11・4日比谷野音へ 改憲阻止する1万人の力を

週刊『三里塚』02頁(1002号01面04)(2018/10/22)


11・4日比谷野音へ
 改憲阻止する1万人の力を

(写真 東京ーソウル国際共同行動として開催 )


 11日4日、東京・日比谷野外音楽堂で、「全国労働者集会&改憲阻止!1万人大行進」が開催される。今秋臨時国会での改憲発議を阻止し、労働大改悪に反撃するために結集しよう。
 安倍首相は、次期国会に、自民党改憲案を提出し、一気に改憲発議にもちこもうとしている。国民投票は、発議から「180日以内に実施する」と定められている。安倍の改憲プランでは、来春の天皇退位の前に実施することを狙っている。
 安倍改憲案は、憲法9条に自衛隊保有を明記するものだ。10月14日自衛隊観閲式の訓示で、安倍は「自衛隊員が誇りを持てるため責任を果たす」と、改憲を改めて強調した。憲法9条に自衛隊保有を明記すれば、戦力の保持を放棄した9条は戦争を合法化する条項に変質する。戦後70年余にわたって阻んできた改憲・戦争へ留め金が外されようとしているのだ。
 安倍の戦争・改憲の攻撃に対する反撃が開始された。沖縄県知事選は、与党のなりふり構わぬ集票活動にもかかわらず、「辺野古新基地建設反対」の沖縄県民の意思が大差で示された。金や権力に屈しない怒りは、日本全国にある。安倍は倒せる。すべての怒りを11・4日比谷に集中しよう。
 リーマンショックを超える世界大恐慌が迫っている。超金融緩和と財政投入で景気浮揚を図るやり方がついに限界に達した。帝国主義・大国間の争闘戦は、通商戦争から現実の戦争に転化しつつある。世界経済が収縮する中、戦後盟主のアメリカを先頭に自分だけが生き残ろうと全世界で労働者階級に対する戦争動員と抑圧の攻撃が強まっている。国家主義、排外主義の嵐に対し世界戦争を阻止する力は、全世界の労働者の団結だ。労働者の力で死に瀕した資本主義を打倒する時だ。
 韓国では一昨年来の「ろうそく革命」でパク政権を倒した。米国では「ラストベルト」の教育労働者が次々とストに立ち上がり、トランプ政権を揺るがしている。州財政破綻によって週4日しか学佼が開けず、多くの子どもたちが貧困に苦しむ「教育崩壊」の現実に対し大反撃が始まった。
 1l・4集会&大行進には、韓国・民主労総、米国ILWUなどアメリカ教育労働者をはじめ世界各地から闘う仲間が結集する。関西生コン支部への不当弾圧、JR乗務員制度解体などの労組破壊を打ち砕こう。闘う労働運動をよみがえらせ、改憲発議を絶対に阻止し、新自由主義攻撃を終わらせよう。

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改憲発議させない 過労死・非正規職化・解雇自由と闘う
11・4全国労働者総決起集会&改憲阻止1万人行進
 東京・日比谷野外音楽堂
 11月4日(日)正午開始 午後3時銀座デモ出発 
 呼びかけ 全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部/全国金属機械労組港合同/動労千葉/国鉄闘争全国運動/改憲・戦争阻止!大行進

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