市東さん農地裁判 3万人署名を全力で集め6・25第2回弁論闘争へ 貝阿彌裁判長の早期結審許すな 再び東京高裁を包囲しよう 国鉄決戦の前進と一体で

週刊『三里塚』02頁(0894号01面01)(2014/04/28)


市東さん農地裁判
 3万人署名を全力で集め6・25第2回弁論闘争へ
 貝阿彌裁判長の早期結審許すな
 再び東京高裁を包囲しよう
 国鉄決戦の前進と一体で

(写真 北原事務局長は先頭に立って恒例の辻立ち演説を行った【4月20日 多古町五辻】)


 安倍政権の戦争・改憲攻撃と対決する国鉄10万人署名運動の前進と結びついて、西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の解雇撤回裁判で完全勝利がかちとられた。市東さんの農地を死守する闘いを先頭とした三里塚決戦も白熱点を迎えている。世界恐慌の激化が争闘戦の軍事化に転化する中、反戦・反核の砦=三里塚闘争の重要性が高まっているのだ。闘いの焦点は、6月25日の市東さん農地裁判の控訴審第2回弁論で、第2次署名=1万筆を東京高裁・貝阿彌(かいあみ)誠裁判長に突きつけ、高裁包囲闘争をかちとることだ。反対同盟は4月20日、一斉行動に決起して成果をあげた。貝阿彌裁判長の早期結審策動を打ち砕く3万人署名へ猛然と闘おう。
 3・26控訴審第1回弁論闘争は、市東さんの陳述を先頭に東京高裁大法廷を圧倒し、貝阿彌裁判長に、「農地死守」の決意の固さをつきつけた。 次の決戦は6月25日の第2回弁論だ。いわゆる〝一発結審〟で悪名高い貝阿彌裁判長が早期結審策動を露骨に示してくることは間違いない。この2カ月が、貝阿彌裁判長の策動を打ち破れるか否かの掛け値なしの決戦であることをはっきりさせなければならない。
 この闘いに勝利するために必要なことの第一は、階級闘争の土台であり、核心である国鉄1047名解雇撤回をめざす国鉄決戦の前進を全人民の力で勝ち取ることだ。
 最高裁段階をむかえている動労千葉の鉄建公団訴訟の勝利のために10万人署名を実現し、そのためにも国鉄闘争全国運動が主催する6・8集会の成功を勝ち取ろう。
 第二に、同鉄建公団訴訟の控訴審でかちとられた2013年9・25判決(不当労働行為を認定)、今年2月12日の法政大学暴処法(暴力行為等処罰に関する法律)弾圧裁判での完全無罪判決、そして4月16日の西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の解雇撤回判決という、連続した勝利の闘いと一体で、市東さん農地裁判における勝利的な前進を実現することだ。
 この支配階級と労働者人民の力関係の地殻変動の中で市東さん裁判の勝利の展望が切り開かれるのだ。
 第三に、3万人署名運動の圧倒的な前進だ。反対同盟は、3月26日に提出した8019筆に加え、6月25日、第2次署名提出を予定している。この市東さんと反対同盟の熱意に全力で応え計2万筆署名を目指そう。
 そのためにも、反対同盟が周辺一斉行動で目指しているように、三里塚48年の基本原則を断固として堅持した上で、その周りに新たな支持者層を獲得する闘いを大胆に展開しよう。
 三里塚の歴史と現状をつぶさに記録した新作DVD「三里塚大地の乱2014」を積極的に活用しよう。
 第四に、三里塚闘争の原点である反戦・反権力の闘いとしての地平を、安倍政権の戦争・改憲政治との対決として解き放ち、「首都中枢に攻め上る闘い」を拡大しよう。6・25までの2カ月間を全力で走り抜こう。

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市東さんの農地を守れ
6・25第2回弁論闘争
 ●6月25日(水)午後3時
 ●東京高等裁判所 102号法廷
 ★集会・デモを含めた1日行動を闘います。

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