習志野市解雇撤回裁判 市の居直りに怒り

週刊『三里塚』02頁(0965号02面04)(2017/04/10)


習志野市解雇撤回裁判
 市の居直りに怒り


 4月7日、習志野市がによる障がい者への不当解雇を撤回させる裁判の第3回弁論闘争が千葉地裁・民事第3部(阪本勝裁判長)で開かれ、習志野市側を圧倒した。
 この裁判は、習志野市に障害者枠で採用された男性が、試用期間終了と同時に解雇されたのは不当として、解雇取り消しを求めた訴訟だ。前回2月17日には反対同盟事務局員の伊藤信晴さんが参加し、この日は三里塚現闘が参加した。
 解雇理由となった「勤務成績が60点に達しなかった根拠を示せ」との追及に対し、市側代理人は「採用基準は成文化はされていないが、文章になっていなくても基準は基準だ」と居直りに終始。傍聴席を埋め尽くした傍聴者から怒りのこもった声と視線が突きつけられた。
 近くの会場で行われた報告会で当該の男性が「多くの支援を得て、解雇へのこの怒りは個人的なものではなく社会的なものだと分かったので気力が湧いてきた」と語ると大きな拍手が起き、全員で勝利を誓った。
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