団結街道裁判 市道廃止の違法を追及 〝9人の証人を認めよ〟

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週刊『三里塚』02頁(0945号02面05)(2016/06/13)


団結街道裁判
 市道廃止の違法を追及
 〝9人の証人を認めよ〟


 団結街道裁判が、6月3日千葉地裁民事第3部(阪本勝裁判長)で行われた。この日、左陪席の交代に伴う更新意見陳述と証人調べをめぐって攻防が行われた。
 まず原告・弁護団が、本件成田市道(団結街道)の廃道処分は市東さん追い出しを狙った前例のない違法・不当な暴挙であることを激しい怒りを込めて弾劾した。なによりも市東孝雄さんに「農業をやめろ・農業をやらせない」という攻撃であること。「空港の公共性」などと言うが、本当に公共性・公益性があるのか。人間は空港が無くても生きていけるが、しかし農業なしでは生きていけない。食糧の確保は不可欠であり、農業こそ人間が生きていくために必要で、最大の公共性があること等々を突きつけた。
 成田市やNAAは、市東さんが市道に隣接する畑に毎日通い、1日150台前後の車が走行していた事実を全く無視して「一般の用に供せられなくなった」などと言って、廃道の要件をねつ造し、道路法10条に違反して廃道処分を強行した。しかも住民の生活・営農を守るべき成田市議会は生活道路を破壊する違法処分の手先となった。
 これらのことを立証するためには市東孝雄さんをはじめ9人の証人調べが絶対に必要不可欠であり、証人採用をするよう裁判長に強く迫った。
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