182号-安倍打倒へ怒りの11月総決起を

20141006c-1.jpg 巻頭の「戦争と民営化を撃つ労働者階級の11月総決起を」(村雨省吾論文)は、9・11郡山闘争から全国の国鉄集会、10・1動労千葉ストと嵐のような進撃を開始した国鉄闘争の到達地平を明らかにしています。4大産別の課題、そして『現代革命への挑戦』下巻によるマルクス主義復権や革命党をつくり出した若き青年の闘い、国鉄分割・民営化が動労総連合を生みだした意義が熱く語られ、11月集会へ向けた熱い訴えとなっています。

 「郡山工場における外注化阻止闘争の歴史的地平」(大蔵亮二論文)は、JR郡山工場における本格的な外注化攻撃をトヨタ方式の導入による検修業務の根本的な大転換から始まった合理化攻撃として歴史的に解き明かしています。9・11にいたる反対運動の発展過程を明らかにした労働者同志による画期的反合闘争論文です。

革共同教育労働者委員会の「闘う執行部建設での日米教育労働者の団結」は、執行部選挙に圧倒的に勝利した米ロサンゼルスの教育労働者との交歓を果たした訪米闘争の豊かな教訓と一体で、安倍との正面対決に突入している日本の教育現場における反撃と執行部権力奪取の路線が提起されています。
 革共同中央学生組織委員会の「10・21国際反戦デーの歴史的復権へ」は安倍の7・1集団的自衛権閣議決定に対して、学生が先頭で国際反戦デー闘争を復権する新たな方針が、戦争と大学の歴史、10・21闘争の歴史を振り返りながらわかりやすく提起されています。
 革共同部落解放闘争組織委員会による「7・1情勢に立ち向かう部落解放闘争と階級的団結論」は、階級的労働運動路線を先頭で実践してきた西郡における住宅闘争がかちとってきた地平を明確にしました。さらに、戦前の水平社の路線闘争の総括に踏み込んで部落解放闘争論の圧倒的な深化が階級的団結論として提起されています。
 革共同沖縄県委員会による「『オール沖縄』うち破る階級的労働運動の新たな挑戦」は、安倍による戦争と非正規職化攻撃の最先端の攻防に突入している沖縄において、11月県知事選情勢にいかに革命派が勝利し抜いていくのか、沖縄における9月統一地方選と非正規職撤廃闘争の勝利と前進をふまえて積極的な提起がおこなわれています。
 巻末には前進夏期特別号の政治局アピールと新自由主義打倒論(城戸通隆論文)を収録しました。
 どの論文も、豊かな経験の総括を組織的な討議で練り上げられたもので、力作ぞろいです。『現代革命への挑戦』と一体で11月労働者集会の1万決起に向けた理論闘争の糧(かて)として活用されることを呼びかけます。