強制収用を絶対許すな 反対同盟先頭に千葉県庁デモ

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週刊『前進』04頁(3463号01面02)(2026/09/14)


強制収用を絶対許すな
 反対同盟先頭に千葉県庁デモ

(写真 「強制収用粉砕、高市戦争政権打倒!」を訴え千葉県庁包囲デモ【9月8日 千葉市】)

 三里塚芝山連合空港反対同盟の呼びかけで9月8日、千葉県庁デモが闘われた。80人の労働者・学生・市民が結集し、成田空港の大拡張・機能強化に向けた強制収用攻撃への断固たる反撃をたたきつけた。
 午前9時、県庁前の羽衣公園で反対同盟の太郎良陽一さんの司会で決起集会が始まった。最初に事務局として白桝の伊藤信晴さんが発言を行った。「アメリカ帝国主義・トランプは中国・習近平政権を倒す中国侵略戦争突入を決断している。骨太方針2026には成田空港機能強化が明記され国家政策の中心に位置づけられて、熊谷千葉県知事は国策の急先鋒(せんぽう)となっている。成田空港会社(NAA)はかつて二度と強制的手段を用いないと公言したが、『C滑走路は別だ』と言って強制収用攻撃をかけている。今日は県庁を包囲し徹底弾劾する闘いをやり抜こう」
 続いて動労千葉の川崎昌浩執行委員が連帯のあいさつに立った。「高市政権で成田は軍事空港、兵站(へいたん)基地として位置づけられ、国家総動員体制の中軸に据えられようとしている。労働組合こそ反戦闘争の最先頭で闘う」と決意を表し、11・1全国労働者総決起集会―11・22反戦闘争への参加を呼びかけた。
 さらに騒音訴訟を闘う住民が、夜間飛行差し止め裁判の傍聴参加を訴えた。
 最後に太郎良さんが決意を述べた。「敷地内農家のC滑走路建設反対の決起を支えよう。資本主義は農地収奪を繰り返してきたが、これを打ち砕き資本主義の社会を変えよう。10・11全国集会に集まり、市東さんの農地を守り、強制収用に反対する陣形をつくろう」
 太郎良さんのリードで市内デモに出発した。宣伝カーには婦人行動隊の宮本麻子さんが乗り込み、「強制収用粉砕、高市戦争政権打倒!」の声を県庁周辺に大音量で響かせた。

空港拡張差し止め裁判で住民が陳述

 続いて千葉地裁民事第3部(大寄〔ごうより〕久裁判長)で空港拡張差し止め裁判が開かれた。この裁判は三里塚芝山連合空港反対同盟が被告の国とNAAに対し、  滑走路の2500㍍への延長(2006年)、第3誘導路建設(10年)という二つの変更許可処分の違法性を追及し、飛行の差し止めを求める「第3誘導路裁判」として始まった(第1事件)。これに、国の施設変更許可(20年)の無効確認と一切の工事の差し止めを求める訴訟が加わり(第2事件)、機能強化で騒音被害が一層深刻になる成田市、芝山町、横芝光町、茨城県稲敷市の住民30人が原告となり、国・NAAに対し機能強化と新滑走路建設差し止めを求めて提訴し(第3事件)併合された。さらに8月24日、7人の住民(芝山町の第3滑走路予定地の地権者を含む)が同じ内容で提訴し(第4事件)、本裁判への併合を求めている。
 開港以来騒音に苦しめられてきた横芝光町の住民Aさんが意見陳述で「私たちには、自分の命を守る基本的人権が保障されている。成田空港の大拡張を認めた施設変更許可が違法で無効であることを認めてほしい」と訴えた。続いて反対同盟顧問弁護団が、成田機能強化によって大々的な環境破壊が促進されることについて強く警告した。
 裁判後の報告集会では、弁護団が強制収用攻撃を打ち破ろうと訴え、また天神峰・市東孝雄さんの耕作権裁判控訴審、団結街道裁判控訴審、土地明け渡し請求権時効裁判、それぞれの裁判闘争の意義を解説した。
 最後に伊藤さんが、第3滑走路敷地内地権者農家との連帯を呼びかけ、10・11三里塚全国集会への大結集を訴えた。
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