郡山で動労福島結成大会 動労総連合 7番目の組合

週刊『三里塚』02頁(0928号02面05)(2015/09/28)


郡山で動労福島結成大会
 動労総連合 7番目の組合

(写真 動労福島の結成大会で委員長に選出されあいさつする橋本光一さん【9月10日 福島県郡山市】)

 動労総連合傘下の7番目の組合として、動労福島が9月10日、満を持して結成された。この日は、結成大会前の郡山総合車両センター前の情宣行動、結成大会、さらに車両センターを一周するデモ、そして夕方から結成集会が連続して闘われた。
 結成大会で組合結成の発起人としてあいさつした橋本光一さんは、「動労福島の結成を決断したのは、獄中にとらわれながらすべてを奪還しようと積極的・主体的に生きる星野文昭さんの闘いを学んだからだ」と切り出し、「新自由主義と戦争の攻撃と対決し、職場と社会の主人公となるために動労福島を結成する」と宣言した。
 動労総連合書記長で動労千葉執行委員の川崎昌浩さん、動労千葉青年部の木科雄作さん、動労水戸の国分勝之副委員長、動労総連合・新潟の星野文男委員長、動労連帯高崎の木村洋一さんが、連帯のあいさつ。結成に至る過程を自らの闘いとして貫いてきたふくしま合同労組の藤井千賀子書記長が決意表明を行った。 その後、組合規約と運動方針を採択し、「階級拠点の強化の闘いに直ちに入る」という結成宣言を全体の拍手で確認した。委員長に橋本さんが選出された。
 大雨を突いて、郡山総合車両センターを一周するデモを貫徹し、夕方から動労福島結成集会が開かれた。主催者としてあいさつした橋本委員長が、動労福島結成の意義を、①戦争法案を強行する安倍に対する歴史的決起が始まっている中で、その闘いの先頭に立つ労働組合として動労福島を結成した。②全面外注化を軸とするJR大再編は青年の未来を奪う攻撃であり、これと真っ向から闘う労働組合が必要だ。③原発事故の福島にこそ闘う労働組合が必要だ。④動労千葉、動労水戸の闘いが切り開いた展望に断固続く――と4点にわたり提起した。
 連帯のあいさつを動労総連合の川崎書記長が行い、動労福島の結成を力に動労総連合を拡大すると表明した。動労水戸の辻川慎一副委員長が動労福島結成の歴史的意義を強調した。
 動労水戸、動労連帯高崎、動労神奈川の仲間が動労福島結成を讃えた。そして、動労水戸支援共闘呼びかけ人の小玉忠憲さんや東北地方の労組を中心にあいさつが続いた。福島・星野文昭さんを取り戻す会に続いて、3・11反原発福島行動委の椎名千恵子さんらが、原発事故から4年の福島の現状を怒りを込めて告発した。最後に動労福島の全組合員が登壇し、全体で団結ガンバローのこぶしを突き上げた。動労福島は労働運動史を塗り替える歴史的な闘いに出発した。
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