婦人行動隊・宮本さん、木内さん、洞口区議 三里塚と杉並を結んで

週刊『三里塚』02頁(1019号01面02)(2019/07/08)


婦人行動隊・宮本さん、木内さん、洞口区議
 三里塚と杉並を結んで

(写真 右から反対同盟婦人行動隊の木内敦子さん、宮本麻子さん、洞口朋子杉並区議【30日】)

 ——久しぶりの再会ですね。
 木内 杉並区議選で女性で若者の洞口さんは、絶対当選すると思っていました。
 宮本 荻窪の街頭演説にも行ったのですが、洞口さんの演説する迫力がすごかった。周囲を巻き込んで、一生懸命、気持ちをのせる姿。それを通して人を動かすという感じでした。
 洞口 ありがとうございます。
 国策との闘い、沖縄―福島―三里塚の闘いはやはりどこでも同じ共通の課題としてあると実感しています。自民党の議員などからは、区議会議員なんだから三里塚や沖縄に行かずに杉並区のことだけやれと言われます。だけど、議会の中では、「国の方針にのっとり」という言葉を田中区長はじめ繰り返すんですよ。やっぱり杉並だけの問題なんていうのはないし、三里塚の問題は自分たちの問題だと、そういう立場で行動していく議員になりたいと思います。
 木内 そうだよね。杉並が離れ小島のようにぽつんとあるわけじゃないからね。当選は本当にうれしい。協力できることは何でもやりたい。
 ——洞口さんは、三里塚の産直野菜をとってくれています。
 洞口 私は料理が下手なのでもっと美味しくなるはずと思ってますが、弁当に野菜をいっぱい詰めてもりもり食べてがんばっています。産直の消費者としても、三里塚の野菜を広めたいですね。
 木内 料理は塩加減が大事だよね。いい塩を使うと大体美味しくなるからがんばって。私お母さんみたいだけど。(笑)
 宮本 確かに、親子くらい年齢が離れてるね。
 ——世代を継いで闘っている三里塚らしいアドバイスですね。
 宮本 洞口さんは、自分は杉並区で長谷川さん、北島さんの次の三代目ということを言っていました。やっぱり議会で1対47となるような場面も多々あると思いますが、洞口さんの後ろには若者がいて、女性がいて、三里塚―沖縄―福島、全国の仲間の思いがあります。ぜひ議会でもがんばってほしい。
 木内 最近、アメリカに行ってきたのですが、20代の若者がもしかしたら暴動を起こすかもしれないという話を聞きました。びっくりしましたが、もし日本でそういう状況になったら洞口さんが先頭に立って、いけるなって思いました。
 洞口 今の若い人たちは本当はラジカル(根底的)なんです。だけど、職場やキャンパス、街頭で資本や当局、国家権力とどのように闘ったらいいのか、誰と一緒ならできるのか、ということがわからないから、怒りが闘いとして表面化していないだけだと思っています。だから三里塚のような闘いを日本全国に広げることができれば本当にすごいことができると感じています。
 木内 そうなんだよね。普通に20代の子たちがそういう話をしていると聞いて、これは期待できるなって。日本では若者の怒りの先頭に立って闘える人が杉並で誕生したのは画期的です。
 ——天神峰カフェにも若者が集っています。
 木内 いろんな人が来て、三里塚を広める様々な切り口が見えてきた。そこでまたつながっていければと。
 宮本 空港周辺地域の方へももっと広げていきたいですね。
 洞口 またぜひ仲間と参加したいです。
 ——ありがとうございました。
(6・30天神峰カフェ)
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