9・27支援連 4者協弾劾行動に決起 成田市役所―幕張会場で

週刊『三里塚』02頁(0953号02面02)(2016/10/10)


9・27支援連
 4者協弾劾行動に決起
 成田市役所―幕張会場で

(写真 成田市役所前で小泉市長弾劾の訴えを行う野戦病院の仲間【9月27日】)

 9月27日、第3滑走路のための「4者協議会」が千葉市幕張で開かれることに対し、三里塚闘争支援連絡会議(支援連)は、早朝と夕刻の弾劾闘争に立った。
 まず当日朝、支援連は成田市役所前で、4者協を推進する成田市長・小泉一成の弾劾闘争に立った。小泉市長は8月31日、記者会見で深夜・早朝の飛行制限の再緩和について言及し、「成田が生き抜いていくためにも議論する必要がある」と表明した。これは9月に開かれる4者協議会へのアピールでもあった。
 支援連は7時30分、市役所前に反対同盟の宣伝カーを乗り付け、大音量で弾劾のアピールを行うとともに「住民にいっそうの騒音地獄を強制する成田空港4者協の開催許すな」「深夜飛行の延長を要求する小泉成田市長を弾劾する」というビラを、出勤してくる職員たちに手渡した。通り過ぎた後戻ってきて受け取る労働者もいて、関心の高さをうかがわせた。
 夕方は午後5時30分から千葉市幕張のホテルで開催される「4者協議会」そのものを弾劾するため、支援連は成田市から反対同盟宣伝カーを乗り付けた。そして、「住民を騒音地獄にたたき込んでおいて何が『地域の繁栄』か」「成田は内陸空港だ。空港間競争など関係ない」「利権目当ての地元首長は恥を知れ」などの弾劾が幕張地域に鳴り響き、「4者協議会」に大打撃を与えた。

横芝光など説明会で住民の怒り噴出

 NAAなどは、住民の怒りに機先を制するため、10月中旬までと時間を区切って、早くもでっち上げ説明会を開始した。10月3日に成田市騒音対策地域連絡会議、6日に横芝光町など。さらに芝山町、多古町でも一気呵成に行い「説明は終了した」との体裁をつくろおうとしている。しかし、3日や6日の会場で、住民の怒りが爆発している。「内陸空港の成田は他の国際空港とは違う」「住民にはデメリットだけだ」等々。反対同盟は今後の説明会に対する住民への宣伝にも力を入れる予定だ。
このエントリーをはてなブックマークに追加