦争・世界戦争としての爆発、それとスターリン主義の根本矛盾の爆発が絡み合い、人類破滅の世界戦争・核戦争か、帝国主義とスターリン主義を根底的に打倒し、ロシア革命とそれを先頭で切り開いたロシアの女性労働者たちの闘いを革命的に継承し、全人間の解放をかちとる世界革命の貫徹をかちとるのかを、全人民に問う曖昧(あいまい)さのない時代に突入しています。この時代に対応した婦民へと根底からの変革をかちとっていかなければなりません。
それは第一に、中国侵略戦争阻止闘争を帝国主義打倒の反戦闘争として闘い抜くこと、帝国主義打倒の革命に向かって中国侵略戦争阻止を真正面から組織する婦民へと変革しきることです。もって11・1全国労働者総決起集会―11・22全国反戦集会・デモに、これまでの数倍の仲間を組織することにすべてをかけきって立ち上がることです。8・6ヒロシマで切り開かれた女性を先頭とした「連帯し、侵略を内乱へ」の実践、「政治と暴力の奪還」の闘いを全会員のものとして徹底的に推し進めよう。
第二に、そのためには、開始された革命的女性解放闘争の創造の闘いを、全会員が徹底的に闘い抜くことです。帝国主義への屈服とそこから生まれる腐敗、差別・抑圧への告発と糾弾への敵対と憎悪。「女性解放」を掲げながら婦民が陥っていたこの腐りきった思想と運動とを打倒し、人間存在の根本を問い、自らと自らの闘いを革命に向けてよみがえらせていくのが革命的女性解放闘争です。
第三に、以上のことは、戦後民主主義に規定されてきたこれまでの婦民を打倒し、婦民が革命を闘い抜く組織へと生まれ変わる闘いです。革命的女性解放闘争を通して帝国主義への怒りを取り戻し、何よりも「血債の思想」を貫いて米帝―帝国主義の中国侵略戦争阻止闘争に立ち上がることです。昨年の総会では「差別・分断―再団結」論の自己批判は提起しましたが、この点については全く曖昧でした。中国侵略戦争阻止闘争、革命的女性解放闘争は帝国主義打倒として一体であり、私たち自身が血を流してでも「闘うアジア人民と連帯し、日帝の中国侵略戦争突入を内乱へ」をかけて立ち上がり、反帝国主義・反スターリン主義の世界革命の突破口を切り開くことです。このことを、総括・討論を通して婦民のものにしていく総会です。
最後に、以上の変革を通して、「三つある婦民の最左派」「本来の婦民のあり方を一番守ってきた」という今までのあり方をきっぱり打倒しなければなりません。これまでの婦民の単純延長線での組織変革ではなく、激しい路線的変革とそれにもとづく闘いに実際に全会員が踏み出す中でかちとらなければなりません。
すでに万余の女性たちが新たな決起を開始しています。今起こっている戦争の本質を明らかにし、帝国主義打倒の革命を訴えましょう。日本共産党スターリン主義の「平和擁護」論は、女性たちの決起を押しとどめる「戦争翼賛」だと暴き、膨大な女性の内乱的決起をつくり出そう。
【総括】
Ⅰ)革命的女性解放闘争貫き帝国主義打倒を----ヒロシマ・ナガサキ闘争の地平----
今夏8・6広島―8・9長崎反戦反核闘争は、「帝国主義こそ核戦争、差別と戦争の元凶だ! 再びアジア侵略を、ヒロシマ・ナガサキを繰り返すものか」と、帝国主義を打倒してやまない決意と戦闘性にあふれて闘い抜きました。
婦民も8・6ヒロシマ―8・9ナガサキ闘争の地平に続き、革命的女性解放闘争を闘う婦民に生まれ変わろう。戦争と差別の元凶=帝国主義を打ち倒す怒りと力を取り戻そう。
Ⅱ)革命的女性解放闘争と婦民の変革
(1)女性解放・帝国主義打倒でたたかう婦民へ
昨年の総会から1年、関西女性反戦行動実行委員会、3・8国際婦人デー集会実行委員会に学び、共に闘い婦民の変革を進めてきました。女性差別を隠ぺいし、告発した女性に「団結破壊」だと襲いかかった婦民は、いったんすべての有り様を否定し、打倒することなしには革命的女性解放闘争を闘う組織への変革をかちとることはできません。
女性差別と抑圧は、私有財産制―階級社会が生み出したものです。ゆえに女性の解放はプロレタリア独裁樹立による、資本家階級が独占してきた生産手段の奪取―労働力商品化の廃絶、共産主義の実現によってのみかちとられるのです。
女性解放と帝国主義打倒は固く一つです。それを切り離して論じることは、女性差別・抑圧への怒りを体制内的に封じ込め、侵略の加担者にすることです。帝国主義による差別・抑圧の激化に、女性解放・帝国主義打倒を貫いて闘いましょう。
(2)帝国主義への怒り取り戻す革命的女性解放闘争
