7・13への結集訴える 三里塚芝山連合空港反対同盟

週刊『三里塚』02頁(0898号01面02)(2014/06/23)


7・13への結集訴える
 三里塚芝山連合空港反対同盟


 全国の闘う仲間のみなさん。
 反対同盟は7月13日、第3滑走路反対! 緊急現地闘争を開催します。花植木センター横の市東孝雄さんの畑から、計画対象とされている地域を一周する初めてのデモをおこないます。みなさんの大結集を呼びかけます。
 5月17日付の商業新聞は、国土交通省が「成田で3本目、羽田で5本目の滑走路」案を提示し、周辺自治体や航空会社などと協議に入ると報じました。さらに、6月6日、国土交通省の有識者委員会が、羽田・成田空港の国際便増についての拡大案を公表しました。2020年東京オリンピックまでに、羽田、成田あわせて83万回にまで増やそうと、運用の緻密化を図るとしています。4月30日には成田市商工会議所を中心にした地元利権団体が「成田第三滑走路実現する会」を設立し、空港内外で署名の取り組みを開始しています。
 原発・鉄道輸出などの成長戦略が破たんする中で、安倍政権は、空港機能の強化に死活をかけ、なりふり構わない第3滑走路計画を打ち出したのです。騒音被害に苦しむ地元住民の存在と生活を何らかえりみることのないこのやり方は、48年前の閣議決定と全く同じです。
 第3滑走路計画は、市東さんをはじめ反対同盟の闘いがある限り絶対にできません。今や市東さんの農地を守る闘いは、周辺地域の住民の生活と権利をまもる一つながりの闘いとなりました。全力で3万人署名を推進し、東京高裁の早期結審―反動判決策動をうち砕きましょう。
 反対同盟は昨年5月以来、毎月周辺地域で一斉行動を展開し、市東さんの農地強奪阻止を呼びかけてきました。数百軒にも及ぶ立ち退きを強制し、騒音と生活破壊をさらに拡大する第3滑走路に対して、地元住民の怒りの決起は不可避です。
 改憲・戦争へと突進する安倍政権に対する人民の怒りと危機感が急速に高まっています。
 第3滑走路粉砕は、安倍政権と真っ向から対決する闘いです。私たちは、動労千葉をはじめとする全国の労働者との労農連帯、市民・学生との連帯をうち固めて反戦・反核をつらぬき、福島・沖縄と結びついて、安倍政権打倒に立ち上がります。TPPと一体の農業・地域破壊を許さず、「国策」を打ち砕くべく闘いましょう。ぜひお集まり下さい。

--記--
【日時】 7月13日(日)午後2時
【会場】 花植木センター横 市東さんの畑
【主催】 三里塚芝山連合空港反対同盟

このエントリーをはてなブックマークに追加