市東さん農地決戦の勝利かけ 3・23(全国集会)〜3・26(第1回弁論)へ 控訴審3万人署名の達成を

週刊『三里塚』02頁(0890号01面01)(2014/02/24)


 市東さん農地決戦の勝利かけ
 3・23(全国集会)〜3・26(第1回弁論)へ
 控訴審3万人署名の達成を

(写真 周辺地域一斉行動で、辻立ち演説を行う北原事務局長。北原さんはこの日、いつもの2倍にあたる8カ所で演説した【2月16日 成田市三里塚】)

 大恐慌と3・11情勢のもとで危機にあえぐ日帝・安倍政権と、崩壊を開始した帝国主義・新自由主義の、マスコミをも総動員した大反動と圧殺攻撃を打ち破って、都知事選では学生・青年労働者を先頭に、鈴木候補と一体となった連日の総決起がかちとられた。この歴史的経験は巨大である。都知事選決戦の地平から2〜3月闘争へ直ちに大進撃しよう。この一環として、三里塚2014年決戦とりわけ、目前に迫った3・23全国集会(東京・芝公園)〜3・26農地裁判控訴審第1回弁論へ進もう。農地取り上げに反対する3万人署名達成へ全力を挙げよう。
 鈴木たつお候補を押し立てた都知事選への歴史的挑戦は決定的な地平を切り開いて勝利した。2・9星野渋谷大デモ、2・16国鉄集会の成功を踏まえ、3・11反原発郡山集会の闘いに向かおう。その闘いの前進で、三里塚の農地裁判控訴審決戦の勝利へ。
 三里塚2014年決戦が白熱化している。3・23三里塚全国集会への爆発的な結集をかちとり、東京高裁・貝阿彌(かいあみ)誠裁判長による農地強奪の反動判決策動を今こそ打ち砕かなくてはならない。反対同盟は2月12日、招請状を発出した。3・23集会は首都東京の芝公園で開催する。まさに「東京へ、霞が関へ攻め上る」闘いだ。国鉄闘争と結合し、福島の怒りと連帯を深め、辺野古基地反対の沖縄闘争、さらに今現在決戦局面を迎えている反TPP闘争と固く連帯し、「反国策」という一点で結びつき、霞が関を圧倒する闘いの突破口だ。
 市東さんの農地裁判は、3月26日に控訴審第1回弁論が開かれる。3・23集会の成功は、貝阿彌裁判長による早期の審理打ち切り策動との直接的な闘いである。弁論1回目から決戦に突入する。3・26弁論闘争を、東京高裁を十重二十重に包囲する大結集で闘おう。弁護団は一審千葉地裁・多見谷判決を打ち砕く控訴理由書を準備している。法廷内外の闘いで高裁を追いつめよう。
 そのために反対同盟は、1月12日をもって、控訴審勝利に向けた3万人署名を開始した。昨年一審の千葉地裁に対しては約2カ月あまりの闘いで1万2千筆を実現し、「仮執行宣言」を阻止した。故萩原進事務局次長が切り開いた周辺住民への連帯を求める闘いを、反対同盟・支援は現地で粘り強く拡大している。反対同盟が闘争宣言で訴えたように、全国の労働組合、農業・農民団体、消費者団体、市民団体、学生団体に直接訴え、何としても3万人署名を達成しよう。労農連帯を軸に勝利の陣形を構築しよう。動労千葉を先頭とした6千万労働者と、反対同盟・全国農民会議を先頭とした260万人の農民との労農連帯の展望をこの中で打ち立てよう。これこそが農地を守る決戦の陣形だ。
 市東さんの生活と営農のすべてがかかった農地を取り上げる攻撃との闘いが、TPP協定締結や減反政策の廃止などの農業・農民切り捨て攻撃との最先端の攻防であることをはっきりさせ、圧倒的な労働者・農民の決起をかちとろう。

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