沖縄 元米兵による女性殺害弾劾 6・19の爆発でゼネストへ

週刊『三里塚』02頁(0945号02面04)(2016/06/13)


沖縄 元米兵による女性殺害弾劾
 6・19の爆発でゼネストへ

(写真 嘉手納ゲート前で行われた女性殺害抗議県民集会【5月25日 沖縄県北谷町】)

 4月28日から行方不明になり、5月19日に遺体で発見されたうるま市の20歳の女性への米軍属(元海兵隊員)による暴行・殺害事件に対して、沖縄県民の怒りが沸騰している。
 戦後71年、「復帰」から44年たっても変わらない「基地の島」の現実が、未来ある青年の命を無惨にも奪い去ったのだ。誰もが21年前の1995年の少女暴行事件を思い出している。
 6・19県民大会の爆発で、海兵隊退去、全基地撤去を実現しよう。これが140万県民の声だ。 はっきりさせなければならない。沖縄の米軍基地はアメリカ帝国主義と日本帝国主義の世界支配の要であり、帝国主義による世界支配とは「核と戦争」であるということだ。朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラク・中東侵略戦争と、沖縄は「核と戦争の島」であった。そして今日、米日帝国主義による朝鮮侵略戦争突入への切迫情勢下で、またしてもその出撃拠点として、沖縄の米軍基地が使われようとしている。今回の事件はこのような情勢下で起こった。このことをあいまいにできない。
 「元海兵隊員逮捕」と報道された5月19日と同じ日に、グアムであの「黒い殺し屋」=B52戦略爆撃機が墜落した。そして沖縄はすでに全島が朝鮮半島と直結した戦場と化している。今回の事件は、こうした戦争情勢が引き起こしたのだ。
 かつて沖縄県民が闘った71年5・19、11・10の沖縄全島ゼネストは、当時の全県民の8割が参加し、米軍政を事実上の崩壊にまで追い込んだ。基地労働者の決起は米軍基地の機能を完全にストップさせた。基地労働者を先頭に140万県民が総決起する沖縄全島ゼネストで、米軍基地のすべての機能を止め、辺野古新基地建設を止めよう。「基地の島」の根底的変革への道を。そして朝鮮侵略戦争阻止へ!
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