第3滑走路説明会 〝航空会社の利益より人間の生活優先しろ〟 住民がNAAを激しく追及

週刊『三里塚』02頁(0954号01面04)(2016/10/24)


第3滑走路説明会
 〝航空会社の利益より人間の生活優先しろ〟
 住民がNAAを激しく追及

(写真 説明会を報じる新聞【10月4日他】)

 「4者協議会」で承認された第3滑走路、B滑走路延伸、深夜・早朝便の延長の説明会、議会全員協議会などで噴出した、人びとの怒りの声を紹介する。
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《10月3日、成田空港騒音対策住民連絡協議会》
 「成田は内陸空港だ。騒音による飛行の制限は最初から分かっていたはずだ。他の外国の国際空港とは成り立ちが違うんだ。空港間競争と言って、騒音問題を無視してもらっては困る。そんな話は騒音被害を受ける住民には関係ない」
 「空港機能の強化という名の新滑走路やBランの延長、深夜・早朝便の拡大は認められない。空港にとってはいい案かも知れないが、住民にとってはデメリットだけだ」
《10月4日、山武市議会全員協議会》
 「夜間飛行の制限緩和の方針について、住民は最終的に発着時間が24時間になるのではないかという印象を持っている。断じて認められない」
 「結論ありきの事務的な説明をしても住民の理解は得られるはずがないじゃないか」
《10月6日、横芝光町説明会》
 「発着時間拡大は絶対に認められない。このままではさらに拡大して24時間営業になる。深夜の安眠を住民に確保することが真の共生ではないのか」
 「寝室に防音サッシをつけるなんて言われたって納得できない。オリの中で生活しろというのか。涼しいきれいな空気を入れたくても窓を開けられないのか。そんな生活絶対認められない」
 「深夜・早朝便の延長などとんでもない。4時間しか眠るなということじゃないか」
《10月6日 多古町説明会》
 「深夜・早朝の発着時間禁止は開港以来の約束じゃないか。それをいまさら時間延長など盗人猛々(たけだけ)しいよ」
《10月11日、芝山町説明会》
 「夜間飛行制限の緩和の理由としている、外国人のニーズと航空会社の利益を、地元住民の生活より優先しているということなのか。2013年の深夜・早朝便弾力的運用の時に『なし崩し的に拡大はしない』と約束した。あれはどうなった!」
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