国鉄集会 解雇撤回まで闘うぞ 新たな1047名闘争へ

週刊『三里塚』02頁(0986号02面02)(2018/02/26)


国鉄集会
 解雇撤回まで闘うぞ
 新たな1047名闘争へ

(写真 熱気があふれた国鉄集会【2月11日 船橋】)

 2月11日、国鉄闘争全国運動が呼びかけた「国鉄分割・民営化による不当解雇から31年」の国鉄集会が船橋市で開かれ630人が集まった。
 国鉄闘争は連合・全労連の労働者支配を打ち破るものだ。集会では、解雇者たちの新たな労働委員会闘争に立ち上がる不屈の労働者魂にストレートに心打たれた。最高裁で不当労働行為が確定しているのに、JRは団交にすら応じていない。こんなことが許されてよいのか。動労千葉争議団の中村仁さんが「何歳になっても私は絶対JRに戻る」と表明し、動労総連合1047協議会の小玉忠憲代表の「JRは動労千葉と私を排除した。これは絶対に忘れない」との発言は、不当労働行為と資本に対する労働者としての心底からの人間の叫びだ。新自由主義が破綻し、安倍の労働法制改悪など今ほど労働者が軽んじられている時代はない。1047名解雇撤回の闘い、ローカル線廃止・地方切り捨てとの闘い、外注化・分社化・転籍阻止の闘い、常磐線全線開通阻止の闘いなど国鉄全国運動が光り輝くときである。
 また、米日の朝鮮半島への核先制攻撃と安倍の改憲発議が切迫している中、改憲阻止闘争も国鉄全国運動の発展でけん引しようと訴えられた。動労千葉の田中康宏委員長は、労働運動をよみがえらせることが改憲と戦争を阻止する道であることを強調した。一人ひとりが職場や地域で信頼と団結を獲得し、運動と組織を作り出さねばならない。
 韓国鉄道労組が権力の不当逮捕を跳ね返し、ゼネストを何度もやり抜くことで解雇者全員の復職を実現した闘いに学ぼう。
 動労総連合1047協議会の呼びかける、ローカル線切り捨て反対と国鉄解雇撤回の署名に取り組もう。労働運動の力で戦争と改憲を阻もう。
(神崎尊)
このエントリーをはてなブックマークに追加