全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 民主労総ゼネストと連帯を 7・15国会包囲へ 東北大学・I

週刊『三里塚』02頁(0923号02面01)(2015/07/13)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 民主労総ゼネストと連帯を
 7・15国会包囲へ
 東北大学・I

(写真 耕作権裁判の再開第1回弁論闘争で千葉地裁包囲デモを闘う反対同盟・支援【6月15日】)

 ぐずついた天気が続きますね。三里塚現地にも本格的な梅雨が到来しています。温度も水も足りているこの時期は、本当によく植物が育ちます。 きゅうりやズッキーニは、毎日毎日収穫作業を行わないと、育ちすぎてしまうくらいで、雨の中でも収穫作業は続きます。またこの時期は、本当に多種多様、色とりどりの野菜が採れる時期でもあります。
 にんじん、たまねぎ、じゃがいもにとうもろこし、ズッキーニやきゅうり、ピーマン、セロリ、ししとう、……赤、紫、黄色に緑の野菜がケースをにぎわせます。野菜と一緒にぐんぐんと育つ雑草を取って育て上げた野菜の収穫はその喜びも一入(ひとしお)です。
 ギリシャのデフォルト情勢に象徴されるように世界中で資本主義社会の崩壊が進む中で、あらゆるところで資本家階級と労働者階級の力と力の激突が始まっています。この情勢の中、49年間にわたって実力闘争を貫き、国際連帯を切り開いてきた三里塚闘争の真価があらためて問われています。
 現在、韓国では7月15日に構えられた民主労総の第2次ゼネストをめぐって、動と反動が入り乱れる激しい闘いに突入しています。4月24日の第1次ゼネストの爆発に追いつめられたパククネ政権は公務員労組への分断、全国教職員労働組合(全教組)の「法外労組」化攻撃に続いて民主労総ハンサンギュン委員長らに逮捕状を出し、ゼネスト破壊に全力を挙げています。さらに甲乙(カプル)オートテックでは会社が元警察官や軍の特殊作戦部隊出身者を集団入社させ、金属労組の支会を襲撃させるという行為にまで及んでいます。
 しかし、民主労総の仲間は「法外」になろうとも、暴力にさらされようとも、ストライキで、あるいは座り込み行動で断固これに反撃し、組合の団結を守って闘い抜き、第1次ゼネストを倍する闘いにうって出ようとしています。
 この民主労総の決起に確信を与えてきたのは何か。それは動労千葉、そして三里塚をはじめとする階級的労働運動を実力で闘う労働者、学生、農民との国際連帯です。全世界の労働者の力で全世界の資本家階級を打ち倒すことをもってのみ、労働者の命を、生活を守ることができることを彼らは知っているのです。そのためには一人一人の労働者が自らの問題として捉え、立ち上がることが必要なことを彼らは知っているのです。
 その突破口としての民主労総の闘いに肉薄し、これに応える闘いをする中でこそ安倍政権を打倒し、戦争を止めることができるのです。全国学生は7・15国会包囲大闘争の爆発で民主労総の闘いに応えよう!
 そしてその中でこそ、市東さんの農地を守る闘いを勝利させることができます。6月12日の農地法裁判控訴審での反動判決も、6月15日に再開された耕作権裁判も「国策裁判」であり、三里塚闘争つぶしのために国家意思として進められている攻撃です。
 そして第3滑走路計画やそれを取り巻く成田と芝山の「実現する会」の醜い利権の取り合いも、音を立てて崩れ始めた資本主義社会に何とかしがみつこうという絶望的な叫びでしかありません。この力関係をひっくり返す時は今だ!
 全国の労働者、学生は民主労総と連帯し、7・15国会包囲に立ち上がろう!
 実力闘争と国際連帯で安倍政権を打倒しよう! 農地法裁判最高裁決戦、耕作権裁判に勝利し、三里塚闘争勝利へ!
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