12・12京大 「禁止告示」打ち破りデモ 〝韓国ゼネストに続け〟

週刊『三里塚』02頁(0958号02面03)(2017/01/01)


12・12京大
 「禁止告示」打ち破りデモ
 〝韓国ゼネストに続け〟

(写真 「集会禁止告示」を打ち破り学内デモを貫徹する京大生と全学連【12月12日】)

 12月12日、京大生と全国学生は、前日の全学連拡大中央委員会の熱気を引き継いで、京都大学同学会の呼びかけで京大大集会・京大包囲デモをかちとった。
 集会に先だって京大当局は新たに「告示第9号」で「法的措置を含む集会禁止」を通告してきたが、これを完全粉砕し解放的な集会とデモを貫徹した。
 この日までに集まった4学生への処分撤回署名は8831筆。集会への弾圧のために出て来た藤田学生課長に、被処分者の高田暁典君がその場で署名を提出しようとすると、藤田は許しがたいことに受け取りを拒否。これに対して集会参加者から嵐のような弾劾の声がたたきつけられた。他に出てきた十数名の職員も周りを取り巻いて「集会禁止」が書かれた看板を手に持ち、カメラで撮影するだけで集会参加者に一指も触れることができなかった。
 集会では作部羊平同学会委員長がアピール。「韓国・民主労総の闘いで『私たちに社会を止める力がある』ことを見た人たちが、チェスンシルゲートをきっかけにして行動を開始した。そして今の政治をひっくり返す革命を目指して闘っている」「安倍とパククネは軍事協定(GSOMIA)を締結した。戦争を準備し始めたわけだ。戦争によって革命のうねりをたたきつぶそうとしている。韓国のような闘いを昨年以上のストライキを打ち抜こう!」
 さらに京大生が続々と発言に立った。4回生の学生は「大学が学生の権利をことごとく破壊し、それに僕らが抗議していく。署名を集めて提出しても大学は一切無視して誰が集会に参加しているのかを撮っている。この大学のあり方に抗議していきたい」と力強く語った。
 集会後、京大を包囲するデモを打ち抜き、夕方は三条河原で労働者とともに集会と市内デモを行った。
 三条河原集会では赤嶺知晃沖縄大学自治会委員長が「『オール沖縄』の翁長知事は高江ヘリパッド建設を容認し、僕の住む浦添市への那覇軍港移設も容認しました。本当に許せない。今こそ韓国に続いて、あらゆる職場やキャンパスで『おかしいことにおかしい』と言って立ち上がる。そこに社会を変え、基地をなくす力がある」とアピール。集会後の市内デモは続々の飛び入り参加と大注目をかちとり、来春に向けてさらなる運動の拡大を誓った。
 12月11日、全学連は京都市内で拡大中央委員会を開催し、京大生を先頭に2桁の初参加者が結集し大成功を収めた。2016年の勝利から、「ロシア革命100年」の2017年決戦へ!
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