全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 青野君奪還しよう 京都で連日街宣 全学連三里塚現地行動隊 首都圏大学・F

週刊『三里塚』02頁(0961号02面03)(2017/02/13)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 青野君奪還しよう
 京都で連日街宣
 全学連三里塚現地行動隊 首都圏大学・F

(写真 南台の畑でたまねぎの移植作業を手伝う)

 僕は今年から現地行動隊として三里塚で闘っています。1月9日の旗開きから、約1カ月間の闘いを通して、僕は三里塚闘争が勝利の時を迎えていることを実感しています。安倍が推し進める改憲・戦争攻撃は、一方で労働者・農民・学生の膨大な数の決起を生み出しています。安倍の進める「働き方改革」は 8時間労働制を解体し、労働者を殺すものです。大学においても、「デュアルユース」や「産学連携」という言葉で、軍事研究が進められています。これに対し、労働者は「働く機械」であることを拒否するために、動労千葉を先頭にストライキで闘っています。大学においても京都大学でのストライキを先頭に学生の決起が巻き起こっています。
 三里塚現地においても、反対同盟と支援連絡会議による統一街宣や周辺住民に向けた一斉行動を一緒に闘う中で新たな「北総決起」への展望をつかんでいます。この間、大問題になっている第3滑走路と夜間早朝の飛行時間の延長という「空港機能強化」に対し、周辺住民からは圧倒的に反対の声がたたきつけられています。成田市、多古町、芝山町、横芝光町では部落としての反対決議が上げられ、「空港機能強化」に反対する看板を立てるという運動も始まりました。
 新年旗開きで呼びかけられた「一人一人が市東孝雄になって」いくことは、51年目を迎えた三里塚闘争を爆発させるための力です。農地を守り、実力での闘いを体現してきた三里塚闘争、僕自身は市東孝雄さんの姿を通して、三里塚闘争がどういう人たちの力によってつくられてきたのかを見てきました。「絶対に負けない」「絶対に勝つ」という市東さんの闘魂。不屈の反対同盟の闘い。農地を1億8千万円で売り渡すのではなく、1本100円の大根を作って生きていく市東さんの存在があるからこそ、僕は闘うことができると思います。
 また、萩原さんや市東さんの援農に入って分かったことは、「農業がどれほど大変か」ということです。土を耕して、種を蒔き、雑草を取り、野菜を収穫することは決して簡単なことではありません。援農を通して日々の団結の重要性を実感しています。市東さんとの団結にかけ畑へ駆けつけ、農作業をともにする中で団結をますます強化し、強制執行阻止決戦勝利へのぼりつめていきましょう。
 僕は今、反戦ストライキ弾圧と一体の、「公務執行妨害」というデタラメ極まりない罪で、1月29日に不当逮捕された東北大学の青野弘明君を奪還するために京都の地にいます。連日、街宣車を回しての警察署・裁判所への抗議行動や街頭宣伝を行い、青野くん奪還に向けたメッセージを集めています。仲間を全力で奪還する闘いは、獄内外の怒りを結びつけ、団結を拡大させる闘いそのものです。昨年3月の反戦ストライキ弾圧以降、多くの京大生が立ち上がり、討論の輪が広がっています。法を打ち破る人間の団結が一つひとつ生まれています。法律を超えた人間の団結には、絶対に安倍やトランプは勝てません。
 2月14日の審尋と千葉市内デモは市東さんを先頭にした反対同盟とともに、「絶対反対」の力を示す時がきています。韓国では、パククネ打倒の民主労総のゼネストに農民が立ち上がり、トラクターデモに立ち上がりました。
 今こそ、不屈の闘いを数万、数十万の規模で拡大させよう!
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