5・1メーデーに立とう 天皇制攻撃粉砕し銀座デモを

週刊『三里塚』02頁(1014号01面02)(2019/04/22)


5・1メーデーに立とう
 天皇制攻撃粉砕し銀座デモを


 東京・杉並区議選での、ほらぐちともこさんの当選は、日帝の改憲・戦争攻撃を打ち砕く突破口だ。沖縄の衆院補選の辺野古基地反対派の勝利とともに安倍を追い詰めている。改憲・戦争阻止の最前線である三里塚もまた、国家・資本による市東孝雄さんの農地強奪攻撃を粉砕し続けている。この勝利をバネに、天皇代替わり攻撃粉砕、5・1メーデー銀座デモを闘い、5・13耕作権裁判に駆けつけよう。
 世界戦争の切迫と労働者に対する搾取と圧制の攻撃に対して、ストライキが全世界で噴きあがっている。5月1日のメーデーは、労働者の闘いと国際連帯の日だ。安倍政権は、5・1メーデーに新天皇即位式をぶつけた。この攻撃を絶対に許してはならない。
 2月24日の「天皇在位30周年式典」に続き、退位に向けた各種行事を連日、大々的にキャンペーンしている。戦前の天皇制を想起させるおぞましさだ。労働者の階級意識と階級闘争を暴力的に破壊し、排外主義と国家主義で侵略戦争に動員する決定的なテコである。

消えぬ戦争犯罪

 日帝が危機を深めれば深めるほど、ブルジョアジーにとって最後の要として天皇制が必要になる。しかし、天皇制は第2次世界大戦の敗北と労働者の闘いによってボロボロである。戦犯天皇の大罪は消すことはできない。ヒロヒトは、2千万人以上のアジアの労働者人民の命を奪った張本人だ。労働者人民は天皇のために命を捧げるよう強要され、これに抵抗した人々は「非国民」として徹底的に弾圧された。とりわけ朝鮮の人々は、日帝の植民地支配によって名前も言葉も奪われ、徴用工として強制労働をさせられ、女性は軍隊慰安婦として性奴隷にされた。
 ヒロヒトは、「戦争放棄」をうたった憲法のもとで「象徴天皇制」として延命した。現在の象徴天皇制は天皇の戦争責任を免罪し、極悪の戦争犯罪を隠蔽(いんぺい)した上に成り立っている。ヒロヒトもその息子アキヒトも、アジアの人々に謝罪をしたことは一度もない。とりわけアキヒトは戦争責任から逃げ回り、戦跡などへの「慰霊の旅」を繰り返すことで戦争犯罪の主犯の息子である自己を「国民統合の象徴」として押し出すことに必死になってきた。

改憲阻止しよう

 日本の労働者階級の力で、差別と抑圧、戦争の元凶である天皇制を安倍政権もろとも根こそぎ一掃しよう。5・1即位式粉砕は、その第一歩である。天皇制攻撃は、繰り返される儀式を通して強化される。昭和の代替わり儀式を見れば、それ自体が、天皇攻撃のエスカレーションであり、同時に中国・アジアへの侵略戦争過程であった。1928年の「新天皇の創出過程」は、労働者・学生1600人が一斉逮捕された3・15弾圧に続き、治安維持法の改悪と全国への特高警察(思想警察)の設置が、いずれも緊急勅令(天皇の命令)で行われ、日本は破滅的な15年戦争へと突き進んだ。再び、この攻撃を許すことはできない。5・1即位式粉砕へ、労働者のメーデーデモで断固闘おう。
 5・13耕作権裁判・千葉地裁デモに駆けつけ、労働者・学生・農民・市民の大隊列で市街地を席巻しよう。

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労働者の団結で、改憲・戦争させない!
天皇即位でメーデーをつぶさせない!
5・1メーデー 銀座デモ
 5月1日(水・休)午後1時開始(正午開場)
 銀座ブロッサム中央会館ホール
 集会後、銀座をデモ行進
 主催/「改憲・戦争阻止!大行進」実行委員会

5・13耕作権裁判・デモ
 5月13日(月)午前9時 千葉市中央公園集合
 集会後、千葉市内デモ出発
 10時30分開廷 千葉地裁
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