7・3成功へカラービラ 若い人に三里塚アピール

週刊『三里塚』02頁(0944号01面03)(2016/05/23)


7・3成功へカラービラ
 若い人に三里塚アピール


 反対同盟から7月3日の50周年集会参加を呼びかけるビラが発行された(写真)。タイトルは「三里塚闘争50周年!これからも闘うぞ 農地を守り、沖縄・福島とむすぶ 7・3東京集会」。
 7・3集会は、単なる50周年のメモリアル集会ではない。労働者・農民・学生が血を流しながら国家暴力と実力で闘い続けた50年の蓄積の上に、〝強制収用〟を阻む新たな闘いの時として、まさに「今」闘うための集会だ。その決意を「これからも闘うぞ」の一言に示している。今は亡き市東東市さんの「闘魂ますます盛んなり」の言葉が思い起こされる。「農地を守り、沖縄・福島と結ぶ」とつづられた集会のコンセプトについて、裏面の呼びかけ文では「沖縄、福島の闘いに学び、三里塚から闘いを巻き起こし、安倍政治と闘う連帯の輪を広げましょう」と語る。50年の歴史に誇りと確信を持ちながら、「国策」をひっくり返していくために闘いを広げ、あくなき連帯を求めようというものだ。
 その上で、成田で今、何が起きているのか、それはどういうことなのかをコンパクトに問題提起している。かつて三里塚を訪れたことのある人びとの記憶を喚起し、若い人びとには「三里塚ここにあり」をアピールするものと言える。
 表面には誘導路に囲まれた市東さん宅の航空写真と最高裁署名提出行動の写真。裏面には沖縄の県民大会、反原発集会の写真と畑で仁王立ちする市東さんの写真を配した。「三里塚の今」をあらわしている。また、裏面には、「福島菊次郎と三里塚の今」と題して同時開催される写真展もあわせて紹介されている。
 これまでのビラとはイメージを一新したいと、今回、反対同盟のカラービラとしては初めてのA4横サイズで作成され、字体ひとつにも論議を重ねた。右肩には三里塚闘争50周年のロゴマーク。「反対同盟旗」と「50周年」をモチーフにしたデザインは、萩原富夫さんのアイディアだ。ビラ全体の配色は、市東孝雄さんのひと声で決まった。
 7・3集会の成功にかける反対同盟の思いがギュッと詰まったビラだ。 一方反対同盟は、5月9日、全国の労農学700団体・個人に向けて「7・3集会への賛同人呼びかけ文」を発出した。7・3集会に賛同してもらい、メッセージを送ってもらい、メッセージ集として、当日配布しようという取り組みだ。続々と賛同応諾文が返ってきている。
 7・3集会まであと一月。このカラービラを全力で活用し、多くの人々に呼びかけよう。

このエントリーをはてなブックマークに追加