動労水戸が団結旗開き 伊藤さんが労農連帯の訴え

週刊『三里塚』02頁(0984号02面03)(2018/01/22)


動労水戸が団結旗開き
 伊藤さんが労農連帯の訴え

(写真 国分勝之副委員長【左】が作成した北原鉱治事務局長の遺影を手にする伊藤信晴さん)

 1月14日、水戸市内で動労水戸団結旗開きが開催され、三里塚反対同盟事務局の伊藤信晴さんと全学連現地行動隊が参加した。
 旗開きに先立って第36回定期大会の成功をかちとった組合員と家族、支援の仲間の顔には決意とやる気が満ちあふれ、活気ある会となった。
 司会は副委員長の国分勝之さんだ。会場には昨年8月に亡くなった北原鉱治・反対同盟事務局長が94年に旗開きに参加した際の顔写真が飾られ、会の始めに黙禱が捧げられた。
 乾杯に続いて石井真一委員長が年頭のあいさつを行い、「組合大会で常磐線全線開通反対に向けて、署名運動と地域集会を次々やっていこうという方針を決めた」「元気よく組織拡大に向けて闘っていく」と語った。
 次に伊藤さんが発言に立ち、昨年の市東さんの裁判闘争や空港機能強化策との闘いでの勝利の報告を行い、「われわれは勝てる。攻めていける情勢になってきている」「労働者の解雇を撤回する思いとひとつになって、農地を死守していく」と述べ、3・4芝山現地闘争、3・8請求異議裁判への結集を熱烈に訴えた。
 さらに動労千葉OB会、革命的共産主義者同盟、動労水戸支援共闘、茨城・星野文昭さんを取り戻す会、動労総連合青年部の仲間などが発言し、歓談へと移った。会場各所では組合員や家族、全国から集まった仲間が活発にあいさつや議論を交わした。伊藤信晴さんや行動隊も参加者の中に分け入って交流を深めた。
 現地行動隊にもマイクが渡され、「全国の学生と労働者の最先頭で三里塚闘争を勝利させていきたい」という決意を表明した。そしてそのために、今立ち上がり始めている空港周辺住民の現実、農村の現実に肉薄していく中で、労農同盟の発展と運動の拡大をかちとることを誓った。そして、2018年は天皇代替わりを「静かな環境」で行いたいと表明する安倍政権を打倒するために、労働者・農民・学生の先頭に三里塚が立つという闘志を表した。
 いわき合同ユニオンの青年は勝利の報告を行い、動労水戸の30年間の闘いに触れて人生が変わり、「技術や社会を守る人間をつくっていくのが団結のあり方だと学んだ」と語った。
 最後に池田学執行委員の音頭で団結ガンバローを行い、2018年決戦を闘う決意を会場全体で打ち固めた。
(全学連現地行動隊長 今井治郎)
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