参院選 〝貧困と戦争の安倍打倒を〟 鈴木候補 阿佐ヶ谷・荻窪で演説

週刊『三里塚』02頁(0947号02面02)(2016/07/11)


参院選 〝貧困と戦争の安倍打倒を〟
 鈴木候補 阿佐ヶ谷・荻窪で演説

(写真 阿佐ケ谷駅前で聴衆に訴える鈴木たつお候補【7月2日】)

(写真 阿佐ケ谷パールセンター商店街での〝練り歩き〟【7月2日】)


 参院選決戦の中間点となった7月2日、鈴木たつお候補は午後3時から杉並区阿佐ケ谷駅南口で大街宣を行い、そのまま阿佐ケ谷商店街〜荻窪駅まで〝練り歩き〟で区民と合流し、荻窪駅南口、北口で演説会を行った。
 阿佐ケ谷駅でマイクを握った鈴木候補は、「新しい政党をつくろう」を中心スローガンにしつつ、現在の安倍政治を3つの観点からメッタ切りにした。まず貧困問題。日本の非正規雇用はついに40㌫を超えた。数にして2000万人。この内、年収200万円以下の青年が1400万人もいるという。「社会が壊れかかっています。こうした人たちに襲いかかるもっとも悪らつな税金が消費税だ。8%に上げる、上げないの話ではない。消費税を全廃にしよう」「こういう主張を掲げるのは日本共産党も含めて既成政党にはいない。だから新しい労働者の政党を、この参院選をきっかけとして作っていきたい」と声を張り上げた。
 さらに、これも誰も言わない東京オリンピック問題に鈴木さんは鋭く切り込んだ。「東京オリンピックはゼネコンに利益を流し込むための道具であり、これに群がる腐りきった政治家たちの利権の温床になっている」「竹田なにがしというオリンピック委員会の理事長が、わいろ約2億3千万円にサインしていたことを認めた。このような金まみれ、薬まみれ、放射能まみれのオリンピックを今からでも遅くない、返上しよう」と訴えた。そして、すべてが安倍の戦争・改憲の政治に端を発していることを指摘し、「貧困と戦争は一体だ。貧困をごまかすために『挙国一致』『お国のために死ね』と言う戦争政治がばっこする。この選挙で安倍政権を打倒しよう」と締めくくった。阿佐ケ谷での演説会には動労千葉の田中康宏委員長、動労水戸の辻川慎一副委員長、弁護士の高山俊吉さんらがかけつけ、応援演説を行った。

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