狭山再審棄却阻止を 10・31狭山全国統一行動から11・1―22へ 革共同部落解放闘争組織委員会

発行日:

週刊『前進』04頁(3469号04面01)(2026/10/26)


狭山再審棄却阻止を
 10・31狭山全国統一行動から11・1―22へ
 革共同部落解放闘争組織委員会


 10月3日の在沖アメリカ軍海兵隊兵士による沖縄女性の殺害事件を徹底弾劾する。断じて許すことはできない。事件は、改めて中国侵略戦争突入下で「第二の沖縄戦」が沖縄人民に強制されている現実を突き出した。私たち本土の労働者人民は、この沖縄の現実を痛苦の念をもってとらえ返さなければならない。沖縄―本土の関係の革命的転換をかけ、血債にかけて沖縄米兵による女性殺害事件を徹底弾劾し、「中国侵略戦争阻止、全基地撤去=沖縄奪還、安保粉砕・日帝打倒」の闘いを大爆発させよう。全国水平同盟第15回大会で自己批判し、転換し確立した「女性解放闘争を推進軸に、融和主義粉砕、部落解放・日帝打倒をかちとる」路線の真価をかけて、「狭山差別裁判徹底糾弾!10・31狭山全国統一行動」に決起し、11・1全国労働者集会―11・22反戦闘争に労働者人民の総決起をかちとり、トランプ、高市による中国侵
略戦争を止めるため全力で闘おう。

中国侵略戦争阻止の最先頭に立つ

 在沖米兵による女性殺害事件は、米日帝国主義の中国侵略戦争が引き起こしたものである。トランプも高市も共犯者だ。そもそもなぜ沖縄に米海兵隊がいるのか。沖縄が第一列島線の中心に位置し、沖縄米軍がその最前線部隊として駐留しているからだ。中国侵略戦争に向けた実戦さながらの日米共同実動演習「キーン・ソード27」が行われているからだ。戦前戦中戦後を通じて、何よりも1972年の「沖縄返還」以後も、沖縄への差別・抑圧の現実は変わっていないことを自己批判的にとらえ返さなければならない。沖縄人民の怒りと連帯して、徹底的に闘いぬこう。
 狭山闘争こそ、高市の中国侵略戦争攻撃と真っ向から対決し打ち破る闘いだ。全国水平同盟と全国の部落大衆は中国侵略戦争阻止の先頭に立ち、反戦闘争の大爆発を切り開き、この力で再審棄却を阻止し第4次再審闘争勝利を切り開こう。
 いま狭山第4次再審闘争は、これまでとは一段も二段も違った棄却情勢を迎えている。第一に、中国侵略戦争情勢が棄却情勢を切迫させていることである。
 高市は、中国侵略戦争に向けて天皇制・天皇制イデオロギー攻撃を軸に差別主義・排外主義攻撃を激化させている。東京のO郵便局では、郵政当局の戦争協力体制の中での職場荒廃が職員による部落差別を生み出した。その揚げ句、O郵便局は、Aさんの告発糾弾をつぶし、部落差別を居直った。絶対に許せない。Aさんとともに郵政当局の部落差別を徹底糾弾しよう。
 いま全国の職場、学園、ネットで部落差別が激化しあおられている。狭山再審棄却策動も一体の攻撃だ。また中国侵略戦争攻撃として入管法改悪・入管体制の強化、在日朝鮮人、在日中国人を始め在日外国人に対する排外主義攻撃や、日本人との分断と対立をあおる攻撃も激化している。差別徹底糾弾の思想と立場に立ち、狭山闘争と一体で差別・排外主義と闘い、天皇制攻撃を粉砕しよう。
 第二に、中国侵略戦争とともに司法の戦時司法化が進められていることだ。
 国鉄1047名解雇撤回裁判では、井手正敬(JR西日本元会長)と深澤祐二(JR東日本会長)の証人尋問をつぶすために、日帝権力は裁判長の転勤まで強行した。大坂裁判では、法廷で、大坂正明さんを見たという目撃証言を撤回し無実を訴えた元少年たちの証言を踏みにじって有罪判決を下し、控訴審では即日結審の暴挙を行った。再審法の改定問題では証拠開示を制限し、再審闘争を闘うことそのものを困難にさせる改悪が強行された。
 この戦時司法の強行、戦争国家化は、狭山闘争にも向けられている。日帝は東京高裁を包囲した11万人の労働者人民の決起(1974年9月)の歴史を恐れ、今なお全国で闘われている狭山闘争を恐れ、再審棄却攻撃を強めている。

