那覇空港で衝突寸前事故 「軍民共用」の危険あらわ

週刊『三里塚』02頁(0922号02面04)(2015/06/22)


那覇空港で衝突寸前事故
 「軍民共用」の危険あらわ


 6月3日、沖縄の那覇空港で、航空機同士の衝突という、あわや大惨事の事故が起きた。事故の原因は離陸しようとしていた全日空機の直前を管制官の指示を聞き間違えた航空自衛隊のヘリコプターが横切ったことにある。そのため急停止した全日空機の後ろから、日本トランスオーシャン航空機が突っ込んだのだ。
 事故の根本原因は軍民供用にある。とりわけ近年は、自衛隊機の緊急発進が増え、昨年度は468回と2010年度の4倍以上にもなる。さらに新自由主義政策の下で、LCCをはじめとする野放図な運航の拡大が行われている。那覇空港は滑走路が1本にもかかわらず過密度は日本で4番目。まさに「命よりも金もうけ」の典型だ。成田が置かれている状況もまったく同じ。改定された日米ガイドラインで軍事空港化が強行される成田を廃港に追い込もう。
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