三里塚現闘と行動隊 労組回りを始める

週刊『三里塚』02頁(0908号02面07)(2014/11/24)


三里塚現闘と行動隊
 労組回りを始める


 三里塚現闘と全学連三里塚現地行動隊は、市東さんの農地を守る3万人署名運動の前進のために、香取、成田地区の労組訪問を開始した。
 自治体労組、教職員組合、民間労組へそれぞれが手分けして訪問した。香取市のある教組では、組合員数の減少に悩む分会長の話を聞いた。「教員の試験採用制が導入されたこともあって、若い教員が組合に入ろうとしない。高齢化が問題。だけど、国から切り捨てられたり、社会的に弱い立場の人々と連携していくのも労働組合の大事な役割です」と話してくれ、その場で署名に応じ、さらに「分会にはかります」と語った。ある民間労組には全学連行動隊2人が訪問した。若い学生の訪問は歓迎され、こちらも「分会で検討します」と応えてくれた。
 一方、反対同盟の伊藤信晴さんは、都内の労組への働きかけを積極的に行っている。国鉄全国運動が推進する10万人署名を展開する労働者からの助言を得て、労組回りを始めたのだ。
 一審段階での「3万人署名」では、農業関係の労組執行部を訪れ、協力を得た。現在の控訴審でも清掃関係の労組執行部に働きかけ、取り組んでもらった。結果、35筆の署名を獲得した。
 三里塚現闘は、さらに地域を拡大して千葉県下の労組に訴えを拡大していく予定だ。この闘いは市東さん署名にとどまらず、動労千葉支援の物販(物品販売)行動や「動労総連合を全国に」の闘いともつながり、労農連帯と階級的労働運動派陣形の前進の闘いとなっていく。
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