第4次再審の打ち切り狙う裁判長

 第三に、狭山再審闘争そのものにおいて、決定的な再審棄却情勢に入っていることである。
 一つには3月31日、新たに東京高裁第4刑事部裁判長に就任した前田巌裁判長に対し、東京高検が第4次再審について、「鑑定人尋問の必要はなく、すみやかに再審棄却すべき」と意見書を提出したことである。
 二つに、前田裁判長は、7月の第5回三者協議における弁護団のプレゼンテーションに続いて、9月の三者協議では、これまで行ってこなかった検察官による「有罪」のプレゼンテーションを行わせた。これは決定的なことである。
 検察・弁護団の両者にプレゼンテーションを行わせたことをもって、前田裁判長は「検察、弁護側の両者の意見は聞いた」として、一気に第4次再審の打ち切りを狙っているのだ。
 中国侵略戦争と一体で狭山再審棄却情勢がまさに切迫した情勢を迎えている。追い詰められているのは国家権力・検察・裁判所だ。どんなに破綻しても「石川有罪」を押し通し、部落差別攻撃で労働者人民を取り込み、侵略戦争に動員しようとしているのだ。断じて許すことはできない。
 74年10月31日、東京高裁の寺尾正二裁判長は無実の石川一雄さんに無期有罪判決を下した。国家暴力をもって下された差別判決である。第二審冒頭に石川さんは「おれはやっていない」と、たった一人で決起した。真実の訴えは部落大衆、学生、青年労働者を揺るがし、階級的実力闘争をはらんで74年9月の石川さん最終意見陳述の際には、日本裁判史上最大の11万人が東京高裁を包囲した。
 寺尾裁判長は、弁護側の証拠証人申請を一切却下し、判決文では証拠と客観的事実の違いを認めながら、その根拠を「石川一雄がうそつきだからだ」とした。何よりも、最終意見陳述を行った石川一雄さんの存在と闘いを真っ向から踏みにじる徹頭徹尾、部落差別に貫かれた判決だ。
 中国侵略戦争阻止の反戦闘争の大爆発で狭山再審棄却攻撃をひっくり返そう。われわれ革共同は、石川さんと血盟関係にある。昨年逝去した石川さんの遺志を引き継ぎ、これまでとは画然と異なる闘いの決意をもって、「寺尾差別判決52カ年糾弾!10・31狭山全国統一行動」に総決起し、再審棄却阻止!第4次再審闘争の勝利の展望を切り開こう。国家的部落差別犯罪を暴く万年筆のインクなどの全証拠の事実調べを実力糾弾闘争でかちとろう。

部落解放闘争を日本革命の課題に

 全国水平同盟は、7月の第15回大会で、「女性差別と闘う思想と実践が欠落していた運動とは、帝国主義に対する怒り、帝国主義打倒の思想と実践が欠落した運動だったとして問題を立てるべきなのです」(2・11関西女性解放闘争学習会)という提起に徹底的に向き合い、自己批判を深め、これまでの解放運動の根底的打倒と変革をかちとるために闘ってきた。そして中国侵略戦争阻止の先頭で闘うことを宣言し、「融和主義粉砕、部落解放・日帝打倒!」の路線の再確立をかちとった。また、「差別=分断―再団結」論の先頭に立っていたことを心から謝罪し、「血債の思想」を取り戻し、差別徹底糾弾の思想を復権させて闘い、国家権力と不屈に闘う石川精神を継承し、狭山闘争論の再確立をかちとることを宣言した。
 女性解放闘争を推進軸に部落解放闘争の再確立をかちとる闘いは、部落解放闘争を日本革命の戦略的課題として位置づけて闘うことである。われわれは革共同10回大会路線―38全総路線で徹底的に武装し、自己批判を深めて闘う。
 わが部落解放闘争組織委員会は、一切をかけて10・31狭山全国統一行動に総決起することをテコに、何よりも全国の部落・地域、職場、学園に入り、11・1労働者集会―11・22全国反戦闘争に部落大衆の大結集をかちとるために全力で闘う。ともに闘おう。
------------------------------------------------------------
寺尾差別判決52カ年糾弾!石川一雄さんは無実だ!
東京高裁は事実調べ・再審を行え
10・31狭山全国統一行動
■東京
10・31東京狭山集会
 10月31日(土)午後6時30分渋谷区勤労福祉会館
 集会後、渋谷をデモ 
 主催 部落解放東日本共闘会議
    全国水平同盟杉並支部
■関西
全関西狭山集会
 10月30日(金)午後6時30分
 豊崎西公園(大阪市北区豊崎5―5)
 主催 全国水平同盟/関西労組交流センター
■広島
広島狭山集会
 10月29日(木)午後6時
 広島市西地域交流センター(いきいきプラザ)3階研修室(広島市西区福島町1―19)
 主催 部落解放広島共闘会議
■福岡
石川一雄さんは無実だ!10・31狭山集会
 10月31日(土)午後1時
 北九州市立商工貿易会館501会議室(福岡県北九州市小倉北区古船場町1―35)
 ※集会後半で映画「造花の判決」を上映
 主催 北九州部落解放研究会