北総の空の下で 農民会議総会 分断攻撃との闘い

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週刊『三里塚』02頁(0986号02面06)(2018/02/26)


北総の空の下で
 農民会議総会
 分断攻撃との闘い


 1月27日、市東孝雄さん、米農家の小川浩さんらと、農民会議の総会参加のため福島に向かいました。22日首都圏を襲った大雪が、まだ田畑をすっぽりおおっています。北上するほど雪が少なくなるなんて! 変化する風景を楽しみながら福島に向かいました。「これだけ時間をかけ現地集会に来てくれてるんだね」と市東さん。
 今回福島で感じたのは、復興キャンペーンが住民に分断を持ち込む厳しさです。
 「オリンピックで全てを消し去ろうとしている。消しゴムで全ての犯罪を消すように、何も学ばずに消し去ろうとしている。悔しくて悔しくて…」思わず絶句した農民会議代表鈴木光一郎さんの言葉が忘れられません。温厚な鈴木さんが、3・11直後搾った牛乳を捨て続けた話をした時にも見せなかった激しさです。東北弁でとつとつと語る斉藤栄一さん、突き抜けた明るさで全国を飛び回る希望の牧場の吉沢正巳さん。共通するのは、ベコに対する愛情と全原発廃炉のゆるぎなさです。「街宣車から『どうも!浪江町で一番元気なおじさんです!復興なんて虚しい願望だ!』そう訴える吉沢の言葉は町民にとって耳が痛い。しかし駅には誰もいない」「浪江町民は大きな矛盾を抱えて生きている。そして希望の牧場の牛たちは、そんな吉沢に生かされている」——現地ルポの一節です。絶対許せないのは、復興を望む県民の気持ちを逆手に取った政治利用と、犯罪的な原発再稼働です。
北里一枝
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