大坂正明さんの獄中メッセージ 数十万の反戦決起で帝国主義打倒へ

週刊『前進』04頁(3462号04面02)(2026/09/07)


大坂正明さんの獄中メッセージ
 数十万の反戦決起で帝国主義打倒へ


 (1)
 星野さんの国賠は、国側が上告しなかったということです。これでこの闘争の大勝利が確定しました。
 ただ私は星野さん側の上告は棄却されるのではないかとみています。それはこちらの主張を認めることは、収容施設の医療体制の抜本的改革を必要とすることなので、とても認めることはできないだろうと思うのです。
 もしそれを認めると、被収容者が体調不良を訴えた時には、その原因をつきとめる検査を義務づけることになります。これは日帝の戦時体制のための医療再編の方向に逆行することになり、権力にはとうてい承服できないことです。
 もっともこれは私の推測ですから、深刻に受けとめることはありません。たとえ上告棄却となっても、この勝利性は、十分とは言えなくても、けっして不足なんてことはありません。今後収容施設で行われる手術の際は、手抜きを許さなくなるのです。特に術後の看護体制をとることを強制することになるので、安易に手術を強行することはできません。こうしたことは一つの大きな医療改革であることは間違いないのです。
 国側は収容施設での手術を減らすようにするかもしれませんが、それでも手術でしか治癒しない病気はたくさんありますから、手術がなくなるわけではありません。
 またこの時期の星野国賠の勝利は、日帝の戦争政策に抗う闘いの勝利として位置付けられるのであり、それが最も重要なことだと思います。
 (2)
 8・6ヒロシマ、8・9ナガサキ闘争に参加された方もおられることと思います。お疲れさまでした。
 こんにち戦争は元凶である帝国主義を倒してこそ止められると訴える勢力は私たち革命的左翼しかいません。私たち以外に反戦・反核・反基地・護憲の声をあげる人も大勢いるのですが、その大半は容帝つまり帝国主義の存在を前提としています。そのためその運動は、自民党政権に「お願い」したり、他の国会勢力=野党に希望を託すということになり、けっして実現することのない矛盾した主張・運動になっているのが現実です。そうした容帝の人たちを説得・批判しつつ獲得し、ともに闘うための論理をもつことが必要だと思います。
 レーニン帝国主義論に立つ者にとっては、帝国主義が戦争の元凶であり、日本の支配階級もまぎれもなく帝国主義なのだということは自明ではあります。しかし容帝の人たちにとっては日本の支配階級が帝国主義だとは思ってもみないのでしょう。また帝国主義とか共産主義、労働者階級といった階級的言葉自体を毛嫌いし、現実を直視しないということもあります。
 そういう壁をぶち破って容帝の人たちを獲得する闘いに星野・大坂全国救援会が先頭に立って挑戦してほしいと思っています。
 反戦のためには全国結集で2千~3千名なんてことではあまりにも少なすぎます。韓国民主労総のように数十万の結集で国会を幾重にも包囲し、機動隊、公安の弾圧をはねのけて帝国主義を打倒する——そういう闘いを待ち望んでいます。
(東京拘置所在監)
このエントリーをはてなブックマークに追加