団結街道

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週刊『三里塚』02頁(0976号01面04)(2017/09/25)


団結街道


 徳島刑務所包囲デモに今回初めて参加することができた。9月に入ったにもかかわらず、徳島は灼熱の太陽が照りつけ、じりじりと皮膚を焦がす▼この暑さでクーラーもなく、上窓の開放も許さず、濡れたタオルで体も拭かせない徳島刑務所の殺人的所行に対する怒りがわいてくる▼徳島駅前での街頭宣伝では、毎月仕事で訪れる労働者が先月ビラをもらってみたからといって署名をしてくれた。地元での地道な活動の継続の重みを感じた。さらに、昔こういう活動やっていたからと観光に訪れていた人からも署名をいただく。70年安保・沖縄闘争には本当に多くの人が決起したのだとあらためて気づかされる▼駅前から「星野希望バス」に乗り、河川敷に到着。全国からも続々と仲間が結集してくる。青年が企画・準備したプレ企画が行われ、趣向をこらしたパフォーマンスが新鮮で三里塚集会でも取り入れられないかと密かに思う▼集会は、物理的にはあらゆるものを奪われた星野さんの存在と闘いと一つに闘うことこそが、全てを奪い返し今度は権力者を刑務所に叩き込む力になることを確信させる▼デモのハイライトは正門前でのソリダリティの合唱だ。想像していたよりも小さな扉の前には星野文昭さんの写真を中心に、大坂正明さん、韓国・民主労総ハンサンギュン委員長の大写真パネル。無実だから即解放を! 更正保護委員会に要望書を送ろう!
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