1・28 最高裁判所第3小法廷へ 反対同盟の申入書

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週刊『三里塚』02頁(0937号01面04)(2016/02/08)


1・28 最高裁判所第3小法廷へ
 反対同盟の申入書


 1月28日に最高裁に提出された反対同盟の申し入れ書を掲載します。
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 成田空港拡張のための市東孝雄さんの農地「強制収用」に反対する署名が全国から多数寄せられました。東京高裁・小林昭彦裁判長による市東さんの農民としての耕す権利を否定し、戦争につながる農地取り上げ判決の破棄を求めるものです。これは、市東さん一家が開墾から100年近く営農を継続してきた天神峰の地でこれから農業を続けられることを全国の人々が切に願い、裁判所が空港会社の手先として農民殺しに加担することのないように求める怒りの声です。本日ここに第1次分、11126筆の署名を提出します。
 最高裁第三小法廷・大谷剛彦裁判長、日置朋弘調査官は、耕す者の同意がなくても農地を奪うことができるという前代未聞の一審・二審判決を破棄し、農民の命である農地、作業場、農機具置き場、育苗ハウスなど生産手段を奪うことのないよう強く申し入れます。
 この裁判の行方に日本の農家、労働者の未来がかかっています。同意のないままに農地が奪われてしまったら、農家は生きていくことができません。農業が破壊されれば労働者もまた生きていくことはできません。私たち反対同盟は、社会の未来のために命をかけて農地を守り抜く決意です。裁判所は、同意のない農地強奪を認める実質的な強制収用=農民殺しに加担することのないよう重ねて申し入れます。
  2016年1月28日
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