3月ダイ改阻止、特急廃止反対 銚子地域集会が高揚 三里塚から反対同盟が参加

週刊『三里塚』02頁(0915号02面03)(2015/03/09)


3月ダイ改阻止、特急廃止反対
 銚子地域集会が高揚
 三里塚から反対同盟が参加

(写真 銚子市で開かれ成功した「ダイ改阻止・特急削減・廃止反対」地域集会【2月26日】)

 2月26日、動労千葉の呼びかけで「3月ダイ改阻止、特急削減・廃止反対」銚子地域集会が行われた。集会には85人が集まった。組合員と支援者、地元の労組関係者、そして商店街からも多数の市民が参加した。
 JR3月ダイ改で千葉・北総地域は、特急「あやめ」(東京〜佐原)が上下4本全廃、特急「しおさい」(東京〜銚子)上下2本廃止などが削減されるため、銚子・成田をはじめ沿線各自治体から反対の決議が上がっている。JRのローカル線の切り捨ては、やがては住民が生きていけない状況をつくりだす。住民を追い出す成田空港の第3滑走路建設と同じ新自由主義の社会破壊だ。この日の集会には、地方切り捨てに反対する北総地域の労農連帯の実現に向け三里塚から伊藤信晴さんと現闘がかけつけた。
 集会は、銚子支部書記長の司会で開会。関根銚子支部長と高橋佐倉支部長が「特急廃止に、地域の皆さんとともに反対の声をあげていく」「今から声をあげよう」と訴えた。田中康宏委員長は、3・14ダイヤ改定を「JRは成田線や内房線の特急を全面的に廃止・削減しようとしている。次はローカル線の第三セクター化。もうかる所だけ電車を走らす、これが新自由主義。地方切り捨ての攻撃だ」と暴露し、地域と一体となった労働者の闘いを提起した。連帯のあいさつでは、元銚子地区労議長と全水道労働者が「特急廃止を闘う動労千葉とともに許さない」と発言した。
 次に、隣町に住む退職した元銚子支部長が「OB会としても断固連帯して闘う」と決意表明し、木更津支部長の山中さんが3・7館山地域集会の結集を呼びかけた。これらの発言をまとめて司会が、「特急廃止反対署名」を提起し、ただちに取り組みの開始が満場の拍手で確認された。最後に、渡辺靖正元銚子支部長が「全組合員の力で3月ダイ改を粉砕しよう」と提起し、地域の先頭で闘う陣形の突破口を作り上げた。
 動労千葉・動労水戸の3・14ダイヤ改定阻止のストライキを断固支援しよう。3・14ダイ改は、「第2の分割・民営化」の攻撃である。国鉄(JR)労働運動を解体し、駅業務の全面外注化・非正規職化、車両基地統廃合による要員削減、不当配転・大量出向、ローカル線切り捨てを行う。今こそ全国のJR職場で働く正規・非正規の労働者、青年労働者を動労総連合に組織しよう。
このエントリーをはてなブックマークに追加