8・14集会に650人 改憲阻止決戦へ号砲

週刊『三里塚』02頁(0950号01面04)(2016/08/22)


8・14集会に650人
 改憲阻止決戦へ号砲

(写真 650人が結集した8・14改憲阻止集会【東京・港区ニッショーホール】)

 8月14日、「今こそストライキと国際連帯で改憲阻止の大運動を/8・14大集会」が東京・虎ノ門のニッショーホールで開催され、650人が結集した。冒頭、主催者あいさつに立った葉山岳夫弁護士は、「議会内3分の2勢力は全人民の中では少数派だ。労働運動を中心とした人民の大衆的な大運動を巻き起こし、安倍政権の改憲攻撃を粉砕しよう」と訴えた。続いて、「許すな改憲! 大行動」代表呼びかけ人から国分寺本町クリニックの杉井吉彦院長と平和遺族会全国連絡会の西川重則代表が登壇した。杉井さんは、県民健康調査検討委員会が甲状腺検査を希望制に変えようとしていることを弾劾し、医療・介護・福祉の奪還を呼びかけた。
 西川さんは、1940年産業報国会の成立によって労組が解体された歴史に学び、全世界の労働組合の国際連帯で戦争を阻止しようと力強く訴えた。記念講演を行った鈴木達夫弁護士は、「世界史の転換点として新しい歴史の扉を開こう。天皇のビデオメッセージは憲法に定められた国事行為でない『象徴としてのお務め』を強調することで天皇制を支配階級の結集軸にしようとしている。天皇制の下でのエセ〝共同性〟など認められない。労働者人民の団結で新しい社会をつくろう。11月東京・ソウル全世界共同行動の呼びかけにこたえ力をつけよう」と提起した。
 松元ヒロさんの「われら99%≫国会3分の2」と題したコントの後、満場の拍手の中、韓国・公共運輸労組ソウル本部のコドンファン本部長が登壇した。労働基本権と公共部門を守るためストライキを組織していることを報告し、戦争をたくらむ資本と追従勢力に立ち向かい全世界の労働者と連帯して闘おうと熱烈に呼びかけた。
 続いて各界・団体からの発言が行われた。動労千葉の田中康宏委員長、動労水戸の辻川慎一副委員長、憲法と人権の日弁連をめざす会の武内更一事務局長、沖縄大学学生自治会の赤嶺知晃委員長、福島診療所建設委員会の佐藤幸子さん、婦人民主クラブ全国協議会の川添望さん、動労水戸の照沼靖功さん、全学連の斎藤郁真委員長がアピールを行い、司会の団結ガンバローで集会を締めくくった。

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