私たちは、関西当該女性の告発・決起に応え、組織と運動の変革をかちとる中で勝利の日までやまない差別への怒り、帝国主義への怒りを取り戻してきています。革命的女性解放闘争が闘いの推進軸となり、決起した女性たちが先頭に立って、私たちのあらゆる運動と闘いから帝国主義抑圧民族としての腐敗を引きはがし、生まれ変わらせています。女性こそプロレタリア革命の決定的主体であり、あらゆる差別・抑圧を廃絶し、すべての人間の人間的解放を実現するのです。
婦民は「差別・分断―再団結」論と「新自由主義」論を自己批判しましたが、「差別・分断―再団結」論がこの腐敗を生み出したのではありません。女性差別・性暴力と日常・不断に闘っていなかった腐敗が、差別への屈服・容認が「差別・分断―再団結」論や、帝国主義打倒を欠落させた「新自由主義」論でよしとしたのです。
この腐りきった現実をぶちのめしたのが革命的女性解放闘争でした。「告発した当該女性に連帯する」のみならず、連帯するならばともに闘うことを求め、のっかりも、人ごととすることも許さず、女性解放を自己実現や糾弾主義にとどめることも許さず、女性解放=全人間解放まで自己解放的に闘うことを求めた革命的女性解放闘争こそが、帝国主義と闘い抜く怒りを取り戻してくれたのです。
■「女性は強くなければ」論の批判
2月11日、関西女性反戦行動実行委員会の主催で「組織内性暴力事件から見えてきたもの」と題する学習会が行われました。「女性は強くなければならない」という思想についての問題提起は、婦民としても大いにつきつけられ、変革のテコとなりました。この「強くなければ」という思想を、提起者の谷口恭子さんは「差別する側の変革はおろか、差別を生み出す構造、階級社会、差別社会、帝国主義の構造そのものを破壊する、という方向に向かっていないのです。女性差別と闘うということが『帝国主義打倒』から切り離されているのです」と批判しました。
女性解放をとことん貫き、帝国主義を打倒するまで闘う、革命的女性解放闘争を闘いましょう。
(3)日共スターリン主義の平和擁護論を粉砕し女性との大合流を
革命的女性解放闘争を闘う中で、日本共産党スターリン主義の反戦闘争論やジェンダー論批判を明確にしたことも重要でした。
「闘うアジア人民と連帯し、日帝のアジア侵略戦争を内乱へ」という私たちの訴えに対して、帝国主義は過去のもの、日本は過去の戦争の反省に立って「日本国憲法」「象徴天皇制」を持つ平和的、民主的国家なのだという観点からの「反戦」(平和擁護論)が、主に日共スターリン主義によって対立的に展開されています。しかし、この歴史の見方、アジア人民との関係の捉え方こそが帝国主義的な腐敗に満ちたものです。
日本人民自身が大変な目にあったから「もう戦争はやめよう」では戦争は止められないのです。戦後革命の敗北が日本を帝国主義として延命させ、再びの侵略戦争を準備してきたと捉え、帝国主義を打倒することこそが戦争をなくすことだと徹底的にはっきりさせることです。そのために「血債の思想」を貫き国際的なプロレタリアートの隊列をつくっていかなければなりません。
Ⅲ)日帝打倒・天皇制打倒と女性解放
日帝が帝国主義として確立していく過程で天皇制イデオロギーが強烈に反映された家制度が作られていきました。日帝・高市は、中国侵略戦争遂行の核心に天皇制イデオロギーを据え、今国会で皇室典範改定、国旗損壊処罰法を成立させました。天皇制の支配下での搾取・収奪、差別・抑圧の構造。婦民はきっぱりと民主主義の殻を打ち破らなければなりません。
Ⅳ)中国侵略戦争阻止の反戦闘争を闘いぬく
〔編集者略〕
【情勢】
時代の転換点
米帝が中国侵略戦争を決断し開始しています。中国侵略戦争は世界戦争・核戦争であり、この巨大さが世界を引きずり回しています。この米帝に最も激しく突き動かされているのが日帝です。高市は中国侵略戦争に突撃し、年末には安保3文書の改定、来年の改憲発議へ、日帝の死活をかけて突進しています。
「女性版骨太方針2026」は、戦時型女性政策として、女性を戦争に加担させ動員し、「労働政策の歴史的転換」のテコにもしようとする悪辣(あくらつ)な政策文書として弾劾しなければなりません。
女性の怒りの決起は必至です。高市にとって「平和」「安全」とは「平和のために侵略戦争をやる」ということです。労働者のとことんまでの搾取や、自衛隊の活動のために役立つような「ジェンダー視点」などぶっ飛ばして、革命的女性解放闘争を打ち立てよう。
【方針】
中国侵略戦争阻止・改憲粉砕・高市打倒の11・22全国集会―首相官邸デモへ、女性たちの内乱的決起をつくり出そう。革命的女性解放闘争を闘う婦民へ、今までの体制内的なあり方を一掃し、膨大な女性たちと合流しよう。
中国侵略戦争阻止闘争の先頭に立とう。安保・沖縄闘争、反戦反基地闘争を闘おう。10・11三里塚全国集会に大結集しよう。無実の大坂正明さん奪還へ、10・2控訴審闘争へ集まろう。
