守る会・茨城が総会 動労水戸が熱い連帯表明

週刊『三里塚』02頁(0963号02面04)(2017/03/13)


守る会・茨城が総会
 動労水戸が熱い連帯表明


 2月26日、市東さんの農地を守る会・茨城は第3回総会を開催した。現地からは太郎良陽一決戦本部長と全学連現地行動隊が駆けつけた(写真)。
 冒頭に、DVD『三里塚不屈の50年』を上映。続いて代表の木村郁夫動労水戸書記長が「強制執行は、生きるものから仕事と生活、誇りを奪うものであり、外注化・民営化と同質の攻撃だ。三里塚の絶対反対の団結が道しるべとなる。労働組合の復権のために新たな労働者を三里塚と結びつけよう」と力強く発言した。
 太郎良さんはアピールで、人生をかけて農地決戦を闘い抜く決意を明らかにし、「決戦本部の任務は、市東さんの農地強制執行に対する実力の闘いをやることだ。徹底非妥協実力闘争の全国共闘組織をつくろう。茨城のような闘いを日本全国につくれば勝利を展望できる」「第3滑走路建設の攻撃に対して周辺住民が怒りの声を上げ始めた。こことつながる絶好のチャンスが来ている。3・26全国集会に集まろう」と訴えた。
 2016年の活動報告では、細田三枝子・茨城連帯労組副委員長が「市東さんは命を生み出し、つなぐ重要な闘いをやっている」と強調、昨年取り組んだ街宣や援農などを報告した。続いて、会計報告が全体で確認され、行動方針として、①3・26全国集会への全力結集②援農と現地調査への青年の組織③緊迫した裁判闘争への取り組み④保証金カンパをはじめとする闘争資金闘争への取り組み⑤会員の拡大、という5点が提起された。
 参加者からは、現地行動隊の「茨城の会を労働組合が中心になって立ち上げたことは決定的だ。三里塚闘争を知ることで人は変わる。援農などで新しい人を誘ってほしい」という発言を皮切りに、産直野菜を通した交流や、51年闘い続けていることに韓国・民主労総の仲間も感動していることなど、実際の取り組みに根ざした意見が出され、活発な議論となった。
 最後に、石井真一・動労水戸委員長が「どんな思いで農業をやっているのか、学びながら交流することが大事だ。動労水戸は、3月ダイヤ改定に対してストライキを構えて断固闘う。被曝強制の常磐線開通に反対し、3・11反原発福島行動を成功させ、その力で3・26全国集会へ」と全体の討論をまとめた。木村代表から太郎良さんに保証金カンパが手渡され、窪寺誠・県西合同労組会計の音頭で団結ガンバローを三唱した。

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