集団的自衛権 官邸前で4万が実力抗議 8・17集会に結集し安倍打倒へ

週刊『三里塚』02頁(0899号01面02)(2014/07/14)


集団的自衛権
 官邸前で4万が実力抗議
 8・17集会に結集し安倍打倒へ

(写真 7月1日、動労千葉を先頭に首相官邸前を万余の労農学市民が埋め尽くして安倍政権の暴挙を弾劾した)


 7月1日、安倍政権は「集団的自衛権行使」の閣議決定をついに強行した。憲法9条を根底から覆す前代未聞の暴挙だ。
 前日の6月30日から首相官邸周辺には約4万人の人びとが駆けつけ、抗議の声を上げた。怒りが永田町、霞が関一帯に渦巻いた。「集団的自衛権行使許すな!」「憲法の破壊弾劾!」
 この闘いは規制する機動隊との激突となり終了予定の8時になっても若者を先頭にして、労農学が続々と結集し続け、午後11時過ぎまで続いた。
 7月1日当日は、朝からの一日行動が闘われた。動労千葉が安倍政権の暴挙を弾劾する先頭に立った。
 この日も首相官邸前に続々と民衆がかけつけ、「安倍政権を倒せ」のコールが響き渡った。機動隊による暴力的排除が始まると、参議院議員の山本太郎さんがかけつけ、「警察は暴力をやめろ、市民を暴力で排除するな! 排除の理由を説明しろ、血を流している市民もいる。責任者は誰だ、出て来い」と激しく機動隊を弾劾した。
 この迫力に圧倒された機動隊は封鎖を解かざるを得なくなったのだ。
 午後5時20分ごろ、「集団的自衛権行使へ閣議決定強行」の第一報が入ると、「閣議決定を撤回しろ」「クーデター的なやり方を許さないぞ」「安倍はやめろ!」の怒号が繰り返され、「闘いはこれからだ」の声が次つぎに上がった。関連法案を実力で葬り去ろう。「戦争・原発・首切りの安倍をともに倒そう! 8・17日比谷大集会」の成功こそ、反撃の突破口だ。

ヒトラーと同手法

 安倍政権のやり方はナチス・ヒトラーと同じだ。1933年1月、ヒトラーは政権につくと、憲法には手を付けず(憲法改悪せず)、授権法(全権委任法)の制定で憲法を停止した。そして政権就任からわずか6カ月で前代未聞の独裁体制を築いた。まさに麻生太郎副首相が「ナチスのやり方をまねればいい」と言った通りの道を安倍政権は走っている。
 8月17日、日比谷公会堂をあふれされる巨万の労農学を結集して、労働者階級の怒りと力を示そう。安倍政権を実力で打倒しよう。

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