10・12闘争宣言 三里塚芝山連合空港反対同盟

週刊『三里塚』02頁(0905号01面03)(2014/10/13)


10・12闘争宣言
 三里塚芝山連合空港反対同盟


 本日の集会は、市東孝雄さんの農地裁判闘争の勝利と、新たな三里塚闘争の開始を宣言する集会となった。
 10・8東京高裁控訴審闘争は、200名の結集で情宣活動・高裁包囲デモ・法廷闘争をたたかいぬいた。市東さんと弁護団の緻密で迫力に満ちた意見陳述が、空港会社・千葉県を圧倒し窮地に追い込んでいる。市東さん側の求釈明に一切答えず、ひたすら「一審多見谷判決の通り」と繰り返して逃げまわっている。空港会社には一片の正義もない。徹底的に追及し、叩きのめし、絶対に勝利しよう。
 三里塚闘争は48年の闘いを経て、新たな空港強化・拡大政策との激突という重大な情勢を迎えている。国土交通省は8月5日、東京オリンピック開催を口実に「2020年までに成田4万回増便」を発表した。これは2本の滑走路の同時離着陸の強行と、夜間飛行制限を撤廃した24時間空港化をねらうものである。運航の安全と騒音下住民の生活を無視した暴挙を、絶対に許してはならない。さらに、B滑走路の1000メートル延長(3500メートル化)と第3滑走路増設を計画している。住民に一言の説明もない、48年前と同じやり方だ。しかし、48年前のようには行かない。反対同盟は絶対に第3滑走路を造らせない。
 市東さんの闘いは、この空港拡大計画との最先端の闘いだ。成田軍事使用をはばみ、安倍政権の戦争政治と真っ向から対決する闘いだ。街頭や地域、職場、学園での3万人署名の取り組みと、毎月の一斉行動による周辺住民との結合が、空港推進派を圧倒している。周辺活動をますます展開し、周辺住民とともに第3滑走路計画粉砕へ立ち上がろう。全国の闘いと結びつき、農地を守る闘いを押し広げよう。

 当面、以下のスローガンのもとに闘いを前進させよう。
◆3・4控訴審第4回弁論へ、東京高裁包囲闘争に結集しよう!
◆3万人署名の達成へ、再度取り組みを強化しよう!
◆周辺住民と共に第3滑走路計画を粉砕しよう!
◆辺野古新基地建設阻止!沖縄県民の怒りとともに闘おう!
◆川内原発再稼働阻止!全ての原発を廃炉に! 福島・被災地と連帯しよう!
◆安倍政権の新成長戦略許さず、TPPに反対し、11月合意を粉砕しよう!
◆集団的自衛権行使閣議決定を弾劾し、改憲と戦争に向かう強権政治と闘おう!
◆3・29全国総決起集会に結集しよう!

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