市東農地決戦の先頭に立つ 全学連三里塚現地行動隊日誌 福島大弾圧 A君を奪還しよう 3・11の大成功を 全学連三里塚現地行動隊長

週刊『三里塚』02頁(0914号02面01)(2015/02/23)


市東農地決戦の先頭に立つ
 全学連三里塚現地行動隊日誌
 福島大弾圧 A君を奪還しよう
 3・11の大成功を
 全学連三里塚現地行動隊長

(写真 でっち上げ逮捕された学生の釈放を求めて福島警察署へデモ行進を行った【2月14日】)

 寒い日が続いていますが、三里塚現地は熱く燃え立っています。日々の農作業と並行して、連日街宣を行い、3月4日の市東さん農地裁判第4回弁論に向けたラストスパートに入っています。3万人署名を貫徹し、小林昭彦裁判長にたたきつけましょう!
 全学連は1月31日、拡大中央委員会を開催し、5〜6月安保国会粉砕の巨万のデモの実現に向けた「第一の決戦」として3・11反原発福島行動―3・29三里塚全国集会への大結集方針を確認。直ちに行動隊を組織し、福島での闘いを開始しました。「革命の根拠地=福島」から福大生が決起することに恐怖した国家権力は、2月3日、A君をでっち上げ逮捕しました。福島大学当局と警察権力が結託し、反原発運動をつぶすために仕かけた悪らつな政治弾圧であり、絶対に許すことはできません。しかし、不屈に立ち上がり続けてきた福大生の怒りの決起は不可避です。2月14日には、福島警察署を直撃する戦闘的デモが闘われました。3・11への組織戦を通して、A君の即時奪還をかちとろうではありませんか。
 今年の福島行動は、「帰還・復興」キャンペーンを打ち破る闘いです。福島の怒りを圧殺して、国家・資本を救おうというのが、安倍の言う「復興」に他なりません。かつて、関東大震災後に政府が発行した震災復興手形は、恐慌に陥った金融独占資本を救うために使われました。敗戦後の復興金融公庫では、植民地を失い瀕死の金融独占資本の救済のため国家予算の3分の1が投じられ、激しいインフレで人民が犠牲になりました。政府が言う「復興」で人民が救われたためしなどないのです。

強制収用可能に

 安倍政権は、「福島復興再生特別措置法」の今国会での改悪を狙っています。「帰還環境整備交付金」での用地買収を認め、国が「復興拠点」の指定地域だと指定すれば、住民が拒んでも土地や建物を強制収用できるようにしようとするものです。
 労働者を動員してインフラ整備を推し進め、帰還を強制するために、市東さんへの農地強奪攻撃と同じことを、全福島県民に対して行おうとするものであり、断じて認められません。
 小児甲状腺がんや原発労働者の事故死などが頻発し、収束のめども一切立っていないにもかかわらず、原発再稼働と戦争に突き進む安倍政権を打倒しましょう!
 命の問題に妥協はありません。「被曝労働拒否」「帰還強制反対」を貫き、現場からのストライキで闘う動労水戸、国労郡山工場支部の闘い、「避難・保養・医療」を掲げるふくしま共同診療所、NAZEN、全国農民会議、そして福島大学での学生自治会建設へと突き進む学生の闘いを今こそ発展させましょう。
 国策の破綻点として戦後の欺まんを暴いてきた福島―沖縄―三里塚の力で3・11反原発福島行動の爆発をかちとりましょう。それと一体の3・4第4回弁論―3・29全国総決起集会へともに闘いましょう!
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