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全国の支部からの発言
日々闘い自己を変革・飛躍する
大阪北支部 山田節子さん
昨年の総会で、抑圧者・差別者であった自らを切開し自己批判しましたが、この夏にようやく、私が運営委員として何をしてきたかを考えるに至りました。
2008年の関西ブロック総会以降の苦闘の中で、「労組拠点をつくって女性、労働者をソビエト的に組織することで社会全体をひっくり返す。そこに婦民が位置づく」という路線が提唱されました。これに私自身が飛びつき、最先頭で婦民をその路線に組織していたのです。その経過を書き出してみて、あらためて自分のやってきたことが恐ろしくなりました。
この1年数カ月、婦民とともに闘ってきた40年が何だったのかを自己切開してきました。関西で取り組んできた女性解放学習会を通して、私のこれまでの闘いは、帝国主義に対する怒り、帝国主義打倒の思想と実践が欠落した運動だったということが突きつけられました。自己満足の闘いだったのです。
変革・飛躍に「終わり」はありません。日々、帝国主義イデオロギーと闘い、自分自身を変革することが問われています。当該の女性の言葉ですが、「闘う女性へと自己変革していく闘いこそが革命的女性解放闘争であり、決して楽な闘いではないが、変革・飛躍することで、この社会に対する腹の底からの怒りを持つことができる」と。
革命的女性解放闘争が闘いの中心軸となり、決起した女性たちを先頭に運動を生まれ変わらせてきました。それを自分のものにして11月決戦へ闘います。
転換かちとった8・6広島闘争
広島支部 伊豆ハルミさん
昨年の総会で婦民が女性解放を語りながら、女性差別を告発した女性を圧殺するに至る団体だったということを全面的に認め、そして私自身がその張本人であったと自己批判をして、これを打倒・変革するという決意を表明しました。
しかし、なかなか自己批判は進みませんでした。関西の女性解放学習会に参加したことが決定的な転換点となりました。ここでは被害当該が当事者の会を結成し、闘いのすべてに責任を取って、闘いをぐいぐい前に進めていました。被害者でありながら、帝国主義ブルジョアジーに自らも屈服してきたと総括して決起しているのを見た時に、自己批判と全否定、古いあり方を否定することは、新しい自分をつくること、自己解放なんだとつかむことができました。これを圧殺したのだと自らのあり方が根底的に打倒されました。
自己批判と革命的女性解放闘争の前進が、今年の8・6ヒロシマの転換の原動力だったんです。
原爆ドーム前での集会自身を許さないという攻撃に去年も実力で攻防しましたが、「反戦運動弾圧を許すな」と戦後民主主義の枠内で「戦闘的」に闘ったのであり、これでは勝てない。何回も実行委員会で討議をし、8・6の根源である帝国主義の侵略戦争、侵略戦争の根源である帝国主義を打倒する8・6に変わろうと一致しました。慰霊式典を新たな侵略戦争のテコにしようと狙う高市を打倒する闘いを8・6はやるんだと転換をしました。
何を頑張ったかではなく革命的女性解放闘争の根底性をつかんだ今の地平から、これまでの運動を総括しなければならない。実践的にはすべてを11・22に向けて頑張ります。
血債の思想貫き女性の怒り組織
埼玉支部 大谷京子さん
議案の提起を受けて、やはり問題は「血債の思想」だと明らかになったと思うんです。2008年に労働運動路線となった時に血債の思想を失った自覚があります。帝国主義と闘えない腐敗、そういうものに自分がなっていた。
「戦争と女」を婦民新聞で連載し、戦前、市川房枝を先頭に戦争協力したことを批判し、私たちはこうならないんだと思っていたわけですが、日本帝国主義打倒の内乱を組織するとはまったく考えていなかった。
アメリカ軍基地が一番多いのが日本であり、その7割が沖縄にあると突きつけられた時に、何をやってきたんだって。「平和国家」というイデオロギーをぶっ飛ばさないと、こんなに加担している国はないというところに立たないと始まりません。アジアを蹂躙(じゅうりん)して今の自分がある。そこに立った時に、婦民の今までのあり方を守るという意識ではだめだ。
女性団体は絶対に必要。今女性たちは生きづらさを抱えて国会前に行っている。彼女たちを誰が獲得するのかが本当に未来を決める。天皇制に対して日共はじめみんなが屈服している中で、怒りはあるんですよ。天皇制打倒を掲げる私たちが本気になれば組織をつくれるはずです。真剣に論議して、そういう女性団体をつくっていきたいと思っています。