第3誘導路裁判開く 〝事業認定失効を認めよ〟

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週刊『三里塚』02頁(0962号01面02)(2017/02/27)


第3誘導路裁判開く
 〝事業認定失効を認めよ〟


 2月14日、千葉地裁民事第3部(阪本勝裁判長)で第3誘導路裁判の弁論が行われた。
 弁護団は、第3誘導路建設と成田空港そのものの違法・違憲性、反公共性を解き明かす学者の意見書を提出した。
 さらに、被告である国とNAAが、事業認定が失効した事実について「争わない」としていることについて、「失効を認めるのかどうか」と徹底的に追及した。
 阪本裁判長は「争わないと言ってるからもういいでしょう」などと繰り返し、被告をかばった。傍聴席からは「裁判長に聞いてるんじゃない」「国に答えさせろ」と怒りの声が次々と飛んだ。
 国とNAAは「騒音の発生源である空港敷地に住む市東を守る法律はない」、「住むことを予定していない土地に帰ってきて住んでる」等々の暴言の数々を撤回し謝罪しろ!
 報告会で市東さんは、「国側の態度は本当に許せない。自分たちさえ良ければいいというものだ。これからも絶対に追及していきたい」と怒りをあらわにし闘う決意を明らかにした。弁護団もさらに徹底的に追及していく決意を表明した。
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