6・15国会闘争に全学連が決起 「安倍の戦争法阻止せよ」ゼネスト情勢切り開く

週刊『三里塚』02頁(0922号02面01)(2015/06/22)


6・15国会闘争に全学連が決起
 「安倍の戦争法阻止せよ」ゼネスト情勢切り開く

(写真 国会、霞が関を揺るがした包囲デモ【6月15日】)

(写真 学生集会の最後にシュプレヒール。戦争政治粉砕・安倍打倒を宣言【6月15日 参議院議員会館】)


 6月15日、全学連の呼びかけによる「6・15国会包囲大闘争」が国会、霞が関で闘われた。午前9時、全国の大学から続々と衆議院第2議員会館前に結集し、シュプレヒコールを上げた。「安倍政権による戦争政治を許さないぞ」「安保法案を廃案に追い込むぞ」「大学の戦争協力を許さないぞ」「日米安保体制を粉砕するぞ」
 国会周辺では多くの労農学市民が連日安倍弾劾の闘いに取り組んでいる。全学連の闘いは圧倒的な注目を集めた。
 午前11時半、200人が結集して、日比谷公園霞門で集会を行った。法大弾圧弁護団の森川文人弁護士、動労千葉の川崎昌浩執行委員、森幸一郎全学連書記次長が次々と安倍政権の安保法制制定の強行策動を弾劾した。正午、国会を包囲し、霞が関を揺るがすデモに出発。
 「みなさん、一緒に戦争法案を粉砕し、安倍政権を打倒しましょう」「労働者と共に闘おう」「学生とともに闘おう」と沿道に呼びかけた。
 午後3時半からは文部科学省にむけて、申し入れ行動を展開した。文科省前で、神奈川大の吉田耕君、京都大学の二川光君がアピールを行い、職員に申入書を渡した。
 申入書は最近明らかになった東京大学、東京工業大学、大阪大学などによる米軍と結託した軍事研究を弾劾し、軍学共同研究を推進する文科省の責任を追及した。
 4時半から衆議院第2議員会館前で抗議集会。憲法と人権の日弁連をめざす会の武内更一弁護士、全学連・斎藤郁真委員長、東北大学の青野弘明君、京都大学の作部羊平君、富山大学の藤井優輔君らがアピールを行った。
 午後6時半から参議院議員会館で学生集会が行われた。鈴木達夫弁護士が最初に講演を行った。鈴木さんは「60年安保闘争は25人の決起が出発点だった。60年、70年を超える闘いは必ず実現できる」「戦争を生み出す社会をゼネストで変えよう」と提起し、大きな拍手を浴びた。
 全学連の坂野陽平書記長が基調報告した。「各地で自治会選挙が前進している。キャンパスでストライキを実現し、戦争政治を止めよう」と訴えた。
 発言では、京都大学・作部羊平君、沖縄大学・赤嶺知晃君、法政大学・武田雄飛丸君、東北大学・澤田光司君が、「全国の大学で学生が自己解放的決起を開始している。このうねりを大学ストライキにつなげよう」と口々に訴え、6・15国会包囲大闘争を成功裏にしめくくった。

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