星野文昭さんから10・8集会へのメッセージ 北原事務局長の遺志継ぎ「三里塚に」の約束果たす

週刊『三里塚』02頁(0978号02面05)(2017/10/23)


星野文昭さんから10・8集会へのメッセージ
 北原事務局長の遺志継ぎ「三里塚に」の約束果たす


 北原鉱治さんが、10年前に徳島まで足を運んで私に会いに来られ、親しくお話しできた光景が、昨日のように思い出されます。1971年秋の現地闘争以来の再会でしたが、空白を感じさせず、「三里塚に来い!」が約束の言葉でした。
 北原さんは、信念の人だったと思います。戦争を身をもって体験して、その本質が財閥など1%のために労働者人民を殺し合わせるもの、「戦死者」の半分以上に餓死・病死を強いるものであることが骨の髄まで刻み込んでいたからこそ、二度と戦争を許さない、戦争の無い世の中を、という信念は一点の曇りなく譲ることのできないものだったと思います。だから北原さんにとって三里塚軍事空港建設は絶対に反対し、農地死守が勝利の道であることは揺るぎなく、幾度かの脱落・逃亡と闘うことによって、それは不動のものになり、その真の勝利が労農連帯にあることも闘いの中で揺るぎないものになっていったのだと思います。
 それは今日の情勢の中で全ての労働者人民に勝利の道を示すものになっています。
 面会での「三里塚に来い」は、その闘いを一緒に闘おうということであったし、その約束は必ず果たしていきたいと思います。無実で無期43年投獄の星野、46年指名手配の大坂正明さんの解放をかちとりましょう。
(徳島刑務所在監)
このエントリーをはてなブックマークに追加