埼玉弾圧 3人の仲間を奪還 レンタカー割り勘が犯罪か

週刊『三里塚』02頁(0961号02面04)(2017/02/13)


埼玉弾圧
 3人の仲間を奪還
 レンタカー割り勘が犯罪か

(写真 反原発運動へのデッチあげ弾圧に怒り爆発【2月5日 さいたま市】)

 反原発闘争の先頭に立ってきたNAZEN(すべての原発いますぐなくそう全国会議)埼玉のメンバー3人が「道路運送法違反」容疑で不当逮捕されたデッチあげ弾圧事件で、勾留満期の2月7日、3人を不起訴、奪還した。不当弾圧を完全に打ち破る勝利だ!
 2015年9月、仲間同士で経費を分担し、レンタカーを借りて往復のガソリン代などの実費を割り勘にして福島県楢葉町に視察に行ったことが犯罪だとして埼玉県警は1月18日、3人を逮捕した。
 これは、高線量地域への帰還強制と住宅支援打ち切り、被曝強制の常磐線全線開通攻撃に真っ向から対決する6年目の3・11反原発福島行動に対する予防弾圧であり、福島圧殺攻撃だ。
 2月5日には、JR浦和駅前から埼玉県警本部へ怒りのデモが闘われた。デモには230人が参加し、「反原発運動つぶしを許さないぞ」「逮捕すべきは東電と国だ」「共謀罪先取りの不当逮捕だ」「すぐに3人を釈放しろ」と声をあげた。沿道では市民が大注目。多くの人がビラを受け取り、警察への怒りをともにした。
 3人を奪還した勝利に続き、帰還強制・被曝強制の攻撃を許さず、3・11福島行動を大成功させよう。

東北大でも弾圧

 一方、東北大学でも不当弾圧が強行された。1月29日、元東北大学自治会委員長・青野弘明君を2016年3月14日の京大反戦スト弾圧に抗議する勾留理由開示公判で、退廷命令による退廷時に「法廷警備員の足を蹴った」なるデッチあげで不当逮捕したのだ。絶対に許すことはできない。直ちに奪還しよう。
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